新しい働き方実践者を代表する5名! 現在の心境、そして『THE LANCER』読者へ送る言葉とは?

ワークスタイルの先端を走る5名! 彼らの道のりと今の心境
その年度で活躍されたフリーランスを表彰する『Lancer of the Year』。2回目を迎える2016年の受賞者の中から、今回は5名に「これまでの道のりと受賞後の心境」についてお話を伺いました。
自分らしく、自由な働き方を手に入れた受賞者のフリーランス達。彼らは今、何を想うのでしょうか。また、受賞後の仕事の変化、普段から意識していることとは!?
2年連続受賞! 更なる成長が今の目標。Webディレクター・山田祐太さん
■ 名前:山田 祐太さん ■ 職種:Webディレクター ■ 居住地:大阪府堺市 ■フリーランスになった経緯と現在の暮らし: HPやLP制作のWebディレクターとして活躍する22歳。大学を中退しECサイトを立ち上げた。発注側としてランサーズを利用しているうちに、制作に携わりたい気持ちが芽生え受注側へ。2014年にはその活躍が認められ、『Lancer of the Year 2015 ルーキー賞』受賞。その後、成長著しく、2年連続での受賞。目標は法人化すること。 |
ー『Lancer of the Year 2016』当日に他のフリーランスとコミュニケーションをとった感想、印象に残っている話などを教えてください
皆さん悩みが多かったという印象があります。そこまで多くの人とお話はしていませんが、「単純に案件が取れない」「こういったクライアントが来たらどうすればいいか」この悩みが多く聞こえました。
ですが、その2つの悩みには正直答えがないと思っています。アドバイスは出来ますが、そのアドバイスをどう自分で工夫して提案、又はクライアントへの対応をするかだと思うので、私の考えが伝わっているかは分からないのですが、色々お話させて頂きました。
ーフリーランスとして活動してきたなかで、これまでの失敗談を教えてください
やはり最初のころ、最大の壁だったのは「受注が取れない」です。というより、「提案しても全く反応が無い」と言った方が正しいかもしれません。私はこの業界に入ったのが、ランサーズが初だったので当たり前の様に実績も「0」でした。
最初の数ヶ月は当たり前の様に仕事も0でした。その時に、今現在では一番私はやらない様にしようと考えている、「安さで勝負」をしてしまい、受注した後に気づいたのが、時間掛かるし、かなりの赤字。という事でした。
正直同じ失敗を1度ではなく、その当時は2度3度としてしまいました。でもそれ以外自分に勝負出来る事がない……。と勝手に思い込んでいました。
ー上記の失敗に直面した後、どのようにリカバリーしたのかを教えてください
その時に考えたのが、「一度も会わずに仕事を終える事が多い」という事を当たり前なのですが、やっと気づきました。じゃあクライアントさんはランサーを選ぶ時に、何か不安はあるだろうか。
「実績はもちろんだが、その他に何を重視するんだろう。」という事を考えた結果、レスポンスの良さ、コミュニケーションをどれだけ取れるか、が私の答えでした。
仕事も無かった私は、提案して、そして連絡を頂いたランサーさんにはすぐに返信、どんなホームページを作成したいかを聞き、提案をしました。
すると、びっくりする事になんと実践してからすぐに案件を私に依頼して頂きました。そこから急激に案件を依頼して頂く様になり、表彰されるまでになりました。
「受注ゼロ」を乗り越えて、会社員時代の2倍の収入に! ロゴデザイナー・前川達人さん
■ 名前:前川 達人さん ■ 職種:ロゴデザイナー ■ 居住地:大阪府大阪市 ■フリーランスになった経緯と現在の暮らし: ロゴデザイナーという、あまり知られていない肩書で活動中。ランサーズ利用から8ヶ月間は受注ゼロ。継続することで当選確率が上がり、実績を積み上げる。仕事・インプット・リラックス・食事・睡眠・遊びの6つがあって、初めてLIFEになるが持論。クラウドソーシングによって、バランスのとれた生活を送っている。 |
ー『Lancer of the Year 2016』へのエントリー理由についてお聞かせください
周りからの薦めもありましたが、なにより自分と同じフリーランスの方達とお会いしたかったのが大きな理由です。
ー授賞式に参加されてみての感想をお聞かせください
受賞者同士の繋がりが出来たことがやはり一番大きいです。日頃ご活躍されている方のSNSで最新情報をみると私自身も気合いが入りますし、会場で出会った人の中にはすでに仕事上で力を貸していただいている方もいます。
ーフリーランスとして活動してきたなかで、これまでの失敗談を教えてください
顔を見合わせない文面だけでのコミュニケーションでは温度感を互いに伝えきれず、誤解が生じることも多々ありました。
ー上記の失敗に直面した後、どのようにリカバリーしたのかを教えてください
直接話さないと理解しにくい内容や、専門的で複雑な話などは、連絡先公開申請をお願いして電話番号をお聞きし、こちらから電話をかけるようにしています。
ーこれを読んでいる読者に対して一言メッセージをお願いします
フリーランスになるのは難しくない時代です。でもその中で生き残っていくには相当の努力と精神力と体力が必要で、そう簡単ではないです。そんな中で大切なのは他者を羨んだり妬んだりするのではなく、自分の信念を貫くことと、周りに対する敬意と思いやりを忘れてはいけないと感じています。
努力に対する正当な対価がモチベーションに! タスクワーカー・細山 りさ さん
■ 名前:細山 りさ さん ■ 職種:タスクワーカー ■ 居住地:奈良県奈良市 ■フリーランスになった経緯と現在の暮らし: 在宅ワークを探すなか、夫の勧めからランサーズを知る。主にタスクの仕事を手がけ、日々、10,000文字以上の入力をこなす。体験談やコラム執筆の依頼が増え、パート時代と比べて時給換算で3倍程度に。努力が正当に評価される働き方に魅力を感じている。 |
ー受賞された今、率直な感想はいかがですか?
実際に受賞の連絡をいただいたときは、何かの間違いかな? と思ってしまいました。周りに受賞の報告をした際、とにかく皆驚いていたのが印象的でした。
ー授賞式に参加されてみての感想をお聞かせください
若い方ばかりで場違いな気持ちでした。でも、刺激を受けられました。授賞式当日にほかの受賞者の方とお話してみると、やはり皆さん頭が切れる方ばかりだと思いました。
ーフリーランスとして活動してきたなかで、これまで苦労された点はありますか?
タスク案件をお受けしているのですが、最初は1日1,000円とかしか稼げませんでした。ですが、とにかく効率アップを工夫してみるうちに、成果が伴うようになっていきました。
ー時間と場所にとらわれない働き方を続けるために、心がけている取組みなどがありましたら教えてください
どんなことにも興味を持つ、アンテナをはる、ことは意識しています。また、スキルや能力がなくても、やり方次第で成果を上げることもできますよ。
お小遣い稼ぎにと始めたランサーズ! 今では月50万を超えることも。ライター・和才 峻千 さん
■ 名前:和才 峻千 さん ■ 職種:ライター ■ 居住地:広島県東広島市 ■フリーランスになった経緯と現在の暮らし: 転職をするまでの間、小遣い稼ぎのつもりでランサーズを利用したのがきっかけ。今ではクラウドソーシングだけで月給50万円を超えることも。地元・瀬戸内海を眺めながら、自由なワークスタイルを実践中。 |
ー 受賞おめでとうございます! 改めて、『Lancer of the Year 2016』受賞のご感想をお聞かせください。
ランサーズでは大型案件をこなすわけでなく、あまり目立たない活動をしていたので、このような賞とは無縁だと感じていました。ただただ、素直に驚きと嬉しいという気持ちでいっぱいです!
ー 普段、時間と場所にとらわれない働き方を続けるために、心がけている取組みがありましたら教えてください。
モチベーションを保つためには、絶対に遊ばなければダメだと思ってます! 旅行や趣味、家族との時間であったり。特にライターの私は、自宅にこもって仕事することが多いので、オフタイムを充実させることが長く続けるコツだと感じています。
ー 『THE LANCER』の読者に一言メッセージをお願いいたします。
私はライターのことしか分かりませんが、とにかく『続けること』が大切だと実感しています。良いクライアントと巡り合えるかは運の要素もありますが、可能性は続けることで高まります。
今はランサーズのようなクラウドソーシングサービスが多数あるので、諦めなければ理想の働き方を手にできると信じています。
他のフリーランスとの交流で更なる向上心が沸き上がった! プログラマー・柴田 和雄 さん
■ 名前:柴田 和雄 さん ■ 職種:プログラマー ■ 居住地:青森県青森市 ■ フリーランスになった経緯と現在の暮らし: 前職で会社の雰囲気が自分に合っていないと感じ、興味のあった在宅フリーランスとして独立。そして在宅での仕事方法を模索するなかでランサーズに出会う。以前は世界でも1・2を争う豪雪地域での勤務だったため、通勤時間が削減され、大きな時間節約に繋がっている。 |
ー 受賞おめでとうございます! 改めて、『Lancer of the Year 2016』受賞のご感想をお聞かせください。
たくさんの素晴らしい実績を上げていらっしゃるランサーさんの中で、自分が選ばれる可能性は低いだろうと思っていましたので、本当に天にも昇る気持ちでした。
ー 受賞の前後で、何か変化はございましたか?
受賞の旨をプロフィールに記載するようになってから、提案時に採用される確率が上がったと感じます。また、直接メッセージで案件の相談を受けることも増えました。
妻はもちろん母や子供も、「フリープログラマ」に不安を感じていたと思いますが、受賞を知り、一緒に祝福してくれました。少しは、安心させてあげられたのかなと感じます。
ー セレモニーで他のフリーランスと交流したご感想・印象に残っている話がありましたら教えてください。
交流会以降は参加できなかったのですが、フリー翻訳家・堂本 秋次さんが留学経験がないのに英語が堪能で、「TOEICで満点がとれそうだ!」とおっしゃられていたのはびっくりしました。
私も負けずとスキルアップしていかなければと思いました。また安倍首相夫人が、ご自分から名詞交換に来て下さったことも感動的でしたね。
(おわり)