自分らしく働く人の輪を広げる祭典、Lancer of the Year 2019 #LOY2019

自分らしく働く人の輪を広げる祭典、Lancer of the Year 2019 #LOY2019
Lancer of the Yearはランサーズで活躍中のフリーランスを表彰する、年に一度のセレモニーです。2019年3月23日、第5回目となる今回は、フリーランスによる「Lancer of the Year 2019」プロジェクトチームを結成して運営。定員の300名を超える人数が集まり、立ち見のお客様が会場の後ろを埋め尽くすほどの大盛況となりました。
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Lancer of the Year 2019開催

2019年3月23日に、【Lancer of the Year 2019「自分らしい働き方」~実践者たちの祭典~】が渋谷ストリームホールで開催されました。

Lancer of the Yearはランサーズで活躍中のフリーランスを表彰する、年に一度のセレモニーです。2019年3月23日、第5回目となる今回は、フリーランスによる「Lancer of the Year 2019」プロジェクトチームを結成して運営。定員の300名を超える人数が集まり、立ち見のお客様が会場の後ろを埋め尽くすほどの大盛況となりました。

2015年から始まった同イベントですが、今回の会場は4~6Fという階数を利用し、3つのロングトークセッションと史上最長の交流会3時間を並行して開催。いつも以上にフリーランス同士のつながりが生まれたイベントとなりました。

当日の流れ
1.開会挨拶
2.Lancer of the Year 2019表彰式
3.トークセッション1『Lancer of the Year 受賞者に聞く“働き方・稼ぎ方”』
4.トークセッション2『大手企業に発注されるフリーランスとは?』
5.トークセッション3『大フリーランス時代、未来のはたらき方とくらし方』
6.閉会挨拶

「テクノロジーで誰もが自分らしく働く社会を作る」ランサーズの取り組み

秋好社長にスポットライトが当たり、スタートしたLancer of the Year 2019。秋好社長は開口一番、「働くとは何か? 働く意義は何でしょうか?」と問いかけました。

そんな秋好社長が創業したLancersのビジョンは、「テクノロジーで誰もが自分らしく働く社会をつくる」こと。そのビジョンに基づいて、2018年に取り組んだことを振り返ります。まずは依頼総額から。2018年4月時点でLancersの依頼総額は2,000億円を突破し、2019年も順調に推移していることを発表されました。

続いて、2018年にリリースされた7つのサービスについての紹介も。
個人のバーチャル株式会社を作るサービス『FreelanceBasics』
フリーランス専用クレジットカード『Freca』
選抜フリーランスの定額制モデル『クリエイティブエージェント』
オンラインアシスタントサービス『Lancers Assistant』
オンデマンドワーカーと仕事をつなぐ『シェアフル』
専門家、顧問、アドバイザーなどの専門家向け『時間報酬制』
高スキルなフリーランスマッチングサービス『Lancers Pro』

「このような取り組みを通じて、よりフリーランス個人が自分らしく働ける環境にアップデートしていきたい」と秋好社長は続けます。

そして「これから始まる2019年を【ランサーズ元年】と銘打ち、Lancersを共創によりアップデートするため、次々にサービスを打ち出していく」と語ります。「テクノロジーで誰もが自分らしく働く社会を作る」というビジョン通りに、2019年もフリーランスと“共創”するサービスを発表してくれた秋好社長の開会挨拶に会場のテンションも盛り上がりを見せました。

仕事・家族・働き方、大切にしたいものを大切にできる働き方がここに


受賞者それぞれの想いが語られる表彰式。今回は「自分らしく働く」ことを体現している個人を対象に「報酬金額」「実績数」「クライアント評価」「仕事完了率」のすべてにおいて高い実績を出された6名が選出されました。

受賞者みなさんが大切にしている仕事・家族・働き方などの観点から語られた表彰コメントに、会場から万雷の拍手が送られました。新人賞を受賞された東保さんがおっしゃっていたように、「次は自分も…」と目指して想いを新たにした方も多かったのではないでしょうか。

※それぞれの詳しいインタビューは下記リンクからご覧ください
東保 希 様(ライター)
藤崎 勝雄 様(Webマーケター)
桑田 健史 様(システムエンジニア)
大塚 幸一 様(SEO集客コンサルタント)
春森 桜 様(ライター)
米山 怜子 様(リサーチャー・コンサルタント)

トークセッション1『Lancer of the Year 受賞者に聞く“働き方・稼ぎ方”』

登壇者
【16年・17年受賞】ヒカゲヒトミ 様(Webデザイナー)
【18年受賞】川越 旭 様(デザイナー)
【18年・19年受賞】大塚 コウ 様(ライター、SEOコンサルタント)

モデレーター
田中 さやか 様(フリーライター)

トークセッションの1回目は『Lancer of the Year 受賞者に聞く“働き方・稼ぎ方”』。自身もフリーランスであるLancer of the Year 2019運営メンバー、田中さやかさんがモデレーターを務めました。

受賞者が実践している仕事のルール、モチベーションの保ち方、フリーランスになったきっかけなど、フリーランスだったら「聞きたい!」と思うような質問をLancer of the Year 受賞経験者に投げかけていきます。

特に会場から「意外」という反応が大きかったのは、受賞者に共通していた「SNSやブログなどは営業用に使っていない」という回答です。登壇されていたお三方は全員、自身の仕事の報酬としてクライアントから継続受注、あるいは紹介受注があるとのこと。「時間が捻出できていないから」という謙遜した意見も出ましたが、クライアントからの仕事を第一優先で考えているからこその結果であるとわかります。

また、Lancer of the Year を受賞後の変化を聞いた質問に対して、「良い意味でプレッシャーになっている。今後の受賞者の名誉のためにも頑張っていきたい」という意見も三者共通でした。

受賞者だからこそ決めている仕事のルール、モチベーションの保ち方、フリーランスになったきっかけなど、さまざまな角度からの質問に答えてくれたお三方でしたが、すべての意見の根底にあるのは「クライアントへ良い成果を返すために何ができるか」を突き詰めて考えているという点。

「1つずつの仕事へのコミット度が高いため、クライアントからリピート受注を受け、営業をかけなくてもコンスタントな仕事依頼につながっているんですね」と田中さんがまとめると、会場からも感心の声が漏れました。

トークセッション2『大手企業に発注されるフリーランスとは?』

登壇者
太田 智美 様(デザイナー)
鵜養 保 様(株式会社新生銀行)
上西 光 様(株式会社アプラス)

モデレーター
根岸 泰之 さん(ランサーズ株式会社)

2つ目のトークセッションは450案件ものコンペを勝ち抜いたフリーランスデザイナー太田さんと、依頼主である株式会社新生銀行 鵜養様・株式会社アプラス 上西様に「大手企業に依頼されるフリーランスの特徴」をモデレーターであるランサーズの根岸さんが質問していきます。

大手企業の信頼を勝ち得るためのポイントを質問すると、「当たり前のことしかやっていない。無理なことは無理としっかり伝える」と太田さん。それに対して「無理といわれた時には感動した! どこまでできるのかがわかったおかげで信頼関係が築けた」とクライアントである鵜養さん・上西さんは言います。

フリーランスの経験もある根岸さんは、「フリーランスという立場で“無理なことは無理”と伝えるのは難しいけれど、大事なポイントなんですね。自分はできていなかったかも」と語ります。同じ感想を持つ来場者も多く、深くうなづく様子が多く見受けられました。

クライアント目線の意見として、大手企業との取引では「オンライン時代だからこそリアルで会うことが重要」、「大手企業だと一度目が良ければ継続受注になりやすい」という耳寄りな意見も。

このセッションでも「“クライアントには仕事で返す”というスタンスが何より重要」という意見は、登壇者全員の共通意見でした。

トークセッション3『大フリーランス時代、未来の“はたらき方”と“くらし方”』

登壇者
・井上 高志 様(一般社団法人Living Anywhere 理事/株式会社LIFULL 代表取締役社長)
・秋好 陽介 さん(ランサーズ株式会社 代表取締役社長CEO/一般社団法人 熱意ある地方創生ベンチャー連合 共同代表理事)

モデレーター
・井本 喜久 様(一般社団法人 The CAMPus 代表理事/株式会社The CAMPus BASE 代表取締役/ブランディングプロデューサー)

最後は経営者として働くお三方が登壇。今後会社組織がどうなっていくか、AIの台頭で人々のくらし方はどう変わるかなどについて、語られたセッションでした。

「Techで“はたらき方”も“くらし方”もアップデートされる未来が来る、仕事量が減り、時間が余った時に何をして人生を過ごすのか?を問われる未来では、人生のビジョンが重要」というのがお三方の共通認識。

自由な生き方が加速する未来だからこそ、「自分で“はたらき方”と“くらし方”をデザインできないと幸せになれない時代が来る」。「自分が何をしたら幸せなのか、どう生きたいのか」を今から考え、遊びと仕事の境界線がなくなるのが【未来の“はたらき方”と“くらし方”】だという意見にまとまっていました。

第一線で経営者をされながら自分のビジョンを持って未来を見据えるお三方の意見に、会場からは「シニア層の働き方の課題は?」「サラリーマンをやっていたとしたらやりたい副業は?」など、あらゆる人が自由に働くためのヒントを求める質問がたくさん出てきました。

テクノロジーの発展によってシニアも黄金期を迎え、サラリーマンでも遊びや副業などが楽しめる時代になるからこそ、改めて自分のビジョンを確認しておく必要性を伝えてくれました。

編集部まとめ


3時間の議論や交流を楽しんだLancer of the Year 2019。最後に秋好社長は「受賞者の大塚さんが“頑張ればきちんと稼げるというフリーランスのロールモデルに”と言ってくださったのは印象的だったし、東保さんが2018年のイベントで受賞を目指して今回受賞されたように、皆がロールモデルを見つけ、自分らしく働く人の輪が広がっていくのは本当に素晴らしいことだと思う」と語りました。

企業から個人へ移り変わる時代を生き抜くための、「何をインセンティブにして働くのか?」の答えは自分の中にしかありません。今回のLancer of the Year 2019受賞者コメントやトークセッション、来場者との交流を通じて得た学びを活かして、今から「働くのアップデート」に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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