「フリーランスは稼げる」を体現して年商1,700万円を達成した秘訣とは

「フリーランスは稼げる」を体現して年商1,700万円を達成した秘訣とは
フリーランス向けサービス「ランサーズ」に登録・活用して、自分らしい働き方を実践している人たちが「ランサー」です。その年度に目覚ましい活躍をしたランサーを表彰する『Lancers of the Year 2019』は、2019年3月23日(土)に東京・渋谷ストリームで盛大に開催されました。受賞された6名の中でも、2年連続受賞でランサーからもリスペクトを受ける大塚コウさんに、ランサーズだけで年間1,700万円もの売り上げを達成できた秘訣を中心に伺いました。
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2年連続『Lancer of the Year』受賞。大塚コウさんのフリーランス像とは?

『Lancer of the Year 2019』を受賞した大塚コウさんは、シナリオライターや営業、接客業など、さまざまな業種・職種を経験したのち、Web制作会社に入社し、SEO&マーケティングの業務に携わってきました。

幅広い業務知識を生かし、多くの実績を手に大塚さんは2017年1月1日に独立を決意。現在は、フリーランスとして活動するかたわら、被災地域の技術ボランティアやフリーランスの育成などに携わっていきたいと考えていらっしゃいます。昨年の『Lancer of the Year 2018』も受賞され、2年連続の受賞となった大塚さんのランサーとしての“顔”に迫ってみました。

あえて年商を公開するのはフリーランスに夢があることを知ってほしいから

――まずは『Lancer of the Year 2019』受賞おめでとうございます。率直な今の気持ちをお聞かせください。

去年に続き、ありがたいことに今年も受賞させていただきました。僕自身、今年も受賞したかったひとつの大きな理由に、「フリーランスという働き方に、みんなに夢を見てもらいたい」というものがありました。

僕は今年のランサーズの年商が1,700万円あります。フリーランスにはこれぐらい稼げる可能性があるんです。この『Lancer of the Year 2019』受賞によって、ほかのランサーさんが憧れを持って、可能性を持って踏み出す勇気を抱いてもらえたら嬉しいと思っています。

――ランサーの方は、売り上げの数字を明らかにすることに抵抗がある人も少なくないと思います。

具体的な数字がわからないと、憧れにも目標にもできないのではと考え、実際にどれだけ稼いだかを発表することにしたんです。フリーランスという働き方が、決して正社員に劣るものではない。大きなチャンスがあるということを知っていただきたいという気持ちですね。

――大塚さんがフリーランスになったのは2017年1月とのことですが、そのときにランサーズに登録されたんですか。

フリーランスを始めたのは2017年1月1日で、会社を退職すると決めた日の翌日から本格的に活動を始めたのですが、ランサーズにいつ登録したのかは正直忘れました。たしか、会社に在籍しているときに、どういったものか試しに登録したのがきっかけだったと思います。

もともと発注者側としてランサーズを使っていたので、自分が受注者側として本格的に活用を始めたのは2017年1月からということになります。

――それでは、本格的にランサーズの活用を始めようと思ったときに、まずどんな活動から始めたのでしょうか。

ランサーズが提供している「ランサーズストア」というサービスを知り、これなら自分のスキルを必要としてくれるクライアントさんと出会うことができると考え、出品をしてみるところから始めました。

また、独立当初は腕試しという意味でランサーズの「タスク・作業」や、募集されている「プロジェクト」に応募して作業をしていました。

――そこから着実に受注を増やしていったわけですね。受注を得るために工夫したことなどはありますか。

工夫という工夫は何もしていないのですが、自分のできることをプロフィールにしっかりと書いて、できることに応募していくというのが受注につながるのではないかと思っています。ランサーズというのは「寝ているときでも営業できるツール」だと思うので、積極的に活用していけば仕事は増えるのではないでしょうか。

独立前からフリーランスで生計を立てることに自信

――少し大塚さんの私生活について教えてください。現在、どんな生活リズムで過ごされているのでしょうか。

フリーランスになって、自由な働き方ができるようになり、自分なりに使える時間の余裕も増えましたので、起きたいときに起きて、寝たいときに寝るという生活を送っています。だから、決まった生活リズムというものはありません。

――フリーランスになって収入が増え、生活できるという自信が持てるようになったのは、独立してどれくらいの時期に思うようになりましたか。

いえ、自信はフリーランスとして独立する前から持っていました。その自信があったから、会社を退職して独立しようと思い立ったのです。

僕自身、仕事をしたいと思ってしているわけではなくて、会社に在籍しているときの給料と同じ金額で十分だと思っているのですが、クライアントさんから困っているというご相談をいただいくようになり、それに応えてきたというところがあります。

自分のスキルアップに対する投資は惜しんではいけない


――2年連続で『Lancer of the Year』を受賞されたわけですが、今後フリーランスとしてやってみたいことや、どのような自分になりたいかといった未来予想図はありますか。

災害などに遭われた地域に自分のできる範囲内で技術のボランティアとして協力したり、フリーランスの育成といった活動をしていきたいと思っています。ただ、自分がどのようになりたいかというのは、あまり描いていませんね。このほかにも、やりたいことはいっぱいあるので、提案していきたいと思っています。

――ランサーズのようなフリーランス向けサービスを利用した働き方、仕事の発注方法は今後、増えていくでしょうか。そのような時代において、これからランサーズを活用して仕事をしていこうという方に、何かアドバイスがあればお願いします。

クラウドソーシングの仕事は、今後ますます増えていくと思います。授賞式やスクー(※「大人たちがずっと学び続ける生放送コミュニティ」をテーマにビジネスや雑学などを、その道のエキスパートがテレビ授業形式で発信するサービス)の授業でもお話したことがあるのですが、これからフリーランスとして生きていくためには、自分の技術・スキルアップのための投資は惜しまないということ。「芸は身を助ける」といいますが、専門性の高い技術を持っていることが独自性につながり、その技術を必要としているクライアントさんは必ずいます。

また、僕が心がけているのは「ビジネスでは嘘をつかない」ということです。これが『Lancer of the Year 2019』を受賞できた理由であり、自分の力だけではなく、何度もご依頼いただいたクライアントさんあっての実績だと思っています。

(おわり)

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