自分の理想を求めて副業から完全フリーランスに

自分の理想を求めて副業から完全フリーランスに
フリーランスという働き方が注目を集めています。ランサーズでは、フリーランスとして働く登録ユーザーを「ランサー」と呼んでいますが、その年度で活躍されたランサーの顕彰を目的に毎年『Lancers of the Year』というイベントを開催しています。5回目を迎えた今年は2019年3月23日(土)に、東京・渋谷ストリームで受賞6名を表彰しました。その中から、昨年に続いて2年連続で受賞した桑田健史さんに、受注するための秘訣や完全フリーランスになった理由についてインタビューしました。
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2年連続「Lancer of the Year」受賞の桑田健史さんが完全フリーランスの道を選んだ理由とは?

『Lancer of the Year 2018』を受賞した桑田健史さん。システム開発会社に新卒で入社し、その後は数社で20年ほどシステム開発畑を歩まれてきました。一方で、2015年にランサーズに登録し「二足のわらじ」で活動をして、昨年は副業ランサーとしての受賞でした。

その後、桑田さんは「二足のわらじ」が自分のやりたいと思う働き方にマッチしていないと考え、2018年末に会社を退職。フリーランス一本に道を絞ったそうです。北海道在住で、地方在住ワーカーの“希望の星”でもある桑田さんに、完全フリーランスになっての受賞についてお話を伺いました。

副業という働き方は自分のやりたいことができないというジレンマ


――『Lancer of the Year 2019』受賞おめでとうございます。昨年は副業ランサーとしての受賞でしたが、今年は完全フリーランスになっての受賞です。今の気持ちをお聞かせください。

昨年も「Lancer of the Year」を受賞させていただき、今年も2年続けて受賞できたのは、クライアントの皆さまをはじめ、このような働き方の場を提供していただいたランサーズの皆さま、そしていつも私を支えてくれる家族のおかげです。本当に感謝しています。

昨年末までダブルワークとして働いていましたが、2019年に入って会社を退職し、現在はフリーランスとして活動しています。3年前にランサーズを始めたときは、自分がこのような働き方をしていて、しかも「Lancer of the Year」を受賞するとは想像もしていませんでした。3年間続けてきて、いろいろな方と出会い、人とのつながりがあった中で受賞できたことに感謝しています。

――昨年末まで会社に勤務されて正社員として働いていたということですが、それまでどのようなご経歴だったのでしょうか。

24歳のころにシステム開発の会社に就職しました。その後、数社で延べ20年ほどシステム開発の業務に携わって、昨年末に在籍していた企業を退職しました。

――会社勤めと並行して、ランサーズで副業もされていたそうですが、独立するきっかけは何だったのでしょうか。

ランサーズには2015年4月に登録して、正社員で働きながら副業をしてきました。ただ、だんだん副業というのが自分のやりたいと思う働き方に合っていないのではないかと考えるようになってきたんです。そこで、昨年末に会社を辞めて今年からフリーランス一本で働いていくことを決めました。

――その決断には「Lancer of the Year」の受賞も要因のひとつになったと思いますが、ランサーズに登録したばかりのころは、どのように活動を始められたのですか。

始めたばかりの頃は、会社に勤務していますので、自分で無理なくできる範囲でシステム開発のプロジェクトに提案を続けていきました。何件か受注できたあとは、できる仕事だけでなく、やりたいと思う面白そうな内容の仕事にも積極的に提案していくようにしました。

システム開発系の仕事は、クライアントが実際にどんなものが欲しいのかを想像することが重要です。システムを作るだけでなく、ご要望にプラスαで提案することで、受注率をアップさせることができるようになりましたね。

生活リズムを変えず、自由な時間は自分のスキルアップに充てる

――ところで今年から完全フリーランスとして活動を始められたわけですが、ダブルワークのときと生活のリズムなどは変わりましたか。

実は、それがあまり生活リズムは変わっていないんです。平日の朝8時ごろから仕事を始めて、17~18時ごろまで作業をしています。それ以降は、次の仕事に向けた活動や、自分のスキルアップのために学習する時間に充てていることが多いです。

――フリーランスとして活動を始めたのが今年に入ってからということですが、それまでダブルワークとして副業をされていました。やはり、独立してもやっていけるという自信がついたからでしょうか。

いえ、まだフリーランスを始めたばかりなので、自信なんて全然ありません。まずは1年を通して活動できるように頑張っていきたいと思っています。

チャレンジを恐れずに継続していくことが力になる


――桑田さんはダブルワークを経験されたのち、独立してフリーランスとして活動を始められました。こういったフリーランス向けのサービスを利用した仕事の受発注というのは、今後も増えていくのでしょうか。

そうですね。これは私の願望も含めて、今後もどんどん増えていくと思いますし、そうなってほしいです。

――桑田さん個人として、フリーランスとしてやりたいことや、どのような自分になりたいかという未来予想図はありますか。

フリーランスというのは、場所を選ばず仕事ができるというのが大きなメリットだと思っています。私は北海道に住んでいますが、いろいろな場所に行って仕事をしてみたいと思っています。

そして会社に勤務していたときにはできなかった仕事や、私が一緒にやりたいと思える人とも仕事ができるのがフリーランスになった理由なので、積極的に多くの人とより良いモノを提供できるようになりたいです。

――現在、副業としてランサーズを利用している方や、これからフリーランスとして活動を始めようとされている方に向けて、桑田さんからアドバイスをいただけますか。

私もランサーズを始めたばかりのころは、副業として小さな仕事をこなすことに精一杯でした。なかなかうまくいかないことも多いですが、そんなときもあきらめないで地道に継続してきた結果として、自分の理想とする働き方に近づいていると思っています。どんなときでもチャレンジを恐れずに、自分の理想に向けて活動を続けていくことが大切です。

(おわり)

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