「みんなと一緒に何かをする」だけじゃない。新たな一歩を踏み出すきっかけをくれるDIO体験

LivingAnywhere CommonsでDIO体験
場所やライフライン、仕事など、あらゆる制約にしばられることなく、好きな場所でやりたいことをしながら暮らす生き方(LivingAnywhere)をともに実践することを目的としたコミュニティ「LivingAnywhere Commons」。
LivingAnywhere Commonsのメンバーになると、日本各地に設置されたLivingAnywhere Commonsの拠点の共有者となり、仲間たちと共に、場所に縛られない暮らし方を体験することができます。
「みんな」にとって安心・安全・ワクワクする場を共通のビジョンとし、行動指針をあらわすLivingAnywhere Commonsのガイドライン。その中のひとつである『DIY(Do it Yourself)< DIO(Do it Ourselves) 一人よりみんなで』とは、具体的にどのようなものなのか。旅好きなライターが自分自身の体験を交え紹介します。
体感して知った「DIY(Do it Yourself)< DIO(Do it Ourselves) 」の意味
突然ですが、みなさんは「DIO」という単語を聞いたことがありますか?
「DIYなら知っているけれど…」
「アウトドア系の言葉なのかな?」
そんな風に感じる方が多いのではないでしょうか。
DIOは、「Do It Yourself(自分でやる)」という意味を持つDIYに対し、「Do It Ourselves(みんなで一緒にやる)」という意味の単語です。しかし、意味を知ってもDIOの具体的なイメージはなかなか思い浮かべられないものですよね。私自身、この単語を初めて聞いたときには、漠然とした印象があるだけでした。
そんな時に知ったのが、DIO体験がプログラムの1つとして組まれている、LivingAnywhere Commonsさんの拠点の1つ、静岡・下田でのワ―ケーション合宿です。
この記事では、
・DIO体験の流れ
・実際にDIO体験をしてみてどのように感じたか
について、紹介していきます。
DIO開始!Nanz VILLAGEの部屋を自由にペイント!
2019年6月7日。舞台は土砂降りの下田、Nanz VILLAGE。
大雨注意報が出るほどに暗く荒れた天気の中、「はじめまして」を済ませたばかりの参加者との、そわそわ・ワクワク感たっぷりのDIO体験が始まります!
今回のDIO体験で行うのは、2つのお部屋のペンキ塗りです。
黄色の照明と、白壁が特徴の明るめのお部屋と、
大きな窓と緑の壁が特徴の、落ち着いた印象のお部屋をペンキで塗っていきます。
どんな色を使うか、どんな模様を描くのかも、全て自由。何の成約もないこの状況で、果たして2つのお部屋はどのように表情を変えていくのでしょうか。
Nanz VILLAGEの梅田さんに基本的な使い方と注意点を伺ったあとは、チームごとに分かれて作業開始!
開始のコールと同時にそっと壁に寄りかかるひとりの参加メンバー。一体何をするのかと思えば…
「俺、ペンキかけられたいんだよね。」
と、ひとこと。
「本当にやるんですか?」と、笑いながら確認したものの、本気の眼差しを向けられては答えるしかありません。
初対面ともあって最初は控えめにペンキを飛ばしていた参加者でしたが、「顔にもやって」とのご要望もあり、素振りは徐々に徐々にヒートアップ。
まるで日頃の鬱憤を晴らすかのように…
容赦なく顔面に打ち付けていきます。
本人が納得される仕上がりになった頃、その顔はもはや誰なのか分からない状態に…。途中、ペンキが口の中に入ってしまうというアクシデントもあったものの、カメラにポーズを向けるその顔には、どこか清々しさが漂っていました。
インパクトある一言を皮切りにペイントがスタートした1部屋目に対し、2部屋目では事前ミーティングを実施中。DIO体験に参加されていたファッションクリエイターの方を中心に、お部屋のイメージを話し合っていました。
「もっと勢いをつけて塗っても良いかも!」
「ここはこの色を入れてみたら良いんじゃない?」
「タオルで紫陽花を描くのも良いかもね!」
お互いに声を掛け合い、イメージに刺激を受けながら、思い思いに手を動かしていきます。
「はじめまして」からたった2~3時間後、そわそわとした空気も漂いつつスタートしたDIOでしたが、ペンキ塗りを進めるにつれ、参加者全員がすっかりと打ち解けていました。
DIO終了!気になるお部屋の仕上がりは?
開始から1時間後、ついに2部屋のペンキ塗りが完成!!
1つ目のお部屋の最大の特徴は、目を向けずにはいられないほどパワーあふれる、人型のシルエットです。サイドには、下田の海と紫陽花をイメージしたデザインが施されています。
インパクトのある正面に対し、側面は青と緑を使用して涼しげに。下田の爽やかさと盛り上がりを詰め込んだ、元気たっぷりのお部屋に仕上がりました。
1つ1つのモチーフがはっきりとしていた1部屋目に対し、2部屋目はまるで芸術品の中に紛れ込んだかのような、躍動感のあるお部屋になりました。「部屋の中を勢いよく突き抜けるイメージ」を元に、とにかく自由にペンキ塗りを進められたそうです。
実はこちらのお部屋にはちょっとした仕掛けが。よくよく壁を見てみると…
ペンキの1部に「NanzVILLAGE」の文字が!
こちらには「LIVINGANYWHERE」の文字も描かれています。
写真でお見せしたのは、仕掛けのほんの一部。Nanz VILLAZEを訪れた際には、他にどんな文字が隠れているのか、ぜひ探してみてくださいね。
DIO体験は新たな世界を知るきっかけになる
ペンキ塗りの時間はほんの1時間程度でしたが、参加者の方々とも打ち解けることができ、非常に充実したものでした。
私がDIO体験を通して強く感じたのは、DIOはただ「みんなと一緒に何かをする」ということではなく、自身の選択肢を広げること、これからの一歩を踏み出すきっかけを手に入れることに繋がるということです。
ひとりで行うDIYとは異なり、複数の人で行うDIOでは、多様な意見やアイディアが生まれます。自分と似た考え方をする人もいれば、まったく想像もつかなかったアイディアを出す人もいるでしょう。
他者の意見を聞くことは、自分が普段どんな視点で物事を見ているのか気付くきっかけになるだけでなく、今まで知らなかった世界を知るきっかけにもなります。
今回のペンキ塗り体験を例にして言えば、「どんな風に塗ってもいいよ」と言われたとき、私には「自分にペンキを飛ばしてシルエットを作る」という発想はありませんでした。知らず知らずのうちに「何か絵を描いた方が良いんだ」と決めつけてしまっていたのです。
そして、そんな風にアイディアを決めつけてしまっていたことに気付いたのは、一緒に参加したメンバーの「ペンキを自分にかけて欲しい」という言葉を聞いたことがきっかけでした。
このように、自分では気づかないうちに「これが普通だから」「こうしておく方が良いから」と決めつけてしまっていることは、身近にもたくさん溢れています。
働き方、将来の夢、恋愛、人間関係、お金のこと…
DIOは、そんな固まりがちな自分の視野・考えを振り返る機会をくれるだけでなく、
「他にもこういう方法があるよ」
「こういうアイディアも取り入れてみたら?」
と、優しく新たな世界を知るきっかけをくれる体験なのだと感じました。
LivingAnywhereとは?
LivingAnywhereは「自分らしくを、もっと自由に。」をコンセプトに活動している一般社団法人です。
テクノロジーが進化した現在では、フリーランス・在宅ワークの増加など、働き方や場所を問わない仕事ができるようになりました。
しかし、働き方以外にも、私たちが生きていく中にはまだまだ様々な制約があります。そんな中で、LivingAnywhereはその根幹とも言える「暮らし」に目を向けました。
住宅、水、電気、食料、医療…
これらに縛られることなく、自分の好きな時に好きな場所に行けるとしたら、より豊かな暮らしを実現できるのではないか?と。
一般社団法人LivingAnywhereは利益を目的とするのではなく、「より自分らしく生きることができる世界を、みんなで一緒に作り上げていこう」というムーブメントを起こすことを目的としています。
そして。
働き方だけでなく、暮らしすべてを自分らしく。
ひとりひとりの自由を楽しむために。
そのような生き方をともに実践することを目的としたコミュニティがLivingAnywhere Commonsです。
LivingAnywhere Commonsのメンバーになると、下田を含む日本全国の拠点の共有者になり、好きなときに、好きな場所で暮らすことができます。そして、全国各地のLivingAnywhere Commonsメンバー同士でつながり、仲間と共生しながら、理想のLivingAnywhereを実現する環境に身を置くことができるのです。
LivingAnywhere Commonsでは、今後も様々なイベントを開催する予定です。
「自分らしく働きたい」「旅するように暮らしてみたい」そんな想いをお持ちの方は、ぜひ一度LivingAnywhere Commonsのイベントに参加してみませんか?
Facebook公式アカウント: @LivingAnywhereCommons