在宅ワークでCADスキルを活かして仕事をしよう!

在宅ワークでCADスキルを活かして仕事をしよう!
建築や工業製品の分野でよく用いられる「CAD」。普及する以前は手描きで設計していた図面を、パソコンで簡単に描くことができる便利なソフトです。CADのスキルがあれば、好きなときに好きなだけ働くことのできる在宅ワークを始めることができますよ!
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CADとは?

CADとは「Computer Aided Design」の略で、家を建築する前の図面、工業製品を製造する前の図面を描くパソコンソフトのことです。

それまでは手描きで図面を描いていた業界に、ちょっとした革命を起こし、仕事が大幅に効率化されました。それもそのはず、設計図面は作成して「一発OK」になることはなく、何度も修正を重ねながら完成させていくものです。

手描きをしていた時代は、修正するたびにドラフターと鉛筆を使用して書き直す時間が必要で、専門の図面設計者の中には腱鞘炎になりながら働き続けていた方もいたことでしょう。

今ではCADで図面を作成することが当たり前になり、作業が効率化されたばかりか、お客さんとの打ち合わせによって修正する時間が大幅に削減され、業界にスピード感が生まれています。

メリットは在宅ワークで仕事ができること

「CAD」と聞くだけで「なんだか大変そう……」と思うかもしれませんが、実はデザインの世界で使われる「イラストレーター」「フォトショップ」などと同じで、操作を覚えて、鍛錬を重ねれば、誰でも取り扱えるソフトです。

しかもスキルが向上すれば、CAD技術者として正社員採用されたり、派遣社員で働く場合は一般職よりも高い時給で仕事ができる、まさに”専門職”なのです。

CADで仕事をするメリットは、在宅ワークができること。パソコン上で図面を作成して、仕上がったらメールに添付して送信。打ち合わせのときだけ関係者と会うことはありますが、在宅ワークでも問題ありません。

しかもパソコンで図面を作成するCADオペレーターであれば、依頼主と同じ土地に住んでいる必要がありません。依頼主が東京、CADオペレーターが九州にいても、オンライン上で仕事をすすめることができるのです。

知人の会社から仕事をもらうことからスタート

フリーランスのCADオペレーターとして仕事をする人は多いようです。子育てをしながら仕事をする人は、子どもを預けて会社に出勤するだけでも大変な思いをしますが、在宅ワークであれば、納期と予定が許すかぎり、好きなときに、好きな分だけ働くことができます。

しかもスキルが高いCADオペレーターであれば、ライターやデザイナーに比べて受注単価が高いため、CAD図面を納品するだけで高収入を見込めます。ひとつだけ注意したいことは、「仕事を獲得するまでが大変」ということです。

CADソフトを用いた仕事であれば、「パソコンさえあればできるんだよね?」と考えてしまいがちですが、図面を作成・修正・完成させていくプロセスには、膨大なコミュニケーションが発生します。

スキルがあることはちろん大切ですが、コミュニケーションが円滑に進む「人間関係ができている人」に仕事をお願いする会社が多いため、いきなり飛び込みでは仕事をもらえない場合があります。フリーランスになりたてのときは、知り合いや業界の伝手をたどって、仕事を探すようにしましょう。

クライアントを満足させる専門スキルが必須

CADオペレーターはデザイナーと同じで、センスと同じぐらい経験が大切です。独りよがりの設計図面を作るのではなく、お客さんの要望をしっかりとくみ取り、図面に反映させていくことが重要になります。

いくら図面作成が上手でも、コミュニケーションスキルが低く、何度も修正することが必要になるオペレーターに仕事を頼むぐらいであれば、「阿吽の呼吸」で伝わる人にお願いしたくなるでしょう。

図面設計の能力だけではなく、コミュニケーションと、いろんな仕事によって培われる「経験」が重要です。ちなみにぼくの知人のCADオペレーター(フリーランス暦5年)は、自分のことを「図面設計スキルは並だ」といいます。

ではなぜ彼に仕事が集まるのかといえば、「顧客の要望を正確に反映するスキル」に優れているからだそうです。自ら理想的な図面を描けることだけではなく、相手の好みや要望を反映していくことも立派なスキルなのだと実感しました。

はじめは知り合いの会社から仕事を受けることからスタートして、経験を積み、徐々にステップアップしていきましょう!

ランサーズで仕事を検索してみよう

クラウドソーシングサイトのランサーズでも、CADオペレーターの仕事を募集しています。今はそれほど多くの案件が集まっていませんが、そのことからもCADオペレーターが専門職であることが伺い知れます。もしフリーランスのCADオペレーターとして仕事をするのであれば、まずは知人の伝手をたどっていきましょう。

仕事の経験を積むことができれば、業界に噂が広がって少しずつ仕事が集まるようになりますよ。フリーランス暦5年の知人も、自分で営業したことがなく、すべて「クライアントの紹介」で新規受注を獲得していくそうです。

スキルある人を放っておかないことが市場原理ですから、目の前のお客さんを満足させることからスタートしていきましょう。

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