【LOY 10th 記念記事】オンラインで魅力的なビジネスピッチを行うためのヒント

【LOY 10th 記念記事】オンラインで魅力的なビジネスピッチを行うためのヒント
オンラインでのビジネスピッチを行うに際して、あなたのアイデアを効果的に伝えるために適した準備と技術とは
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初めまして。堂本と申します。普段は翻訳や英語学習のコーチング、海外向けサービスのSEO などをLancers を通してお手伝いさせて頂いておりますが、ひょんなことからLancer of the year10周年のお手伝いもさせて頂くことになりました。具体的には、このLOY 10thというイベントの中で『ビジネスアイデアのピッチコンテスト』を開催することになり、これのお手伝いをさせて頂いております。

今回は、オフラインではなくオンライン(Web上)でのビジネスピッチについて解説します。オンラインでのビジネスピッチは、顔を合わせる場合とは異なり、特有の難しさがあります。しかし、正しい準備と技術を駆使することで、あなたのアイデアを効果的に伝え、聴衆の心を掴むことができます。

今回の記事は、Web集客の対応をワンストップで担う認定ランサー、ニシダダイスケさんの協賛を受けて作成しています。

 

機材を整える

必ずしも最高級の機材が必要というわけではありませんが、やはり画質の荒いカメラや音質の良くないマイクより、高品質なそれらの方が良い印象を与えられます。特に通常のzoom会議などのオンライン会議は対面の会議よりも疲れやすいとされていますが、これはどうしても発生する映像と音声の微妙なズレを無意識にも感じ取っているせいであるともされています。

そもそも重要なプレゼンであるにも関わらず、カメラやマイクのクオリティが低い場合、ぞんざいな印象を与えてしまっても仕方ありません。例えばスマートフォンをカメラ代わりにする、安いピンマイクを購入するなど、お金を掛けずとも改善する方法は数多くあります。

また、機材に含めるかどうか迷うところですが、インターネット接続を安定させることも大切です。例えば、重要な会議の場合にはWi-Fiではなく有線接続にするなど、可能な限り安定性を高めておくと良いでしょう。位置関係などで有線接続が難しい場合には、Wi-Fiのルーターが高速通信に対応しているかも確認しましょう。また、そもそも回線速度が遅い場合、必要に応じてサービスの見直しを検討することも必要です。

 

環境を整える

折角のプレゼンなのに顔がよく見えなかったり、関係のない音が混じっていたり、背景が散らかっていたりするのは台無しです。

オンラインでプレゼンをする場合、特に自分の顔がアップになります。こちらの表情もよく見えるので、卓上照明を用意する、逆光にならないところでカメラに向かうなど、映り方が少しでも良くなるように工夫しましょう。

背景の騒音を抑える上では、まず静かな場所を確保することが大切です。自宅にそういった場所があればベストですが、そうでない場合は時間単位で借りられるレンタルオフィスやコワーキングスペースで条件に合う場所がないか探してみても良いでしょう。

また、ケースバイケースではありますが、適した指向性のマイクを用いることで、自分の声を優先的に通信に乗せることもできるかもしれません。例えば単一指向性のマイクは、マイクの目の前の音を集中的に集音するため、ノイズが入りにくいと言えます。マイクを新調する場合には選択肢として用意しておくと良いでしょう。

背景は極端に散らかっているのでなければ大きな問題はなさそうですが、例えば自宅の場合、コンビニのビニール袋やティッシュの箱など、生活感が強く出るようなものをカメラに写してしまうとプロフェッショナルさが損なわれてしまうかもしれません。また、デジタル背景を利用する場合、グリーンバックなどを使わない合成の場合には輪郭がぼやけてしまったり、デジタル背景と顔への照明の当たり方が一致していないために違和感が出てしまったりと、これもプロフェッショナルらしさを損なう原因になります。

こだわりの背景にしなければいけないということはありませんが、少なくとも気が散るような要素がない、プロフェッショナルらしさが損なわれない背景にすることを意識しましょう。これもまた、レンタルオフィスやコワーキングスペースを使うことで解消できるかもしれません。

 

資料の情報量を調節する

人前に実際に立って行うタイプのプレゼンやピッチでは、スライドはあくまで補足情報であり、あなた自身が何を言葉で伝えるかが評価の上でより重要な意味を持ちます。しかしオンラインでピッチを行う場合には、あなたの言葉に徹頭徹尾集中しなければいけないことは、むしろいわゆる『zoom疲れ』を引き起こす原因になってしまうかもしれません。

そのため、オフラインでのプレゼンやピッチと比較して、オンラインでのスライドは内容を調節することが必要になります。もちろん、文字数過多になることは避けたいところですし、スライドを読ませることがメインになってはいけません。できるだけビジュアル的に分かりやすくなることを前提としながら、スライドの情報もあなたの発話も聞き手の負担にならないよう、情報量を調節しましょう。

 

オーディエンスとのコミュニケーション

オフラインでのピッチと同様に、オンラインピッチでもオーディエンスとのコミュニケーションは重要です。適宜質問を投げかけたりするのも良いでしょう。

ただしここで注意が必要なのは、アイコンタクトを取るためには、あなたはカメラを見なければいけないということです。つい画面に映っているオーディエンスを見てしまうかもしれませんが、それではあなたの目線は微妙にズレて映ってしまいます。

オーディエンスとコミュニケーションを取る場合、誰に話を振る場合でも、カメラのレンズを見ることを常に意識してください。カメラのレンズを見ながらコミュニケーションをすることは、まるで空中に向かって話しているみたいな感じがするかもしれません。もちろん、カメラの位置によっては、オーディエンスの反応を確認しにくいということもあるでしょう。そのため、こうした目線の調整には少し馴れが必要かもしれません。

 

オフラインとオンラインの違いを意識する

このように、オフラインでは自然にできるようなことであっても、オンラインだと急に勝手が違うように感じられることは珍しくありません。オフラインとオンラインはただの地続きの場ではなく、例えば地上と水中のような、まったく違う環境であると考えても良いでしょう。

こうしたことから、Webに関する業務は多くの人が苦戦するところでもあります。今回の記事に協賛を頂いたニシダさんは、ただの外注ではなくクライアントに寄り添うWeb担当者として、様々なWeb業務のサポートをしていらっしゃいます。

手探りで不慣れなオンライン業務をこなすのではなく、オンラインという環境を熟知したエキスパートに外注したり、コンサルを受けたりすることは、想像する以上に価値のあることなのです。

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【執筆者】堂本秋次
https://www.lancers.jp/profile/AkitsuguDomoto
Lancer of the year 2016 / 2022W受賞
・メインでは翻訳家やSEOの専門家、英語学習の専門家としてお仕事を頂いております。
・メイン以外でもプロジェクト管理やSEOマネジメントなどのお仕事を頂いております。
・例えば上記の記事のような内容をそのままSEOワードを取り込んで英語で書くようなことも可能です。
YouTubeもやったりしています。

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