【LOY 10th 記念記事】 効果的なプレゼンテーションの秘訣と心理学的アプローチ

【LOY 10th 記念記事】 効果的なプレゼンテーションの秘訣と心理学的アプローチ
ピッチの極意:営業力にも関わる、効果的なビジネスアイデアの伝え方とは?
LANCER SCORE
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初めまして。堂本と申します。普段は翻訳や英語学習のコーチング、海外向けサービスのSEO などをLancers を通してお手伝いさせて頂いておりますが、ひょんなことからLancer of the year10周年のお手伝いもさせて頂くことになりました。具体的には、このLOY 10thというイベントの中で『ビジネスアイデアのピッチコンテスト』を開催することになり、これのお手伝いをさせて頂いております。

今回は、ビジネスのピッチをする上でどのようなことに気をつけるべきか、具体的な振る舞いはどのようなことかについて、具体的なテクニックや心理学的なアプローチについて考えてみましょう。

今回の記事は、営業職で初めてLancer of the yearを受賞したTAKAさんの協賛を受けて作成しています。現在Lancer of the year 10thでは、個人サポーターとしてLOYを盛り上げてくれるフリーランスを募集しています。詳細は【こちらから】ご確認ください。

 

ストーリーテリングを活用する

人は数字やデータよりも、物語に引き込まれやすいものです。アイデアの背景や、それが生まれた経緯、問題解決のストーリーを簡潔に伝えることで、聴衆の心をつかむことができます。一方、具体的な数字やデータに興味を持つという人もいます。そのため、両方の要素を適度に入れるか、または聴衆にどちらのタイプが多いかを予め調べて調整するといったことも有効でしょう。

 

3つのポイントに絞る

プレゼンテーションでは多くの情報を伝えたい気持ちになるかもしれませんが、聴衆の興味を引き続けるには3 つ程度にポイントを絞ることが重要です。最も伝えたいポイントを絞り、それを中心にプレゼンテーションを構築しましょう。逆に言えば、伝えたいポイントを絞りきれない場合、まだそのビジネスや伝えるべき価値の取捨選択に迷いがあるということかもしれません。

もちろん、このようにポイントを絞って相手に伝える技術は、通常の営業においても大きな意味を持ちます。そしてフリーランスとして、自分で仕事を見つけていくという意識が重要である以上、営業力は切っても切り離せないスキルであると言えるでしょう。
もしも営業力を鍛えたい、より技術的に営業について学びたいということであれば、今回の記事のスポンサーであるTAKAさんのMENTAプランで学ぶというのも良いかもしれません。営業職として初のLancer of the yearを受賞しているTAKAさんは、まさに営業の専門家です。

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目の前の聴衆とのコミュニケーション

スライドや資料だけに頼らず、目の前の聴衆とのコミュニケーションを大切にしましょう。質問を投げかけたり、共感を得る言葉を使ったりすることで、聴衆との一体感を生み出すことができます。

これを実践するためには、台本を用意して読むだけになったり、プレゼンの内容を読むだけになったりしないことが大切です。加えて、聴衆からもコミュニケーションの矢印を自分に向けてもらえるように、スライドの内容は一目で分かるような情報量にして、できるだけ文字を使いすぎないようにすることも重要と言えます。

すべてがアドリブである必要はありませんし、事前準備は重要です。しかし、予め用意された言葉を喋ることは、言葉のやり取りとしてのコミュニケーションとは言い難いでしょう。言いたい内容や伝えたい事柄をリストアップし、おおよその言い回しや流れから、ステージ上ではそれに縛られない言い回しを選ぶことが大事です。

 

舞台上の振る舞い

プレゼンの際には、言葉だけでなく、舞台上での自分の振る舞いも非常に大切です。プレゼンテーションとはひとつのステージパフォーマンスでもありますから、その意味で演劇やコレオグラフィのような要素が重要視される面もあるでしょう。

例えば緊張すると呼吸が浅くなりがちですが、腹式呼吸を意識し、深い呼吸をすることは大切です。深い呼吸を身につければ、過度な緊張を和らげることができるでしょう。また、腹式呼吸を身につけることは、息を吸うことだけでなく、上手に吐くことも体得することに繋がります。このことは、より遠くまで届く、自信を感じさせる声の出し方を身につけることにも繋がるのです。

もちろん、言葉だけでなく、表情も大切なコミュニケーションツールです。笑顔であったり、真剣な顔つきであったり、情熱的に語る時の熱い眼差しであったり、適切な表情を使うことで聴衆との一体感や共感を得やすくなります。ポイントは、意識的に表情を作ることを練習することです。通常私たちは、その場にあった表情を自然に作ります。しかしパフォーマンスにおいては、少し強調するくらいの、分かりやすい表情が求められるのです。

 

自信を持つこと

これは心理学的なテクニックとしても、聴衆を引きつけるための重要な要素です。自分のアイデアに自信を持ち、その自信をプレゼンテーションに反映させることで、聴衆もあなたのアイデアに魅かれるでしょう。

不安があっても、その瞬間には不安など一切感じていないように自分で思い込むくらいの気持ちの作り方があって良いものです。例えば気持ちが昂ぶる曲をプレゼン前に聴くなども良いでしょう。緊張すること自体は悪いことではありません。それは、それだけその舞台に対して責任を感じているということであり、自分が取り組んできたことに価値があると感じているからこそ、それを台無しにしたくないがために抱く感情とも言えます。

大事なのは緊張しないことではなく、自信を持つことです。それを明確に分けるだけでも、相当心持ちは違うのではないでしょうか。

ピッチ技術の重要性

ビジネスのピッチコンテストは、単なるアイデアの発表の場ではありません。それは、あなたの情熱、ビジョン、そしてプレゼンテーションスキルが試される場です。効果的なストーリーテリング、簡潔なポイント、再帰性の原則、そして舞台上での振る舞いや自信の表現は、単に内容を伝えるためだけではなく、聴衆との強力な結びつきを作るための要素です。

大切なのは、常に自分のプレゼンテーションスキルを磨き続け、新しいアプローチや方法を学ぶ姿勢を持ち続けることです。もちろん、舞台上のスキルだけでなく、自分のビジネスアイデアについて主観的および客観的に学びを深めることも重要です。プレゼンテーションの技術は一度身につければ終わりというものではなく、環境や自分自身、ビジネスの変化に合わせて、同じように成長させていくべきものだと言えるでしょう。

 

【執筆者】堂本秋次
https://www.lancers.jp/profile/AkitsuguDomoto
・Lancer of the year 2016 / 2022をW受賞
・メインでは翻訳家やSEOの専門家、英語学習の専門家としてお仕事を頂いております。
・メイン以外でもプロジェクト管理やSEOマネジメントなどのお仕事を頂いております。
・例えば上記の記事のような内容をそのままSEOワードを取り込んで英語で書くようなことも可能です。
・YouTubeもやったりしています。

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