MVPランサー・池田 昌広さんに聞く、“理想の暮らし”を手に入れるためのパラレルワーク

MVPランサー・池田 昌広さんに聞く、“理想の暮らし”を手に入れるためのパラレルワーク
本業のカメラマンにとどまらないパラレルなワークスタイルを実践し、『Lancer of the Year 2016』で栄えあるMVPに輝いた池田 昌広さん。元は大手企業で家電の設計開発者として勤務され、その後フリーランスのフォトグラファーとして独立し長野に戻られたという経歴の持ち主です。今回は、業種や場所にとらわれない「新しい働き方」を体現している池田さんに、MVP受賞の感想や、ご自身のワークスタイルについてインタビューを行いました。
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場所も仕事も枠にとらわれない、果敢に領域を広げていくパラレルワーカー

近年耳にする回数が増えた「パラレルワーク」という言葉ですが、「副業」の同義語としてとらえている方もいらっしゃるのではないでしょうか。本年度の『Lancer of the Year 2016』においてMVPに輝かれた、フォトグラファーの池田昌広さんもその一人。今回は「理想の暮らし」を手に入れるためにパラレルワークを実践する池田さんに、インタビューを実施。『Lancer of the Year 2016』を受賞後の心境や、フリーランスとして働く上での心得を伺いました。

地域の人がいての自分の活動。周囲と喜びを共有できたことが何より嬉しかった

―2015年12月に、突如『Lancer of the Year 2016』ノミネートのご案内が届いたかと思いますが、その当時はどのような心境でしたか?

『Lancer of the Year 2016』のノミネートのご連絡を頂いた時は驚きましたが、結果としてこうして賞をいただけたことで、自身の活動を評価していただけたことが単純に嬉しかったです。会社員をしていた頃に比べ、フリーランスで働いていると、このように賞をいただいたり、他の方からわかりやすく目に見える評価を頂くということがあまりないため、大変貴重だと思いました。

本業のカメラマン以外の職種にも挑戦するパラレルなワークスタイルが評価!

―池田さんは、パラレルワーク部門特別賞を受賞されましたね!おめでとうございます。カメラマンとして活躍されている一方で、幅広いジャンルでの活動もされていて、まさしくパラレルなワークスタイルを体現されているかと思います。受賞された際の心境をお聞かせください。

受賞式では、長野県を拠点としつつも東京や関西での仕事も受け、文字通りパラレルに働いていること、また地域活動にも積極的に取り組んでいることを評価していただけました。

普段から、企業様から個人のお客様まで幅広くお付き合いさせていただき、結婚式などのイベント撮影や商品のプロモーション動画まで、広い範囲で撮影業務をさせていただいておりますし、加えて副業的ではありますが、デザイン、ライティング、取材、コンサルティングなど、色々なことを組み合わせて生業としておりますが、こうした生き方そのものを評価していただけたと思っています。

今回のテーマの通り、自分でも進行形で模索中の「新しい働き方」をしていると思っていますが、一つのモデルケースとしてこのように評価をしていただけたということで、少し安堵するとともに、大変光栄に思っています。

―そして、MVPの受賞もおめでとうございます!MVPはサイト投票とと当日投票によって池田さんがMVPに輝かれましたが、受賞当時の率直な感想はいかがでしたか?

会場で名前を呼ばれた時は、喜びというよりは本当に驚きまして、頭が真っ白になってしまいましたが、時間が経つにつれて、大変光栄な賞をいただいたという実感が強くなってきております。

今回のMVPの受賞については、本当に周りの方々のおかげです。特設ページのリリース以降、クライアント様や、一緒に活動してくれているチームのスタッフたち、地域の方がたなどがSNSで積極的に次々とシェアをしてくださり、投票を呼びかけてくださいました。

また、当日会場で投票していただいたランサーの方も含め、皆様が応援してくださった結果だと思います。

喜びと感謝でいっぱいです。

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―『Lancer of the Year 2016』の受賞をされた今、ご自身の環境に何か変化はありましたか?

田舎での活動が多いのですが、かなり広範囲にまで受賞をしたということが認知されており、会う人会う人から「受賞おめでとう。自分のことのように嬉しい!」という言葉をかけていただいたことが嬉しかったです。私の活動は地域の人との交流ありきでなりたっているので、こういった形で皆さんにも受賞の喜びを共有していただけたことが一番です。

自分の仕事自体に大きな変化というのはまだありませんが、受賞に恥じないように作品のクオリティーを維持、向上していかねばという思いが芽生えました。また、お客様が次のお客様をご紹介していただける際の宣伝文句にしていただいているようで、実際に新規のお問い合わせを非常に多くいただいており、良い循環が生まれはじめています。

「効率性と人とのつながり」ー国内各地を飛び回るフリーランスならではの仕事術

―池田さんは長野県をお住まいとされていますが、フリーランスとして活動される際に、距離などの物理的な障害に直面されたこともあるのではないでしょうか。フリーランスとして活動を始めた際に心がけていたことは何かありますか?

ランサーズでの活動を開始した際、最初はあまり利益がでなくても都内や関西の仕事を受け、メインの仕事の行き帰りに営業活動をしていました。お客様の中にはたとえ紹介であっても一度は会いたいという方も多くおられますし、直接の依頼には繋がらずとも、一度会うことで今度は長野での仕事があった際にご連絡をいただいたりと、次につながってきます。

撮影の仕事ではイベントやセミナーなどを撮影するケースも多く、一度に多くの方にお会いできるため、仕事の後は一人づつ挨拶をして、顔を売るようにしました。名刺交換の際に「長野から来ているんですか!?」というやりとりがよくあります。驚かれますが、いい話題作りになっているようで、相手の記憶にも残りやすいのかなと思っています。

―池田さんのように「新しい働き方」実践するフリーランスの方々にメッセージをお願いいたします。

私は自分の暮らし方、働き方に対してある程度理想としているイメージがあり、そのためにランサーズをうまく利用する、という形を取っています。

具体的に言うと、私の場合はいつも全国を動き回っていますが、フリーランスでは交通費や宿泊費も大きなコストです。なので仕事で数日間一度都内に行くとすれば、自分の空き時間や、居場所をうまく活かせるようにランサーズの仕事を入れたり、逆にランサーズの仕事で大阪に行く際、ついでにほかの営業や撮影を組み立てたりしています。長野のオフィスで編集ばかりというときは気分転換もかねて近所でできる撮影や取材の仕事をさがします。

パラレルワーク部門賞を受賞できたのは、こうして自分の働き方のスタイルとランサーズをうまくマッチさせられたからだと思います。皆様にはそれぞれのスタイルがあるかと思いますが、それをうまく落とし込んで、「いい意味で」ランサーズを利用できるようにしていくことが大事です。

また、受賞を目指すにはお客様に対する仕事の取り組み姿勢の評価が大前提です。返信の早さ、見積もりの正確さ、仕事の早さ、品質の高さなど、すべてにおいて、妥協しないようにすることが大事です。最初の提案時、お見積もりを出す時点からお客様の姿をイメージし、自分はどういう仕事ができるのか、ということを相手が具体的にイメージしやすいような形で伝えるようにしています。

フリーランスの仕事は自分で考えて判断しなければならないことばかりですが、逆に言えば自分次第でいくらでも理想の形を作れるということですので、皆さんもそれぞれの目標に向けてがんばって進んでいってください。私も受賞に恥じぬよう、引き続き自分流を模索し、向上していきたいと思っています。

(おわり)

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