クラウドソーシングに秘められた「町工場を救う」可能性 －（株)ビッグライフ

「中小企業の応援団」と自らを名乗り、町工場をはじめとする中小企業による取り組みにスポットを当てるのは、株式会社ビッグライフだ。

「高い技術力を持つ一方で世間から知られていない」そんな中小企業を、月刊誌「BigLife21」で取り上げ、社会認知の一助を担っている。

「ITとは関わりの少ない町工場の人々にこそ、クラウドソーシングを使って欲しい」
そう語る同社の加藤氏に、ランサーズの活用法をお聞きした。

多様なスキルを持つクリエイターが集まる場所

－まずは御社について、読者の皆さまにご説明頂けますか？

弊社は、月刊「BigLife21」の出版を通して、これまで2千社を超える中小企業の生き様や心意気を伝えてきました。

「中小企業の応援団」を基本理念とし、製造業に特化して、主に町工場などの中小企業をターゲットとした取材活動を展開しています。

大企業ではなく中小企業を対象とする理由は、大多数のメディアの注目先が大企業に限られているためです。

国内企業の約99％を占め、全労働者の約70%が働く中小企業は、高い技術力とは裏腹に、社会からは認知されていない歯痒い現実があります。

そこで、世界に誇る日本のモノづくりを支える中小企業や町工場にフォーカスし、紹介していこうというのが本誌の目的です。

－ランサーズをご利用いただいた経緯についてお聞かせ下さい。

月刊「BigLife21」のホームページ（HP）のリニューアルが、ランサーズ利用のきっかけでした。当時のものはデザインが古くPR出来るクオリティではなかったのですが、HPは会社の「顔」として印象を左右するものだと感じ、優先的なリニューアルを決めたのです。

Web業界の知人に話を聞いたところ相場が予想以上に高額と分かったため、以前から別用途で活用していたクラウドソーシングサービスの利用を検討しました。

弊社の記者となる以前はフリーライターとして活動していたため、国内でサービスが立ち上がり始めた当初からクラウドソーシングには注目していましたし、利用もしていたのです。

数あるクラウドソーシングの中でランサーズを選んだ理由は、登録するクリエイター数が豊富なランサーズで依頼すれば、多くの方々から多様なご提案を頂けると考えたからです。

－実際に依頼してみていかがでしたか？

プロジェクト方式で、HPのリニューアルに関する要件を明記して依頼を出したところ、25人ものランサーの方から提案が集まったので大変驚きました。

しかし、更に驚いたのはその中に出版社のウェブ制作の経験を持つ方がいらっしゃったことです。これには、ランサーズで仕事をするランサーの方々の層の厚さを実感させられました。

「この方であれば、弊社の出版社としてのニーズを汲み取って、理想の形でHPをリニューアルして頂けるに違いない」と期待し、依頼させて頂くことにしました。

依頼後は、ランサーの方と十分なコミュニケーションの下で仕事を進めて頂けましたので、理想的なHPを完成させることが出来たと思っています。

クラウドソーシングで町工場を元気に！

－今後、また別の用途でランサーズを利用してみたいと思われますか？

出版業を営む弊社では、スキルの高いライターの存在が不可欠です。現在は社外を含め、合計約10名のライターで記事の作成を行なっております。

ランサーズにはライティングの仕事カテゴリーもあり、スキルの高い方が多いと感じるので、記事の作成をランサーズで依頼してみたいと考えています。

また、作成した記事を組む作業（DTP）を専門とする人材が現在弊社に不在なので、その作業をランサーズで依頼するものいいかもしれません。

－最後に、ランサーズの利用を勧めたいと思う対象の方がいれば教えて下さい。

弊社が注目し、取材を行なっている中小企業の方々にこそ利用して頂きたいと思っています。町工場をはじめとする中小企業の高い技術力は、リアルで製品をつくりたい人の目には非常に魅力的に映るはずです。

今後クラウドソーシングの活用を通して仕事を増やしていければ、今は海外の工場におされている日本の製造業を支える中小企業にも、チャンスは必ずあると思います。ランサーズを通して成長する中小企業が次々と誕生する未来を期待したいですね。

【企業情報】

「株式会社ビッグライフ」

http://biglife21.com/

「経済誌の運営会社のホームページ作成」（＝下記掲載の案件）

https://www.lancers.jp/work/detail/107795