前例にとらわれない創造力が勝因？72名から選ばれたランサーにクリエイションの姿勢を聞く

（Magiiさんとおばあさま）

Magiiさんはこの道20年のベテランWebデザイナー。そんな彼女が長らく生活の拠点だった東京を離れ、実家に戻ったのは祖母の介護が理由でした。実家で介護とリモートワークの生活のなか、たまたま目にしたレノボ・ジャパンとランサーズの合同コンペに参加し、見事当選！

彼女が作ったバナーデザインの何がレノボ・ジャパンの琴線に触れたのか。Magiiさんと選定した「LenovoPRO」のマーケティングマネージャー・日笠修さんを交えたインタビューの様子をお届けします。

【レノボ・ジャパン×ランサーズ】合同デザインコンペを開催

Magiiさんってどんな人？

（2022年6月現在）

−− 本日はお時間をいただき、ありがとうございます。早速コンペの話に入りたいところですが、せっかくなのでMagiiさんの独立の経緯や現在の働き方をまずはお伺いしてもよろしいでしょうか？

Magii：本日はよろしくお願いします。私はクリエイター歴は20年ほどで、現在はデザイナーとして活動しています。グラフィックのデザインからHPのコーディングまで対応可能です。

もともとは東京で生活していたのですが、祖母が介護の身となったため、実家のある富山県に戻ってきました。今は祖母のお世話をしながら、そのほかの時間を使って自宅で仕事を行なっています。

−− デザインをはじめ、ものづくりは昔からお好きだったんですか？

Magii：好きでしたね。私の年齢ですとだいぶ昔になるのですが、Windows95が出始めたころからデスクトップのPCを買って、自分でホームページを作ったりイラストを描いたりしていました。そうやって一つひとつ組み立てたり作る工程が楽しくて、割と自然に身についていった感じです。

社会人になってからは、デザインとまったく関係のない仕事も多く経験したのですが、その傍らで副業のようなかたちでずっとデザインの仕事を続けていました。当時は、未来の自分がフリーのデザイナーとして活動しているなんて想像もできなかったですが、ずっと好きで続けてきたことが今の自分を作っているのかなと思います。

強い印象に残った、魂のこもったデザイン

（Magiiさんが作成したメルマガのクリエイティブ）

−− Magiiさんが最初に今回のコンペ概要を目にしたときの感想を教えてください。

Magii：昔経験したいくつかの仕事のなかで、メルマガの担当をしていたことがあるんですね。だから「メルマガのバナー制作」という文字が目に入ったとき、「わぁー懐かしい！」って思いましたね。

それで報酬が30万円！って書いていたからびっくりしたのですが、よく読むと当選者1人10万円の読み間違いでした（笑）。でも、他のコンペよりいい報酬額だったので「参加報酬くらいいただけたらいいなー」という気持ちで参加しました。

−− メルマガ担当だったのですね！今度はレノボの日笠さんにお伺いしたいのですが、Magiiさんのバナーデザインを初めて見たときの印象は？

日笠：全ランサーさんのご提案のなかで、一番ファーストビューの印象が強かった記憶があります。その後、ランサーズのスタッフさん交えて何度も全体に目を通したのですが、「やっぱこれだよね」という感じで。バナーの画像だけでなく、メルマガ全体のイメージまで作り込んでいただいたので大変感動しました。

−− レノボさんが今回のコンペで参加者さんに期待したことはなんですか？

日笠：我々が考えていたのが「クリエイターさんが自分のようなクリエイターさんのためにメルマガを作ったらどんなものができるんだろう」っていうことだったんですね。弊社では日頃からお客様に製品情報を伝えるメルマガをお送りしていますが、いつものメルマガではなく、クリエイターさんが魂を込めた製品紹介が作れたらいいなと。これまでにない、新しいメルマガの表現をデザイナーさんに期待していました。

Magiiさんの作品は、時間をかけて考え調べてくださったことが伝わる、魂のこもったデザインでした。

当選の感想は「あれっ……当たっちゃった」

(一番時間がかかったファーストビュー)

−− 今回のバナーデザインの制作時間はどれくらいかかりましたか？

Magii：はっきりは覚えていないんですけど、ファーストビューの女性の画像を選ぶのにだいぶ時間をかけましたね。

今回の素材選びに関しては、最初から全体のイメージを固めすぎてしまうとなかなか合う素材が見つからないタイプと予想して、最初に1枚クリエイターぽい写真を選んでから、その1枚を起点にしてデザインのイメージを膨らませていきました。

そこで選んだ画像の女性の襟（えり）がなんだか翼のようだったので、「自由」というコンセプトにも合っているし、この方向性でいいのではないかと。ここから「創造力に翼を」というキャッチコピーに繋がっていった感じです。

−− 当選の知らせを受けたときはどうでしたか？

Magii：「あ……あれっ….当たっちゃった」みたいな（笑）。参加報酬のひとつでももらえたらラッキーくらいの気持ちだったので。

日笠：驚かせてしまったみたいですね（笑）。ちなみに変な質問なのですが、このバナー内のパソコンってなんでひっくり返っているのですか？

Magii：自由だからです！翼ですよ、風に舞っているんです、創造力ですよ！

日笠なるほど、確かにそうご説明していただけると納得です。最初見たときは「あちゃー、ひっくり返しちゃったか」と（笑）。ただ今回は「自由にクリエイトしてください」という依頼だったので、なるほど、こういうのも面白いなと思っています。

ヒアリング能力はフリーランスの必須スキル

−− 日笠さんはどんなフリーランスに継続的な依頼をしたいと思っていますか？ クライアント側が求めているフリーランスの条件を知りたくて。

日笠：私の場合は、我々の要望への読解力が高い方ですかね。例えば、同じ青色でもそれぞれが思い浮かべる青色のイメージが微妙に違ったりするじゃないですか。そういった要件を厳密に言語化できていない私も至らないのですが、「1を言って10理解してくれる」ような読解力の高いデザイナーさんは、長くお付き合いさせていただきたいです。いきなり最初から、というのはもちろん難しい話なのですが、そのような意思疎通につながるコミュニケーションができるといいなと思います。

−− クライアントのニーズをデザイナーがヒアリングして主体的に言語化することはどう思いますか？

日笠：それはすごいありがたい話です。企業だとディレクターやPMが担う領域かと思いますが、顧客へのヒアリング能力や要件定義能力があることは、フリーデザイナーにとって大きな武器となるのではないでしょうか。

顧客ごとの業界情報にもアンテナを張って、「御社のビジネスモデルであればこういうものを作ればいいのではないでしょうか」と経営目線でデザインの提案ができると、クライアントからの印象は一気に変わるはずです。

Magii：私は若いときにコンビニのアルバイトやアパレル業界のオペレーター、経理事務や外回りの営業などいくつもの仕事を経験しました。その時にあらゆる世界を覗かせてもらったことが今に活きているなと。デザインは必ず届ける相手がいるので、ターゲットがどんな人物かリアルに知っていることは私の強みだと思います。

PC選びは「製品」「お得感」「納期」の3ポイントで考える

（Magiiさんが作成したバナー）

−− ここからはクリエイターとPCの関係についての話に進みたいのですが、Magiiさんは普段どんなPCでお仕事されていますか？ また、PC選びで意識したことがあれば教えてください。

Magii：使っているのは国産メーカーのデスクトップPCです。意識したことは…以前使っていたPCよりメモリやCPUのスペックを少しあげようということしか考えていなかったですね。

−−そんなMagiiさんが今回バナーデザインで「Lenovoワークステーション」を取り扱ったわけですが、この製品の印象はどうですか？

Magii：一番惹かれたのは「排熱処理」ですかね。私は昔使っていたPCの排熱処理が悪くて、買ってすぐのPCが駄目になってしまったことがあったので魅力を感じました。

日笠：PCってちゃんと熱を逃がしてあげないと壊れることもあるんだよって、意外と知られていないんですよね。

Magii：しかも私はまだ無知だった頃なので、愚かにもPCに氷を乗せていたんです（笑）。結露しますよね、そりゃ短命で終わるわけだ。

「Lenovoワークステーション」では、どのような排熱処理の工夫が導入されているのですか？

日笠：静音性と風量を高い次元で両立した独自設計のクーラーファンと、CPUとGPUの間で相互に熱を伝導させて効率的な冷却を実現する設計を取り入れています。

Magii：ぜひ一度、体験してみたいですね。排熱処理以外には注目のポイントはありますか？

日笠：業界一の幅広いラインナップ、堅牢性、ISV認証といろいろあるのですが、要は「プロフェッショナル向けのソフトウェアの動作が保証されており、そして壊れにくい」ということになるかと思います。

クリエイターさんに限らず、PCが壊れるということは致命的じゃないですか。明日朝に納品する必要があるのに、前日の夜にPCが落ちる・動きが重いってことがあってはなりません。

Magii：確かに…それはすごく困ります。

日笠：だからこそ、弊社では「そこまでするか」というレベルの精密なテストを繰り返し行なっており、より快適なPCを皆さんに届けられるよう研究をしています。

− 「Lenovoワークステーション」はどこで買うことができるのでしょうか？

日笠：おすすめなのは中小企業向け・個人事業主向けの法人専用オンラインストアの「LenovoPRO」です。

Magii：レノボって大きな法人向けにしか売っているイメージがありませんでした。

日笠：もちろんレノボでは大企業向けにも販売しています。一方で、個人事業主を含め中小規模の法人様にパソコンや周辺機器を1台から法人対象価格でご購入いただけるよう始めたのが「LenovoPRO」なんです。業務で使用するためのPCや各種周辺機器をご案内、また法人様向けの特典やキャンペーンをご用意しています。

Magii：自分にあったPCを選ぶ際のポイントはありますか？

日笠：お客様が気にされるのは、大きく分けると「製品」と「お得感」と「納期」の3つではないかと考えています。「製品」は自分のやりたいことに適したPCであるか、「お得感」は適切な価格かつ割引や特典があるか、「納期」は仕事に悪影響がない範囲で届くか、という視点です。

Magii：仕事で忙しくてなかなか自分にあったPCを調べる時間がないのですが、そんな人でも後悔しないおすすめの買い方はありますか？

日笠：であれば「LenovoPRO」の電話またはチャット窓口に相談するのがおすすめです。我々の営業担当は1年を通して様々なお客様の用途や予算、ご希望納期に適したPCをご提案しており、製品からキャンペーン、在庫情報にまで精通しています。ご相談いただけましたら、最適なPCをご提案いたします。

Magii：：なんだか根堀り葉堀り聞いてみたくなっちゃいました。今の話を聞いて、リアルにPCを買い換えようかな（笑）！

祖母と過ごしながらランサーズで働ける生活に幸せを感じる

−− 本日は長い時間、お話をありがとうございました。最後にMagiiさんの今の働き方（フリーランス）を選んで良かった点を教えてください。

Magii：私は強い意思をもって独立したわけではありませんが、いつか独立できたらとずっと考え続けていました。そして、昔からコツコツ続けてきたクリエイティブワークが今となって力になっていることを実感するので、「やりたいことは常に胸の中心に置いておくこと」は大切だと断言できます。

それがまたいろんなキッカケを引き寄せてくれる。これ、ホントだなって思います。

今の働き方で良かった点は…祖母の介護ができるという点に尽きますかね。私、自分で言うのもなんですが「世界おばあちゃん子ランキング」があったら上位に食い込めるくらいのおばあちゃん子なんです（笑）。

高齢者介護については冷たい意見も確かにありますが、祖母と過ごす内輪の時間はゆっくり穏やかで幸せなひと時です。祖母が眠くなるまで日向の縁側でお茶する時間や、園芸療養で育てたハーブを一緒に摘む時間。私が今、実家で過ごしながらオンラインで働けているのは奇跡的でとても幸せなことだと思っています。

日笠：働き方の多様化が叫ばれて久しいですが、テクノロジーが発展した現代だからこそ、どちらかを諦めないで済む柔軟な生き方を、我々は選択できるようになりました。

レノボのPCの先には、さまざまな働き方を選択されているお客様がいることを忘れず、今後も良い製品を作り続けたいと思います。個人事業主の方・副業の方でも「LenovoPRO」ならお得にPCが購入できますので、ぜひ一度サイトに遊びにきてください。

▼参考リンク
Lenovoワークステーション
LenovoPRO
Think 最上位シリーズを会員価格で（LenovoPRO）