仕事と子育ては両立可能!『ワークライフバランス部門賞』受賞者・清水 希枝さんが手にした理想の働き方

仕事と子育ては両立可能!『ワークライフバランス部門賞』受賞者・清水 希枝さんが手にした理想の働き方
”時間や場所にとらわれない新しい働き方を体現するフリーランス” から、次世代ワークスタイルのロールモデルを表彰するセレモニー『Lancer of the Year 2016』。去る3月23日(水)に開催された当セレモニーで、『ワークライフバランス部門賞』を受賞された清水 希枝さん。2児の母でありながらフリーライターとして活動する彼女は、数年前まで海上保安官として働いていました。そんな清水さんに受賞の喜び、受賞後の変化についてお話しを伺いました。
LANCER SCORE
36

”仕事かプライベートか”ではなく、”どちらも手にできる”時代へ

「仕事と生活の調和」を意味するワークライフバランス。仕事 = 人生といった以前の価値観ではなく、新しい働き方のスタイルとして耳にすることも多くなりました。とはいえ、特に妊娠、出産、子育てを経る女性にとって、仕事との両立は難しいのが現実。依然として、仕事か子育ての一択を迫られてしまう方が多いようです。

しかし、なかにはワークライフバランスを確立している人もいます。ご紹介するフリーライター・清水 希枝さんもその1人。

清水さんとお子さん1

前職は「海上保安官」として船舶調理師の業務をこなしながら、時にはヘリコプターで人命救助を行なっていた清水さん。充実した毎日でしたが、子供の出産を機に、働き方に疑問をもつようになりました。

娘が病気になっても仕事を優先することがありました。母親失格ではないか……。風邪で真っ赤な顔をした我が子を前に、そう思うようになったのです。しばらくして、清水さんは家族のため海上保安官の道を断念しました。

その後、専業主婦となった彼女は前職とは違う生活環境に充実感を得ていました。しかし、次第に『仕事をしたい!』と強く思うように。特別なスキルを持たない自分ができることは何か……。頭をよぎったのは、ライターという仕事でした。そして自宅にいながら、子供の傍にいながら働き続けるために、始めたのがランサーズだったのです。

そんな清水さんが、この度『Lancer of the Year 2016』の『ワークライフバランス部門賞』を受賞。自由な働き方を手にした彼女に、受賞の喜びをお聞きしました。

まさか私が受賞するなんて! 華やかなステージは浮世離れした空間でした

清水さん

ー この度は『ワークライフバランス部門賞』受賞おめでとうございます! 改めて、受賞の感想をお聞かせください。

私は『自分と似たような境遇の人に、フリーランスという働き方があるということを知ってもらいたい』その一心で応募させていただきました。まさか、自分が受賞するとは夢にも思っておらず、ただただ驚いたというのが素直な感想です。このセレモニーをきっかけに、日本中の多くのママさんパパさんがアクションを起こしてくれたら嬉しいです。

ー 『Lancer of the Year 2016』のセレモニーに参加された感想はいかがですか?

浮世離れした空間でした! なんというか……北海道の田舎育ちの私には、東京のど真ん中にある『渋谷ヒカリエ』で、このような賞をもらえるなんて本当に驚きで。安倍首相夫人や人気YouTuberの方々と同じ空間にいることが、不思議でたまりませんでした。

でも、普段1人で活動することが多い私にとって、数多くのフリーランスの方々にお会いできたのは純粋に嬉しかったです。仲間に会えたというか。「同じ同士なんだ!」という気持ちになれて、エネルギーをもらいました。

ー 『ワークライフバランス部門賞』を受賞され、その後のフリーランス生活に何か変化はございましたか?

受賞以前は、「清水さんは何の仕事をしているの?」といつも周りの人に不思議がられていました。でも、受賞を機に、周囲の人もクラウドソーシングで働くという私のスタイルを理解してくれるようになり、興味をもってもらえる機会は増えたと感じます。

自分の頑張りは100%自分の評価となる! 将来は『最強で最高のライター集団』を作りたい

清水さんとお子さん2

ー ワークライフバランスを実現したいと考えるフリーランスが参考となるような、普段心がけている取組みがありましたら教えてください。

常にアンテナを張って、自分がなりたい像、目指すところを具体的にイメージして生活しています。すると不思議なもので、必要な情報が目にとまるようになり、前へと進むことができるのです。

あとは、もう少し現実的な話をすると「今月は報酬をいくら稼ぐのか?」金額を毎月決めて、目標から逆引きで仕事を受けるようにしていることです。連載記事だけでは達成が難しい場合は、単発の案件でうまく調節しながら取り組んでいます。

― 最後に『THE LANCER』の読者に向け、メッセージを一言お願いします。

仕事の頑張りが100%自分の評価であり報酬につながる働き方はフリーランスならではです。働く時間や場所、仕事そのものを選ぶことができるメリットの多い働き方だと思います。

「自分のことは自分で管理する」という意思さえあれば、誰しもが自由な生活を手にすることができるのではないでしょうか。私はゆくゆくは法人化し、同じ境遇の方々を集め、『最強で最高のライター集団』を作りたいという夢をもっています。皆さんも自分らしい生活を実現すべく、ぜひチャレンジを続けてください!

(おわり)

RECOMMEND
関連記事