未経験者が在宅ワークの翻訳で稼ぐ方法

未経験者が在宅ワークの翻訳で稼ぐ方法
語学力をいかした在宅ワークに興味があるけれど翻訳の仕事は未経験。こんな自分でも仕事があるのだろうか?そんな不安を抱えた方のために、クラウドソーシングサイトにおける案件の現状と、稼ぐための方法をまとめてみました。
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【クライアント様向け】翻訳案件の単価・費用相場

 

まだまだ少ないクラウドソーシングサイトの翻訳案件

インターネット上で仕事の受発注ができるクラウドソーシングサイト、ランサーズの出現などによって、在宅ワークのあり方が再注目されています。今までは特殊なスキルや人脈がなければフリーランスとして生活していくことは困難でしたが、今や自宅にいながら仕事をして、経験を積みながらお金を稼げる時代です。

ぼくはフリーランスのライターをしておりますが、英語を勉強しているため、翻訳の案件も頻繁にチェックしています。しかし「翻訳」という分野は専門性が高く、語学力はもちろんのこと実務経験も要求されます。翻訳者ネットワークの専門サイトに仕事が集中し、クラウドソーシングサイトには集まらない現状があります。

翻訳の仕事単価、幅は大きい

クラウドソーシングサイトに集まる翻訳の仕事は、「海外サイトの翻訳」「英文ビジネス文書の翻訳」などが多く、単価の幅も大きいです。

「海外サイトの翻訳」であれば、テストライティング一万文字で250円~、本採用になった場合に10,000円~の相場が多いです。「英文ビジネス文書の翻訳」の場合は、ビジネス分野特有の言い回しや表現力が要求されるため、数千文字の資料に対して2万円程度の仕事もあります。

これは仕事のスキルと単価の関係性として非常にわかりやすい構図ですが、「素人でも翻訳サイトを使いながらできそうな仕事」は単価が安く、「経験に基づいた高いスキルが要求される仕事」は単価が高いのです。

翻訳の仕事でTOEICよりも必要なこと

翻訳の仕事の募集要項には「TOEIC800点以上の方」「帰国子女の方」などの条件があります。しかし、実はもっとも大事なのが「実務経験」です。

たとえば大学の外国語学部を卒業したからといって、英語が話せるわけではありませんよね?要するに「知っている」ことと、「活用できる」ことは全く違うことなのです。TOEICで高得点をだしていれば応募の際に有利なことは間違いありませんが、企業としてもっとも重要視していることは「仕事がデキる人」です。

TOEICを受けたことがない…ただそれだけの理由で翻訳の仕事を諦めてしまうのは早計で、まずは安い単価の仕事であってもどんどん経験して、実務経験を積むことが大切です。

単価が高い分野はあるのか?

翻訳の仕事で単価が高い分野と言えば、金融、不動産、法律、特許、ビジネスなどです。これは語学力はもちろんのこと、その分野の知識や専門用語にも精通していることが必要なため、単価が高いからといって素人がいきなり手がけたところでできるものではありません。最終的にはこれらの単価が高い分野に進出する目標を立てることは良いですが、そのためには年単位でスキルと知識をつけていくことが必要です。

知り合いには特許関連の翻訳で在宅ワークをして、「1本3万円×月20本=月収60万円」を安定して稼ぐ人もいます。この方は特許分野で多くの実績を積んでいること、そして多くの会社がリピーターになることで、自分から営業せずとも毎月仕事が入ってくるのです。”代えがきかない人材”とはまさにこのようなことでしょう。

翻訳家とライターとの共通点、数をこなせば道は開ける!

翻訳とライターの仕事は分野こそ違えど、共通点があります。それは「数をこなせば道は開ける!」ということです。とくにフリーランスが仕事について考えるときには、「資格」「肩書」「知名度」ばかりを考えがちですが、独立してしまえば誰しもゼロになるわけです。

そこで必要なことは、まずは単価が安くても沢山の仕事をこなすこと。実務経験を積むことで未来が開けます。リピーターができたり、仕事の単価がアップする、もっと多くの仕事を任せてもらえるようになるなど。

ぼくもライターを始めてからは年間1,500本の記事を書きましたが、最初は単価・800円の原稿もありました。それが今は最高で3万円にアップしており、約40倍になっています。資格(TOEICなど)を持っていないからといって諦めてしまうのはもったいない。「肩書や知名度は自分で作りにいく」ぐらいの気概で努力すれば、誰しもチャンスがありますよ。ランサーズの翻訳案件をチェックしてみましょう!

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