フリーデザイナーの将来を考える

フリーデザイナーの将来を考える
フリーデザイナーの将来を考えた時、一つの不安要素が見えてきます。クラウドソーシングの普及によって、確かに仕事を得る機会は増えました。この点は、フリーデザイナーにとっても嬉しいことです。 しかし、誰でも参加出来るためデザインの単価が曖昧になってきています。金額の幅が広がっているのです。金額がぶれている現実を見ると、将来に不安を感じてしまいます。 だからといって、本当にフリーデザイナーの将来は暗いものなのでしょうか?
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クラウドソーシングにより増加するフリーランス

フリーランスという働き方も多くの方に知られるものとなりました。それと同時に、フリーランスも多くなり、活動の幅も広がっていきました。

かけだしのフリーランスは、とにかく仕事を手に入れなければいけないと営業活動に力を入れます。少しばかり金額が安くても売上げを確保する為には仕方がない。そのような想いから安い金額で受ける事も多いようです。

特に、クラウドソーシングを使用しての営業となると、一部のフリーランスによって価格競争が始まってしまう事があります。

顧客からは見えにくいデザインの金額

フリーランスの業種で多いのが、デザイナーです。デザインというものは、金額をつけるのが非常に難しいものでもあります。そのせいか、デザイナーへの単価設定は他の案件に比べて、リテラシーが問われると考えられます。

実際に活動しているデザイナーの方も、それは感じているそうです。クライアントからすると、デザインというものは、非常に相場がつかみにくいものなので、どの程度の価格が妥当なのか悩むところです。

しかし、クラウドソーシングで実際に成立している金額を見る事によって、ある程度の相場観を知ることは出来ます。それでも、この相場も金額の幅が他業種に比べると広い為、判断が難しいものとなっているようです。

フリーデザイナーの現状はどうなっているの?

デザイン料の幅が広がった要因の一つに、フリーデザイナーが増え過ぎたという事があります。増えすぎた結果、市場原理によって適正価格も変化していきました。

例えば、副業でデザイナーをしている人は、金額が安くても問題がないと考えています。一方、デザイン一本で生計を立てているデザイナーは高額を求める。その結果、金額に幅が広がっているのです。

それまで、自分の中で明確な価格設定を行なっていた人でさえ、変動していく単価を目の前にしていると不安になります。単価が変動している状況で、自分だけ価格を維持していていいのだろうか?

そのような不安にかられた結果、自分も金額を変更してしまう。デザイナーの間で、このような悪循環が起こっているのです。その結果、ますます価格の幅が定まらないといった状況が続いています。

フリーデザイナーは将来の為に何をするべきか

変わり続ける単価を前に不安が募りますが、ただ待っているだけでは何も解決しません。では、フリーデザイナーが将来の為に出来る事とは何があるのでしょうか。

一つが、日々スキルアップしていくということ。自分の武器を磨いていくという事です。当たり前の事のように感じてしまうかもしれませんが、これが一番大切な事です。不安を感じている暇があるのなら、少しでも自分のスキルアップに努めるべきです。

もう一つ大切になってくるのが、営業力の強化です。フリーデザイナーとして活動していく為には、営業力も必要になってきます。とにかく、異業種交流会などには積極的に参加して新しい知り合いを作りましょう。不安を感じて塞ぎこむ暇があるならば、表に出よという事です。

フリーデザイナーの未来は明るい

フリーデザイナーが増えた事によって、デザインの質が上がったかと言われれば疑問です。それどころか、全体的な質で見ると下がっていると感じている人もいるのではないでしょうか。顧客もその事に気付き始めています。

金額が安いからといって、必ずしもそれが良いとは言い切れなくなってきているのです。例え、金額が高くて本当に価値があるデザインが手に入るのであれば、結果的に得をすることになります。顧客がその事に気付いた時に、何が起こるのか? 本当に優れた力のあるフリーデザイナーのもとに仕事が集まります。

その結果、力がないデザイナーは退場しなくてはいけなくなるでしょう。そして、金額の幅も今ほど大きなものではなくなっていくでしょう。これは、フリーデザイナーにとって望ましい環境のはずです。
来たるその日の為にも、今から自分のスキルを向上させる必要があります。

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