未経験・ロースキルの私でもフリーランスになれる?

未経験・ロースキルの私でもフリーランスになれる?
フリーランスって横文字だし、何だかハードル高そうだから未経験者は無理?そんなことはありません。フリーランスは単なる働き方に過ぎないのです。未経験でもフリーランスになることはできます。未経験者として知っておくべきポイントを見ていきましょう。
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そもそもフリーランスって?最初は誰でも未経験だよね

フリーランスと言えば、何か特別な事のように聞こえますが、基本は自営業者です。会社に属さずに仕事をする人がフリーランス。そして「独立しているのが条件」というわけでもありません。

会社に勤めながら週末フリーランス、家事の合間の主婦フリーランス、バイトしながらのフリーランスだって多いでしょう。未経験だから、という不安の中には専門的なスキルがないということも含まれるかもしれませんね。

でも少しずつ仕事をしながら、スキルを磨いてゆく方法もあります。ひと昔前、フリーランスと言えば、企業や組織でそれなりの経験を上げ、人脈や顧客、コネをつかんでからでないと成功しませんでした。

でも、ネットの普及で状況は一変したのです。特に高いスキルを持っていなくても、それなりの仕事を手に入れることは可能です。いきなり完全なフリーで生活する、というのは確かに無謀です。でも、未経験だからフリーランスを目指せないということは、まったくありません。

未経験でも目指せるフリーランスの仕事内容

「じゃあ、フリーランスを目指そうかな」と考えたら、さて何を仕事に選べば良いのでしょう。フリーランスの仕事にも、難易度の高いものから参入しやすい分野までいろいろあります。

IT系のプログラマー、グラフィック・デザイナー、Webデザイナーは需要も多く、ライターやコピーライター、イラストレーターなども単価にこだわらなければ、仕事はいくらでもあります。

腕に覚えがあればカメラマンや、翻訳業もアリです。なにがしかの資格があれば、さらに分野を広げられますが、資格だけあっても即仕事につながるということではありません。

今あるものを活かすか、新しくスキルを身につけるかは人それぞれですが、お金をもらう以上はやはりさらなるスキルアップが必要です。その分野が未経験ならばなおさら、セミナーや講座に通ったり、本を読んで知識を得るなど、フリーランスを目指す上では当然努力すべきことです。

フリーランス未経験者が知っておきたいこと

先に述べたように、フリーランスは個人事業主です。もし、会社を辞めて本格的に目指そうとすれば、それなりの知識が必要です。会社にいれば自動的に事務処理されることも、フリーになればすべて自分で行わなければなりません。

厚生年金から国民年金に、国民健康保険も手続きが必要です。税金は前の年の年収で翌年分が徴収されるため、会社を辞めたら覚悟をしておいた方が良いでしょう。

会社を辞める前に必ずやっておくこととして、多くの人が勧めるのは、クレジットカードを作ること。どんなに頑張ってもフリーランスの社会的信用は、会社員よりも低いのです。審査が通らず泣くことにならないように、準備をしておきます。

同様にローンを組む必要があるのならば、早めに動いてください。収入の管理は一切が自分の責任です。年間38万円以上の収入で申告の義務が発生します。仕事を開始する際、開業届と青色申告の手続きをしておきましょう。

平成26年分からは白色申告でも記帳が必要になりました。控除額から考えれば、最初から青色申告にしておいた方が後々悩まなくて済みます。もちろん収入が38万円以下であれば、いずれの申告も必要はありません。

未経験者が聞きたいフリーランスの実情1

当たり前のようですが、フリーランスになったなら完全成果報酬制です。会社にいれば、ネットを見ている時間があっても、トイレに長時間こもろうとも、時間分の給料がもらえます。

が、フリーランスはいつ何をしようとも勝手であると同時に、その時間分は稼ぎがありません。自分が動かなければ仕事は入ってこないし、自分が働かなければお金にはならないのです。

当然といえば当然ですが、会社を辞めた直後はこの切り替えに時間がかかります。一つの仕事を完全に終える前に、次の仕事を探さなければなりません。

ネット上で仕事を得ている場合は、仕事探し、納期、支払報酬のサイクルを、自分でうまく回せるように考える必要があります。

請負仕事も未経験者である場合は、受注・作業・納品・報酬獲得の流れを実際に幾度か経験してみれば、状態が把握できます。専業のフリーランスになれば、これをずっと繰り返し続けるということなのです。

未経験者が聞きたいフリーランスの実情2

収入については、職種や経験、スキルによって様々ですが、中小企業庁が2015年4月にまとめた「小規模企業白書」では、かなり厳しい状況も報告されています。フリーランスの多くはその収入が300万円未満。仕事内容には満足しているけれど、収入に満足できている人はまだまだ少ないという結果でした。

一方で1,000万円以上の収入を得ている人も存在します。未経験でも参入はできるけれど、副業から独り立ちするためには収入のメドが立たなければ難しいですよね。

とりあえず仕事を始めてみれば、ひと月単位の収入予測ができます。クライアントに自分を売り込む手段もわかってくるはず。受注がスムーズにできるようになれば、完全なフリーランスも夢ではなくなるでしょう。フリーランスは個人自由業。結果も頑張り次第ということなのです。

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