一度きりの人生だから、好きな場所に行き、好きな人と生きる|新しい働き方大賞 MVP賞・“フリー”ランサー賞|藤 清貴

一度きりの人生だから、好きな場所に行き、好きな人と生きる|新しい働き方大賞 MVP賞・“フリー”ランサー賞|藤 清貴
夢だったハワイ移住、大好きな地元へのUターン、二男一女の父…。公私ともに自分らしく生きる彼は、次なる目標にランサーズ初の「クラウドソーシングで築城」を掲げる!?。Lancer of the Year 2015にて、新しい働き方大賞 MVP賞と“フリー”ランサー賞を受賞した藤 清貴(ふじ きよたか)さんへのインタビュー。
LANCER SCORE
59

場所にとらわれない働き方を体現する“フリー”ランサー

 
Lancer of the Year 2015にて、『”フリー”ランサー賞』、そして『新しい働き方大賞MVP賞』を受賞した、藤 清貴さん。1982年福岡生まれの32歳であり、5歳の長男、3歳の次男、そして一歳の長女と子宝に恵まれた5人家族の大黒柱です。
 
ゲーム会社でのソフト制作や外資系企業の日本法人立ち上げ、有名IT企業での就業経験を経て、2012年4月からフリーランスのWebデザイナーとして活動を開始しました。驚くべきはフリーランスになった時点で、日本から6000km以上離れたハワイに活動拠点を移したこと。
 
順調にフリーランスとして活躍を続け、現在は地元の福岡でご両親や祖父母を含む、大勢の大切な人と共に暮らしています。
 
場所にまったくとらわれない働き方を体現なさっていることから、今回の受賞に至りました。藤さんへのインタビューを通して、受賞の喜びと「新しい働き方」によって手に入れたものやこれからの夢、そしてフリーランスとして活躍するヒントを紹介します。
 

毎日の生活に幸せが増えたこの働き方を、世の中に広めていきたい。

 
_D8A2756_s
 
― 『”フリー”ランサー賞』『新しい働き方大賞 MVP賞』の受賞、おめでとうございます。まずは、その感想からお聞かせいただけますか。
 
藤:表彰いただけたことが、まず素直に嬉しく思います。思い返せば、ランサーズを使い始めた最初の月は、5000円という収入でした。コツコツと続けてきた結果、今では世界中のどこでも働けるフリーランスとしての僕がいます。
 
会社勤めのころは、片道一時間をかけて通勤していました。それがフリーランスになってから、自由な時間が増えて、自分の好きな場所で働けて、毎日の生活の中で幸せな時間が増えたと思います。
 
僕のような新しい働き方は、想いさえあれば誰でも実現できます。そのロールモデルとして表彰されたことが、とても嬉しいですし、このような働き方をもっと広めていきたいですね。
 
そして、フリーランスとして働くことを応援してくれた、ハワイへの移住や福岡へのUターンについて来てくれた、妻や子どもたちに感謝しています。
 

フリーランスへの転向は、夢を実現する手段だった。

 
― 受賞理由は、ハワイや福岡など、場所にとらわれない働き方を体現なさっていることでした。フリーランスという働き方を選んだのは、やはり働く場所や時間の使い方へのこだわりがあったからでしょうか。
 
藤:夢…ですかね。もともとWeb制作の現場で働いていて、朝から晩まで室内で光を浴びない生活を続けていました。そんな毎日を送る中で、だんだんと「太陽の下で働きたい」と思うようになり、いつしか「ハワイに住んで日差しをいっぱいに浴びながら生活したい」という夢を抱くようになったんです。
 
とはいえ移住は簡単なことではないと思っていました。実現するとしても、定年後か充分な貯金ができてからだろうと。数十年先の目標程度に思いながら、お小遣い稼ぎでランサーズを利用し始めたんですね。毎月、数千円くらいのお小遣い稼ぎです。それが半年後に10万円を超える収入を得られるようになった。
 
これなら仕事を辞めて専念したら、生計を立てられるんじゃないかと思えました。つまり、夢だったハワイ移住が叶うんじゃないかと。思い切ってフリーランスに転向したのは、夢を実現する手段になると思ったからでした。
 

自分らしく、家族を大切にする、生き方の選択肢を手に入れた。

 
_D8A2784_s
 
― フリーランスになると共に生活の場所を移したわけですが、その選択でどのようなものを手に入れられたのでしょうか。
 
藤:具体的な部分では、夢であったハワイへの移住とオンラインで完結する仕事を手に入れたわけですが、つまりは新しい生活や生き方の選択肢を得たと思っています。
 
収入が減るとか生計をどうしようとかを気にせず、行きたいところに不安なく行ける、時間に縛られずにやりたいことを実行できる生活です。
 
私自身、サラリーマンの時よりも子どもと関わる時間が増えました。専業主婦の妻は、幼稚園の役員活動にやりがいを見出している。子どもたちも喜んでくれていますし、家族全員が幸せに生きられていると思うんです。
 
また、ハワイでの生活を終え、長らく離れて暮らしていた福岡の両親や祖父母と一緒に住むことも実現できました。親孝行できているなと感じられるのも、この働き方だから得られたもののひとつです。
 

世界中の好きな場所を働く場所としながらも、ランサーズの収入だけで家を建てる。

 
― 夢をひとつ実現したわけですが、新しい目標や夢は見つかりましたか?それを実現するために、どんなことをしていきたいですか?
 
藤:まず新しい夢、目標についてですが……。プライベートな部分では、2015年中に家を建てて将来に備えたいと思っています。クラウドソーシングで家を建てるという、ランサーズ史上はじめてですかね(笑)。それに加えて、持ち家にとらわれることなく北海道一周やアメリカ西部旅行も実現させたいと思っています。
 
サラリーマン時代と比べると、今ではランサーズを利用して約2倍の収入を実現できているんですね。これを更に2倍。サラリーマン時代の4倍にまでしたいと考えています。
 
そのために仕事面では、Webデザインのみの受注制作から、複数人でシステム構築込みの大規模なWebサービスを企画し、制作することまで挑戦したいですね。
 
― 会社員時代の4倍の収入ですか!すごいですね、実現できたら。更に、きっと初めてだと思いますが、ランサーズの仕事で家を建てるというのも、実現していただきたいと思います。
 
最後に、これからフリーランスで働こうと思っている人、既にフリーランスとして働いている人に向けて、活躍するために役立つスキルや経験があれば教えてください。

 
藤:会社勤めのときに経験した、電話対応ですとかセミナーホスト側の経験など、基本的なビジネススキルは、フリーランスとなった今でも活きていますね。オンラインでもオフラインでも、相手とのコミュニケーションを大切にすることは変わりがありません。丁寧で素早い対応をするとか。相手に伝わりやすいコミュニケーションを徹底しています。
 
テクニカルなスキルはもちろん必要ですが、一般的なビジネススキルを大切にすることが、フリーランスとして成功するために欠かせないですよね。
 
― 貴重なお話をありがとうございました。また、この度の受賞、本当におめでとうございました。引き続き、フリーランスの皆さんから目標とされるようなご活躍を期待しています。
 
_D1T0889_s
 
<ライター:城戸内大介/Kidouchi Daisuke>
 
藤 清貴 プロフィールページ
 
ランサーオブザイヤー特設サイト
https://www.lancers.jp/award/

RECOMMEND
関連記事