仕事を断る事も大切

仕事を断る事も大切
仕事を沢山抱えている時、自身の能力を超えている時の依頼案件に対して、自己が資本のフリーランスだからこそ、しっかりと断る事が必要になる場面があります。今回は「断り上手」になるポイントをご紹介します。
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オーバーワークにつながる新規の仕事に要注意

すでに沢山の仕事を抱えているのに、クライアントから頼まれたから断りづらくて受けてしまったり、クライアントに良い印象を持って貰いたいと思って、自分の能力を超えた仕事を受けたりしたことはありませんか?

人に期待され、お願いされることは嬉しいものですし、仕事を続けるモチベーションのアップにもつながります。しかし、仕事を沢山抱えている時や、自分の能力を超えた事を依頼されてしまった時には、自分が資本のフリーランスだからこそ、しっかりと断ることが、自分にとっても、クライアントに迷惑を掛けないためにも大切です。

断わり上手になる4つのコツ

それでは、どういった断り方をすると、クライアントに不快な気持ちをされることがなく、上手に断ることができるのでしょうか。ちょっとした工夫で出来る「上部な断り方」をいくつか紹介をしたいと思います。

  • 引き受けたい事をアピールする
    依頼された仕事の、引き受けられない理由だけを伝えると、「やりたくないのかな?」と思われてしまう可能性があります。そうではなくて、引き受けたいのだけれども、「○○な理由があるから、今回は残念ながら引きうけることができない」と伝えられるとかなり好印象でスマートに断ることができます。
  • 断らないと迷惑をかけてしまう損失がある事を伝える・アピールする
    オーバースペックな依頼であれば、正直に初めての案件で迷惑を掛けてしまうため、次回までに勉強しておきたいなどを伝え、忙しいまたは予算が厳しい場合も、依頼を受けてしまうと、作業がおろそかになってしまい、納期に間に合わずに、クライアントに迷惑がかかってしまう事を伝えます。正直に伝えることで、自社のことを考えてくれているフリーランスの方だという好印象を与えます。
  • 代替案を提示する・出来ることを伝える
    依頼をされた内容のことは無理でも、「他のこういった事ならできます。」「このような金額ならできます。」「3週間後であればできます。」といったように、代替案を可能な範囲で提案できるものがあればぜひ伝えましょう。
  • 断る時に一言そえる
    断る時に、相手を大切にしていると言う思いを一言添えるだけで、クライアントからの信頼を得る事ができます。例えば、「依頼のメール自体は本当に嬉しかった」「次回は●●さんからの依頼、絶対に引き受けたい」などのな言葉を入れるだけで、「今は忙しいようだけど、次回もお願いをしよう」とクライアントは思ってくれます。

こうしたことによって、相手の気分を損ねることなく「断る」ことができ、むしろプラスの印象に変えることができます。ただし、上記のような新規の仕事ではなく、「今行っている仕事で無理な要求をされたらどうしよう?」「仕事と関係のないお誘いを受けたらどうしよう?」とお困りの方も多いはず。そんな困ったケースの断り方もお伝えします。

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追加発注や時間外の仕事を防ぐ方法・その断り方

フリーランスをしていると、土日などの自分の時間を仕事に費やすことが多くなり、プライベートの時間を削って仕事をすることもありませんか?何度か時間外の仕事を受けていると、時間外の仕事を受けるのが当たり前になってしまい、急な仕事ばかりを依頼されるようになる可能性もあります。お互いが気持ちよく仕事をするためにも、クライアントと、うまくコミュニケーションするコツを紹介します。

  • 予め、自分の仕事サイクルを伝える
    例えば、習い事や飲み会などが入っている場合は決まった時点で、「○月○日は~の為、夜の対応が出来ません。」とメールを送っておくだけで、出来ないとわかるだけでなく、報・連・相が出来る、しっかりした人だと思われます。対応できない日程だけではなく、対応できる日程も共有しておくと、コミュニケーションが円滑になります。
  • スケジュールを共有する場を作る
    クライアントも無理に時間外の仕事を依頼しようとは思っているわけではありません。多くの場合は、必要の作業が直前になって発覚して、結果、緊急タスクになってしまうことが多くあります。それを防止するためには、情報やタスクを共有する場を作り、お互いがスケジュールを把握することが大切です。
  • リアルタイムな状況を伝える
    クライアントは、フリーランスの方の仕事状況が見えません。そのため、もしかして、今は手が空いているかも?と思ってしまうことも多くあります。さりげなく、スカイプやメール等を利用して、リアルタイムな状況を伝えることで、無理な依頼が来ること自体を回避することができますし、クライアントにとっても、いま何をしているかが分かるので安心されます。

お酒の席を断る

お酒の席では、楽しい時間を過ごす事が出来たり、コミュニケーションを図る事ができたりとメリットが多いので、なるべく参加をしたいものですが、アルコールに弱い人にオススメの断り方を紹介したいと思います。

1つ目は、他の断り方と同じ形になりますが、「今回は出席ができないが、次回は出席をしたい旨」を伝えることで、時間を延ばすことが出来ます。2つ目は、お誘いを受ける前、普段の会話の中でのコツですが、さりげなく、お酒が苦手なこと、ソフトドリンクしか飲めないことをアピールしましょう。そうすることによって、お酒の席の時に気を使ってもらうことが出来たり、誘い自体を遠慮したりしてくれる事が多くなります。

まとめ

フリーランスとして仕事を行なっていく中で、時には仕事を断らなければならないシーンも出てくることでしょう。上記のような断り方などを身につけつつ、断ることも仕事の1つと考えて、必要であれば勇気を持って断ることもフリーランスを長く続ける秘訣なのです。

このように、シーン別に正しい断り方を知っておくと、マイナスイメージである「断る」がプラスの印象に転換されます。長いフリーランス生活を楽しむためにも、ぜひ上記の断り方を参考に、自分なりの方法をさがしてみてください。

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