脱サラ前に知っておきたい! 男性の在宅ワーク事情

そもそも、在宅ワークとは何ですか?
在宅ワークとは、パソコン等の情報通信機器を活用して、仕事を請け負う方法です。「SOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)」という言葉を聞いたことがあるでしょう。自宅を職場にするという点では、同じ意味となります。在宅ワークでは、自分で仕事を取って、自分で契約を結ぶ必要があります。自分のタイミングで仕事ができるため、専業主婦や育児に追われる女性が在宅ワークという選択を取る人が多いです。
また、男性の中には副業として在宅ワークをしている人もいます。「本業だけでは生活がちょっと厳しい・・・」という方にとっては、大きな収入源になりうるようです。
在宅ワークは簡単にできる上、続く仕事なのか
では、在宅ワークとは簡単にできる仕事なのでしょうか。自分で仕事を確立するには、スキルを営業にて提示しなければ仕事につながりません。反対に言えば、自分にそれ相応のスキルが無ければ在宅ワークをするのは難しいです。
また、在宅ワークと一口に言ってもさまざまな種類があります。ライター職からデータ入力、プログラム開発、ホームページ作成、アフィリエイト、モニター、テープおこし、イラストレーター、翻訳…。
この記事で挙げるだけでもたくさんの種類があります。確かに、簡単な仕事もありますが専門性が高いものも多いです。本業がある人は、自分のスキルと折り合いを付ける必要があります。
定年・脱サラ後の選択肢のひとつに「在宅ワーク」
最近では、定年退職や脱サラしてフリーランスとなる人が多いようです。ハローワークへ足を運ぶ代わりに、ネットで仕事を探していると「在宅ワーク」や「SOHO」などの単語も多く出てきます。
その中でも、簡単にできる仕事はもちろんあります。しかし、本業で「在宅ワーク」を始めようとすれば「実績」や「スキル」が求められます。在宅ワークを本業にするということは、言ってしまえば「独立」することを意味するからです。
そのため、いきなり本業を「在宅ワーク」に設定するのはおすすめしません。自分にできる「スキル」や、社会経験で得た「実績」を見つめ直す必要があります。
在宅ワークで生活を続ける男性の話
ここで、実際に在宅ワークをしている筆者の話を紹介したいと思います。筆者も在宅ワークをする以前に、会社勤めをしていました。その中で、地方都市の演劇団体から脚本などの仕事をもらっていました。
元々、何か「書くこと」に関する仕事に従事したいと考えていたので、脚本のお仕事は願ったり叶ったりでした。しかし、脚本だけで食べていくのはしんどいので本業を辞めるまでの決心には至りませんでした。お金は得られなくても、脚本を書くことで地元での知名度や実績、さらにはつながりを多く持つことができました。
そのつながりを手繰り寄せることで、私は初めて「ライターとして活動しても大丈夫」という決心を持つことができました。もちろん、長年の脚本業が今のライタースキルにつながっているのは言うまでもありません。
スキルとマナーが求められる在宅ワーク
在宅ワークは、仕事量や難易度、求められるスキルに大きな違いがあります。仕事の大小はあっても、在宅ワークは「仕事」に違いありません。また、在宅ワークを受け持つということは、ひとりの「社会人」として仕事を請け負うことになります。
仕事を引き受ける限りは、責任が付きまといます。その点にかんしては、会社に勤めていようといまいと関係ないところです。また、顔を合わせていない分「礼儀」や「ビジネスマナー」が、より一層大事になってきます。
このマナーを守れないと、どれだけ素晴らしいスキルを持っていようと仕事は続かないと思っています。自分が「仕事」を請け負う意味をしっかり考えた上で、在宅ワークの導入を考えてみてはいかがでしょうか。