稼ぐフリーエンジニアになるための4つのポイント

稼ぐフリーエンジニアになるための4つのポイント
最近は、クラウドソーシングやエージェント会社の増加もあって、フリーエンジニアの存在が注目を集めています。例えば学生時代からクラウドソーシングで仕事をこなし、卒業と同時にフリーランスとして活動するフリーエンジニアも増えています。そんな若きフリーランスも憧れる稼ぐフリーエンジニアになるコツを探ってみます。
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その1 | 苦手なことはプロに任せてエンジニア業に専念

フリーになることの魅力の1つは、売り上げ全てが報酬として入ってくることではないでしょうか? 高い収入を得るだけのスキルさえあれば、会社員よりもかなりの高収入が見込めます。

また、仕事の受注量も自分次第のため、多くこなせば収入はアップしますし、旅行や副業などの予定を優先して仕事を減らすといった調整も可能です。ただし、いいことばかりではありません。

フリーになると、契約交渉はもちろん、営業、顧客管理、スケジュール管理、経理、確定申告などの事務業務もすべて自分でこなさなければならず、仕事の量はもしかしたら会社員より増えるかもしれません。

だからといって事務作業に追われ本業がおろそかになっては本末転倒です。最近はフリーエンジニアの事務作業を代行してくれる企業もあるので、事務作業が苦手、または事務まで手がまわらないという場合は、思い切って代行サービスを利用するのも1つの策でしょう。

その2 | 契約内容をしっかり把握してトラブルから身を守る

稼ぐフリーエンジニアは自分で自分の身を守る術も知っているものです。フリーエンジニアに限らずどんな仕事にも思わぬトラブルはつきものですが、フリーとして活動するからには、トラブルに自分で対処するための知識と覚悟が必要です。

もしトラブルが生じたときはクライアントと取り交わした「業務委託契約書」に沿って対応することになります。企業が相手の場合、フリーエンジニアの立場はどうしても弱くなりがちなので、契約内容を正確に把握して対等に交渉できる力を身につけておく必要があります。

トラブルの元になりやすいのは「報酬」と「期間」についての部分。報酬金額はもちろん、支払い方法や支払い時期など、細かい内容のチェックも忘れずに。

作業期間についても、契約の有効期間はもちろん、守秘義務や瑕疵担保の期間まで、1つ1つチェックする癖をつけておきましょう。

その3 | 「瑕疵担保責任」の確認を怠らない

正しい契約を対等な立場で行なうことがトラブルを未然に防ぐとすれば、その観点から契約内容に関してもう1つ、「瑕疵担保責任」の記載があるかどうかのチェックもおすすめします。

瑕疵(かし)とは“隠れた不具合”という意味で、納品後に何らかの不具合が発生した場合、保証期間以内なら無料で修正するという、制作サイドが担う保証のことです。

一般的に瑕疵担保責任の期間は90日以内とされています。特に問題がなければ、この90日以内を条件に無料で修正対応するか、または対価の減額で対応するか、対応する方法まで詳しく決めておきましょう。

注意すべきポイントは、納品後の不具合について。例えば納品後に制作者以外に者による工作が行なわれる可能性もないとはいえません。

制作サイドの責任外の不具合についての対応も、契約書の中に必ず記載してもらうようにしましょう。いくら稼いでもトラブルで賠償金などが発生したら取り返しのつかないことになります。稼ぐフリーエンジニアになるには、自己防衛能力も必須条件といえるでしょう。

その4 | 自分のスキルとやる気を見せて案件を獲得!

フリーエンジニアとして稼ぐために営業活動は欠かせません。いくら実力があったとしても、クライアントに伝わらなければ仕事を獲得することなど到底できません。

フリーエンジニアとしてのスキルや能力をクライアントに伝える方法として、ぜひポートフォリオを作成することをおすすめします。

内容としては、過去に作った実際に稼働するプログラムを見せたり、技術ブログを書いたり、ソースコード管理サービスを使って簡単なプログラムを公開したり、といったことになります。

ポートフォリオを見せれば、自分がそれまでにどんな仕事をし、どのような作品を作ってきたのかを見せることができるので、あなたの実力をクライアントに客観的に伝えることができます。

またポートフォリオを見れば、その人の得意分野もわかるので、結果、自分に適した案件を獲得することにも繋がるでしょう。ポートフォリオは、年収を上げるためにもとても有効的で重要な要素なのです。

まとめ

フリーエンジニアとは、現場が必要としている作業を、必要なときに、必要な期間だけ、要求される特殊なワークスタイルです。そのため、フリーエンジニアには高度なスキルと即戦力が求められます。

環境としては過酷な現場ではありますが、その分やりがいや達成感も大きいのがこのワークスタイルの魅力。「この仕事、誰にお願いしようか」となった時に、真っ先に思い浮かべてもらえるようになればシステムエンジニア冥利につきるのではないでしょうか。そうなるために必要な要素を2つご紹介しましょう。

1つは、「◯◯に関してはあの人に任せれば安心!」という武器になる専門技術を持っていること。そしてもう1つは、インフラや企画、設計、開発、プログラミングなど、フリーエンジニアとしての様々な仕事をまとめあげる豊富な「知識」と「経験」を持ち合わせていることです。

相反するようにも見える2つの要素ですが、いずれもどんな環境でも重宝される条件となります。自分の適性を見極めて、即戦力として重宝されるフリーエンジニアになりましょう。そうすれば稼ぐフリーエンジニアに1歩も2歩も近づけるはずです。

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