個人事業主になるためのステップ | まずはフリーランスとして独立?

個人事業主になるためのステップ | まずはフリーランスとして独立?
在宅ワークをしていて仕事量がふえたりクライアントから評価されるようになったら、次に考えたいのはフリーランス、個人事業主としての独立です。いざ個人事業主になるにはどのような手続きがあるのでしょうか。個人事業主をはじめる準備について説明します。
LANCER SCORE
3

個人事業主に私はなる! フリーランスの第一歩

フリーランスとして働こうと思ったときに、ひとつの道として考えるのが個人事業主として開業するということ。個人事業主になるということは、会社勤めではなく、本当に自分ひとりで責任を持つ覚悟が必要になります。

そう考えると、少しハードルが高く感じてしまうでしょうか。最初から仕事量が安定していたり、人脈がある人は少ないですよね。安定しはじめたときに、フリーとして独立、個人事業主を考えるというのも、遅くはありません。

でも、想像以上に個人事業主として開業することは、難しいことではないのです。フリーランスとして独立を考えているならば、今後の働き方をどうするかを含め、一度、個人事業主について考えておきましょう。

個人事業主の準備 | 開業届

では、まず個人事業主の開業届についてのご説明です。まず、ご自分のオフィス、ご自宅やレンタルオフィスでも構いませんが、事業所となる場所を管轄している税務署に行きます。

そこで、「開業届を出したい」と伝えれば、開業届、開業届の控え、希望すれば青色申告書承認申請書をもらうことになります。この開業届に、必要事項を記載して署名捺印し、税務署に提出すれば終わり。

個人事業主として、商売をはじめますよ、という税務署に対する申告になるのです。同時に、青色申告を考えているかたは、承認申請書を提出しておきましょう。

あとから青色申告にしたいと思っても、開業届提出後2か月を過ぎてしまうと、その年度では青色申告ができなくなってしまいます。

手続きが簡単な白色申告にするか、最大65万円の控除を受けることのできる青色申告にするかは、収入見込みを見てから判断してもよいかとは思います。しっかり考えて提出しましょう。

個人事業主の準備 | イメージ作り

いざ、独立開業! 税務署に開業届を出したら、自分の仕事のイメージをしっかり作っておきましょう。イメージというとあいまいですが、自分のやりたい仕事や目的、またできることなどを明確にすることで、自ずとカタチができてきます。

まずカタチから、というと軽く感じますが、せっかく個人事業主となったのだから、自分がやりたいことをとことん追求したいですね。必要なものをそろえていくと、だんだん仕事モードになれるのでオススメです。

1、屋号

屋号が必要であれば、伝わりやすく親しみやすいものを選びましょう。個人事業主にとっての看板となるものです。

2、印鑑や名刺

こちらも、ネットサービスなどでカンタンに作ることができます。安ければいいというものでもないので、いろいろ探してみましょう。デザインを仕事にするのであれば、名刺のデザインも自分ですると、アピールになります。

3、HPや、ブログ、SNSアカウント、パンフレットなど

ご自分でデザインができるのであれば、すべてプレゼン資料と考えて、作成してみましょう。あなたがやりたいことを、明確にカタチにする、そして今後の仕事への第一歩となります。プレゼン能力も身に着けておきたいですね。

在宅ワークをするうえで知りたい、会社勤めと個人事業主の違い

会社勤めをしながら、在宅ワークで副収入を得ている人もたくさんいます。給料をもらえて収入や生活の安定をはかったうえで、隙間時間に副収入を得る、ということができるのが、副業としての在宅ワークの魅力です。

ただ、隙間時間での作業となるため、単純に副収入を得るためだけの仕事となる可能性もあります。個人事業主として独立をすると、時間の融通が利くために、いろいろな仕事を受けてスキルアップを目指したり、大きなプロジェクトを請け負う可能性もでてきます。

はじめのうちは安定した収入はなかなかのぞめないかもしれませんが、仕事としてのやりがいやスキルアップについては、個人事業主でしか味わえないワクワクもあります。もちろん、個人事業主の場合は、責任も自分で負うことになるので、その覚悟は必要です。

フリーランスとして個人事業主として働く覚悟

個人事業主のメリットは、自分1人ですべて決められることです。どんな仕事をするのか、どこでいつ仕事をするのか。1人で決めることができるので、仕事に対する無限大の可能性や自由があります。

ただ、どんなことにも自由には責任が伴います。好きな仕事しかしなければ、そのような仕事しか続きませんし、かといってなんでも引き受けてしまって納期が遅れるようでは、信頼を失ってしまいます。

自分1人だからといって、経費を自由に使ってしまって赤字になってしまえば、個人事業主としての信頼もなくなります。全ての責任は自分に返ってきますし、企業勤めをしている労働者とちがい、法的に守られているわけでもありません。

契約内容をしっかりと確認し、誠実に仕事をこなしていく必要があります。すぐには収入に結びつかない、大切な雑務も多く、覚悟が必要です。

ですが、すべてのことに自信を持てば、無限大に可能性が拡がるのが、個人事業主としての面白いところです。一度きりの人生、失敗を恐れずに、一歩を踏み出す勇気も必要かもしれませんね。

【その他の副業記事はこちらからご覧ください】

正社員の副業、48.1%の企業が容認!? 【働き方新時代の実態調査】

サラリーマンの副業。注意すべき点とは?

副業者の人口・職種・年収・労働時間が丸裸|フリーランス実態調査2017

在宅ワークメインのデータ入力業務でどれだけ収入が得られるのかやってみた

RECOMMEND
関連記事