東京スカイツリーの目と鼻の先！ゲストハウス&コワーキングスペース｜押上TOKYO HÜTTE

仕事もできるし、宿泊もできる | 下町にある万能な仕事場

日本各地で、今ブームとなっている「ゲストハウス」。ひと昔前のイメージを覆すような、オシャレでキレイ、且つアットホームなゲストハウスが、世界中の若者を中心に人気を集めています。『押上 TOKYO HÜTTE』は、まさに話題のオシャレ系ゲストハウス＆コワーキングスペース。

屋上からは”ドドン”と東京スカイツリーが臨め、ただただ圧巻の一言。訪れるのは、地元の人、宿泊客、カフェ利用客、コワーキング利用者、名物犬のフレンチブルドッグの「こ豆」ちゃん目当ての人まで様々。ひっきりなしに多くの人たちが集い、日本語だけでなく英語も飛び交う『押上 TOKYO HÜTTE』に二泊、宿泊させていただきました。

ゆったり広々なゲストハウス＆オシャレなコワーキングスペース

押上駅から徒歩わずか２分、十間川の川べりに、昨年7月にゲストハウス＆コワーキングスペース『TOKYO HÜTTE』がオープンしました。一階がコワーキングスペース、コーヒー＆バー『inkr』、ゲストハウスのフロント、デザイン事務所。階段を上がった二階と屋上が宿泊客のみ使えるゲストハウススペースになっています。

運営しているのは、共に横浜出身でデザイナー、海外勤務経験者、飲食店勤務の経験があるなど個性豊かな面々。彼らはそれぞれの「経験を生かした空間をつくろう」と、思考錯誤した結果、今後の伸びしろを踏まえ、ゲストハウスのオープンを決意。物件を探すなかで、偶然に出会った建物は元・金物屋の倉庫。天井が高くゆったりとしていて、都内とは思えない、とても贅沢なスペースでした。

幸いにも、ゲストハウスを開くための許可は無事取れる見通しがたちました。しかし、押上駅から近いのに人通りが少ないことが課題に。「どうやったら人を呼び込めるだろう？」と考えた結果、思いついたのが「コワーキングスペース」でした。

さらに、コーヒー＆バーの『inkr』も併設され、ドロップイン利用ではワンドリンク付き。まさしくカフェのように、くつろぎながら働くことができます。コーヒーにもこだわっていて、『WOODBERRY COFFEE ROASTERS』の豆を使用。漂うコーヒーの香りで仕事が捗ります。

下町のアットホームな交流が盛ん | 地域を活性化するコミュニティースポット

「正直、物件ありきで思いついた」と語る運営者。ゲストハウスとの相性も良いようです。ゲストハウスの宿泊客である就職活動中の学生や出張中の方が、チェックアウトをした後、履歴書を書いたり、資料を作ったりしています。

押上駅は、成田空港と羽田空港からのアクセスが大変良いので、ゲストハウス利用者も1年通してほぼ満床。「休めないのが悩み」と嬉しい悲鳴を言われていました。宿泊客はオープン当初、外国人ゲストが多かったものの、ここ最近は口コミのおかげか日本人の利用者も増えてきているそうです。

『押上 TOKYO HÜTTE』の特徴をお伺いすると、即座に「地域密着型コワーキングスペース」とご返答。取材中にもご近所のラーメン屋店主が打ち合わせで利用されていました。店内で一緒にチラシを作ったり、ちょっとした打ち合わせで利用したり、サクッと飲みに来てくれたり、近所に住む常連の若い方たちが宿泊客と仲良くなったり……と下町ならではのアットホームな交流が育まれている様子です。

その他、1階フロアではライブをやったり、アクセサリーやグループ展などの展示販売会、生徒さんを集めてお教室も開催。まさに、地域を活性化するコミュニティスポットとして、オープンから僅か1年余りで、ご近所さんの無くてはならない存在となっている様子が伺えました。

「うちは、コワーキングスペースというより、電源カフェという感じです」と謙遜されていましたが、取材時もコワーキングスペース目当ての方、カフェ利用の方、宿泊される方、ご近所の方……と、ひっきりなしに色々な方々が現れ、全てにハキハキと対応されていて感服しました。

あいにく、私が宿泊した時は両日とも雨模様で、スカイツリーは雲に覆われてしまっていました。晴れていたらさぞ、屋上からの眺めは素晴らしいだろうなぁと感じました。スカイツリーを眺めながらの屋上での一杯、最高だろうなぁ。東京への出張、あるいは観光に、安価に泊まれるゲストハウス＆コワーキングスペースという選択はいかがですか？

（おわり）