フリーランスにつきものの不安とどう付き合っていく?

フリーランスにつきものの不安とどう付き合っていく?
フリーランスという働き方は、自由の反面で不安や葛藤と戦うことになります。確実に安定的な仕事が約束されていれば別ですが、なかなかそんな幸運に恵まれることはありません。フリーランスになったからには、不安でも不満でも、自分の力で生き続けなくてはならないのです。フリーランスが不安と戦う方法を考えます。
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フリーランスの不安を分解して考えてみよう

「なんだか不安だ」と思うのは、人間として当然のこと。でも、その不安は本当に不安に感じるべきものでしょうか? そんなときにするべきなのは、不安の感情を分解して考えてみることです。

真っ暗闇の迷路の場面を思い浮かべてみてください。どこに何があるかわからないと、おっかなびっくりしか進めません。

でも、いくら暗くても何があるのかがわかっていれば勇気百倍、怖かった暗闇だってなんのそのですよね。

漠然と「不安だなあ」と考えていては、自分が何を不安だと思っているかさえわかりません。少しでも足元が見えるように、自分が今何を不安と感じているのか、ひとつひとつ見ていきましょう。

フリーランスの不安1 | 収入が不安定なのが不安?

それまで会社員として働いてきてフリーランスになった方の多くが不安を感じるのが、収入が不安定なこと。毎日会社に行っていればある程度決まった額のお給料が保証されていた会社員時代と違って、フリーランスの月々の収入は一定ではありません。

最初は不安に思うのも当然かもしれませんね。でもそれは、裏を返せば、頑張ったら頑張った分だけの収入が得られるということの証でもあります。

インセンティブ制度がある会社を除けば、「あれだけの成果を出したのに、お給料は変わらないのか……」とがっかりした経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?フリーランスでは、そういうことは一切ありません。

決まった保証はない反面、成果を出せば出しただけ、自分のスキルが上がれば上がっただけ、自分の力で売上を伸ばしていくことができるのです。

もちろん、スキルアップし続けることは必須ですが、収入を見れば自分の頑張りもわかるというもの。実績を積んで単価を上げて、右肩上がりの収入を目指しましょう。

フリーランスの不安2 | 仕事があるかどうかが不安?

フリーランスになると、会社員とは違って、自動的に仕事が割り振られることはありません。特にフリーランスになりたての頃は、仕事がないこともあるでしょう。

でも、最初はみんな実績はゼロです。これまでどんなに素晴らしい成績を残していたとしても、フリーランスとしてのスタートは同じはず。

ゼロの実績をイチにできるかどうかは、自分自身にかかっているのです。その点、ランサーズを利用できるのはありがたいことですよね。こんなにたくさんの人が自分のスキルを求めていると実感できる場があることで、不安もすこし和らぎませんか?

その中で、自分がやれることをコツコツとやっていきましょう。これからの未来は、仕事があるかどうかではなく、自分の仕事を作れるかどうかにかかっていますよ。

フリーランスの不安3 | 先行きが見えないのが不安?

「フリーランスは保証がない」のは事実。何かあっても会社が守ってくれるわけではないし、病気になって働けなくなったらどうしよう?産休や育休はないし、退職金だってない。このままずっと働き詰めなのかな……。

そんなふうに考えてしまう日だってあるかもしれません。でも、これからの時代、会社員だからといって、必ず定年まで勤められると決まっているわけではないのはよくご存知ですよね。

会社にいればこの生活を続けられると思い込んでしまいがちですが、上場企業であっても、会社が存続し続ける保証なんてどこにもないのです。

フリーランスの強みは、自分で自分の未来を創りだしていけること。決めるのも自分ならやるのも自分ですから、「こうなりたい」「こうありたい」という理想の未来を実現できる可能性も高いわけです。

今後どうなるかわからない会社という組織に人生を預けるのをやめたからには、自分の手で将来を変えていきましょう。

不安になったとき、自分に投げかけたい質問

前述したとおり、フリーランサーが一時的に不安になるのは当然のこと。それは否定しなくても大丈夫。不安とうまく付き合うために、私がやっている2つの方法をお伝えします。

1つ目は、「お金が入ってこなかったらどうしよう」と考えるのではなく、「どのようにすれば収入を確保できるだろう?」と考えること。

人間の潜在意識はイメージしたものを忠実に引き寄せますから、不安にフォーカスすれば、自分が焦点を当てた不安が現実化してしまいます。

「なんで仕事がないんだろう?」と思うのではなく、「どのようにしたら新しい仕事を得られるだろう?」と質問を変えることで、自分自身のアイディアや対策が導き出せるはず。「なんで?」ではなく、「どのようにしたら」を使ってみてくださいね。

そしてもうひとつ、不安になったら、「自分はどうしてフリーランスになる道を選んだのか」という原点に立ち返りましょう。

さまざまなきっかけはあれど、きっとあなたにも確固たる理由があったはず。それを思い出して初心に帰ることで、また新たな気持ちで仕事に取り組めるようになりますよ。フリーランスならではの不安定さを楽しみ、自分らしく働いていきましょう!

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