フリーランスを辞めたいと思うのはどんなとき?

フリーランスを辞めたいと思うのはどんなとき?
憧れのフリーランス生活を始めてみたものの……仕事が上手く獲得できなかったり、ぜんぜん自由じゃなかったり。もしくは、誰かと一緒に働くことが恋しくなったり。フリーランスを辞めたいと思うとき、どうすれば良いのでしょうか。また、どんなときにフリーランスを辞めたくなるのでしょうか。
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本当にフリーランスを辞めたいと思ってる?

会社員と違って、フリーランスという立場は自由です。就業規則もなければ、残業という概念もありません。フリーランサーとして働いている方は、きっとその自由さも大きな魅力だと感じていることでしょう。

でも、ごくたまにフリーランスを辞めたくなるときがあるという方もいらっしゃるのでは?どんなときにそう思ってしまうことが多いのか、実際にフリーランサーとして働いている方の意見として多かったケースを3つご紹介します。

こんなときにフリーランスを辞めたいと思ってしまいがちだということがわかっていれば、「会社員に戻ろうかなあ……」と考えた自分を「私はフリーランスに向いていないんだ」と必要以上に責めることなく、淡々と対処できるはず。

そして、自分の本当の気持ちを確かめるために、どんな問いかけをしたらいいかも覚えておきましょう。

何日も人と会話をしておらず、孤独を感じたとき

フリーランサーは家で仕事をしている人も多いですよね。でも、たとえばひとり暮らしの人がフリーランスとして自宅で働いていたら、直近で人と会話をしたのがいつだったのか思い出せない……なんてことがあるかもしれません。

会社員であれば毎日出勤して、同僚と顔を合わせます。独立する理由が人間関係だという人もいるかもしれませんが、たとえウマが合わない人であっても、会話をすれば気を紛らわすことは可能。

でも、フリーランスはそれすらできないこともあるのです。ひとりの時間はふんだんにある一方、それは孤独感に直結しますから、「ひとりぼっちだなあ……」と感じてしまうかもしれませんね。

できるだけ外に出て人と会って、自分だけでは得られない刺激をもらいましょう。気持ちが上向きになっていけば、孤独感も徐々に解消されますよ。

お金のために、我慢して嫌な仕事をしなければならないとき

「好きで得意なことを活かして、自由に仕事をしたい!」と思ってフリーランスになった方にとっては、自分のやりたい仕事をやれるのが至福の時間。

でもフリーランスの収入は一定ではありませんから、ときには、お金のために自分の意志とはそぐわない仕事をしなければならないこともあるかもしれません。

それが数回で済めばいいですが、仕事がなかなか軌道に乗らず、ずっと売上だけが目的の仕事ばかりをしていると、「私は何のためにフリーランスになったんだろう?」と自信をなくしてしまうこともあるでしょう。

やりたいことや達成したい目標があってフリーランスになったのに、いつの間にかお金が目的になってしまうと心が荒むのは当然のこと。

自己嫌悪せず、でも目をそらさず、どうすれば自分のやりたい仕事ができるようになるのかを考えましょう。

病気になって仕事を休まざるを得ず、心細くなってしまったとき

フリーランスと会社員の大きな違いは保証面。会社員であれば有給休暇もありますし、病気で長く休んでも傷病手当金が支給されますが、フリーランスにはそれがまったくありません。

まさに体が資本、自分の代わりに仕事をしてくれる人は誰もいないのです。2~3日寝ていれば治るくらいの風邪ならまだしも、大病をしてしまったら、収入面でも大打撃を受けてしまいます。

病院の天井を見つめながら「やっぱりどこかに就職しようかな」などと考えたりすることのないよう、健康には気を使いたいものですね。

フリーランスは健康診断も自主的に受けなければなりませんから、自分の体を過信せず、心身を十分いたわりましょう。そして、もしそんなことがあっても、しばらく暮らせるだけの備えをしておくことも非常に重要です。

私はなぜ、何のためにフリーランスになったんだろう?

フリーランスを辞めたくなったときは、いったん心を落ち着けましょう。「頑張ってきたのに報われない。どうしてこうなるんだろう」と思うのはよくわかります。

でも、そこで衝動のままに行動するのではなく、もう1回自分の気持ちを確かめてみることが大切です。そんなときは、「私はなぜ、何のためにフリーランスになったんだろう?」という質問を自分に投げかけましょう。

フリーランスになろうと決めたときは、きっと理想に燃え、高い志を持って実現したい未来を描いていたのではないでしょうか?

辞めたくなっている今は、きっとそれをすこし忘れてしまって、心が疲れているだけ。フリーランスになろうと決めたのは自分ですから、その答えはおのずと出てくるはずです。原点に戻って、フリーランスとして働くことを決めたときのまっさらな気持ちを思い出しましょう。

それを思い出して「もういちど頑張ろう」と思えたら、また一歩一歩フリーランスの道を歩んでいけるはずです。

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