ノマド的節約術|何にお金をかけているか把握しよう!
まずは何にお金がかかっているのかを知ろう
「ノマドワーカーなんだから節約しなきゃ!」と思うのはいいことですが、実際にどこにどれくらいお金がかかっているか知っていますか?まずは自分の支出を把握し、それが節約できるかどうかを考えましょう。
どうしても必要な部分まで節約しすぎてしまい、仕事をするのに支障が出ては元も子もありません。自分はどういう状況だと心地よく仕事ができるのか、そしてどの部分のお金だったら節約できそうなのかを考えて試してみることが大切です。
そして、節約するときに気をつけたいのは、一気に金額を減らそうと思わないこと。今まで知らず知らずのうちにお金をかけてきたのですから、すこし意識するだけでお金の使い方が変わってくるかもしれません。自分のペースで、徐々に節約を目指しましょう。
ネット環境にお金をかけすぎていませんか?
ノマドワーカーに必須のものといえば、環境を問わずに仕事をするためのネット環境です。でもちょっと待って! 今持っているモバイルのネット機器は、本当に全部必要ですか?
私は以前プライベートと仕事用の携帯電話を2台、そしてWi-Fiルーターを持っていました。出張が多いときに仕事をするにはどれも必要でしたが、同じ仕事の仕方がずっと続くわけではありません。
私の場合は、各地への出張が減ったことをきっかけに、携帯電話のデザリング機能を使用するようにし、Wi-Fiルーターは解約しました。のちに携帯電話も1回線のみに統一したので、これだけで月に1万円ほど節約できたことになります。
仕事をする上で必要な環境を整えるのはもちろん大切なことですが、手元にあるからといって、今も本当に必要だとは限りません。どんなときに自分の仕事の生産性が最も高まるのかを、改めて考えてみましょう。カフェにいるときでしょうか? それとも移動の電車の中でしょうか?
そこで仕事ができる環境を整えるための通信費だけでいいとなれば、ネットに関するお金はかなり節約できるかもしれませんよ。
カフェにお金をかけすぎていませんか?
ノマドワーカーが仕事をする場所としてよく使われるのが、街中のカフェ。適度なざわめきと邪魔にならないBGMがあり、仕事をするにはいい場所ですよね。中には独自のWi-Fiを備えているところもあり、ネットも使えるとなれば、ノマドワーカーとしては使わない理由はありません。
では、ここで振り返ってみましょう。仕事をする場所としてのカフェにかけている金額は、本当に妥当ですか? 一日中カフェで仕事をしようと思うと、頼むドリンクも増えてしまいます。知らず知らずのうちに、「カフェにこんなにお金をかけているとは思わなかった」という金額になってしまっているかもしれません。
私が心がけているのは、スタバやタリーズで仕事をするときはタンブラーを持参すること。わずかな金額ではありますが、節約を意識するのにはいい習慣だと思います。
当日に限り、2杯目のドリップコーヒーを格安で飲めるカフェもありますから、コーヒーが好きならこの制度を使うのも手。「カフェじゃないと仕事ができない」という方は、家賃だったらいくらまで払えるかを考えてみて、その範囲内で収まるように意識してみましょう。
交通費にお金をかけすぎていませんか?
SuicaやPASMOが普及してから意外と見落としがちなのが、交通費。どこに行くにもお金がかかりますが、目に見えてお金が減っていくわけではないので、もしかしたらあまり意識していないこともあるのでは?
ノマドワーカーには移動がつきものですが、削れる交通費もあるはずです。都市部で、しかも決まった場所への電車移動が多いなら回数券を購入してもいいですし、東京近郊なら、今は現金で切符を買うよりもSuicaで電車に乗ったほうが安いのはとっくにご存知ですよね。
1日にいろいろな場所で打ち合わせが入っているなら、ワンデーパスなどのお得なきっぷを買うのもアイディアのひとつです。一駅手前で降りて歩いたり自転車に乗ったりすれば、交通費も節約できる上に運動にもなって一石二鳥ですね。
郊外や地方で車移動がメインという場合は、いくつか安いガソリンスタンドの目星をつけておきましょう。私の住んでいるところでは、レギュラーガソリンの最高値と最安値が20円ほど違います。情報は知っておくに越したことはありません。
自分が動いた分だけお金がかかる
ノマドワーカーになってから「こんなにお金がかかってたんだ……」と思うことも多いですよね。節約を意識するのはとても素敵ですが、いちばん大事にしたいのは、自分が集中して力を発揮するための環境を整えるためにお金を使うということ。
それがネット環境であればカフェ代や交通費を節約する、場所へのこだわりであれば通信費などを削ろうと意識する、などを試してみましょう。
そして、最初から完璧に節約目標を達成しようとする必要はないということも覚えておいてください。いったん削ってみて、「やっぱりこれは必要だったな」という結果になってもいいのです。
それは、自分がノマドワーカーとして仕事をする上で何が大事だと思っているかということを知った証でもあります。試行錯誤しながら、節約できるところは節約を心がけ、気持ちよくお金を使っていきたいですね。