フリーランスのイラストレーターが仕事を探すには?
ポートフォリオ&サイト作成はイラストレーターの基本
まず用意するべきものはポートフォリオです。ポートフォリオは、持ち込みや郵送がしやすく相手も保管しやすいA4の大きさでつくるのが一般的。ファイルにまとめる、冊子として印刷するなど人によって作り方はさまざまです。どんなポートフォリオがあるのか調べ試行錯誤して、一番自分に合った作り方を見つけてみてください。
また、印刷だけでなく、最近ではインターネットを介して送ることができるデータ形式のポートフォリオを用意するケースも多いです。相手に見せたい作品データを整理してポートフォリオファイルを作り、いつでも送れるように準備しておくといいでしょう。
自分のサイトを作り、そこに作品をまとめておくこともおすすめします。ただし、インターネットにアップロードしたイラストは無断で転載されてしまうケースもありますので、絵に自分の名前などを入れるなどの予防策は必須です。サイトの作り方がよくわからないという方は、無料のブログサービスを使う、イラスト専用のSNSを利用するなどしてみてもいいでしょう。
フリーイラストレーターの売り込みの基本はやはり持ち込み
ポートフォリオを用意したら、営業です。営業の代表的な手段は持ち込み。特に雑誌などの紙媒体での仕事をしたい場合は、持ち込みは避けて通れません。自分の絵が合いそうな媒体には積極的に問い合わせて、ポートフォリオを見てもらいましょう。
また、クラウドソーシングサービスのサイトを通じてイラストの仕事を探すことや、SNSを活用して自分の絵を売り込むのもひとつの方法です。自治体や企業が行っている公募に応募するのもいいでしょう。公募情報を集めたサイト・雑誌などを定期的にチェックし、自分に合いそうなものがあれば応募してみてはいかがでしょうか。
フリーランスのイラストレーターはたくさんいます。その中から選ばれ仕事を依頼してもらうためには、できるかぎりのことはしておかなければいけません。思いつく方法はできるかぎりやってみることをおすすめします。
自分の好きな絵を描いてそれを販売する方法も
依頼を受けてイラストを描くのではなく、自分で好きなイラストを描いてそれを販売するフリーランスのイラストレーターもいます。
具体的には、SNSに使われるクリエイターズスタンプを作って販売したり、自作グッズの制作・販売サービスを利用して作ったグッズを販売したりする方法です。自分の得意な絵柄で好きな絵を描ける、クライアントを探す必要がないなどのメリットがありますが、実際にどれだけの利益をあげられるかは人それぞれ。せっかく描いたのに売上はほとんどなかったということもありえますので、最初は「売れたらラッキー」程度の気持ちで始めたほうがいいかもしれません。