文字単価36円!? 高単価ライターから学ぶ、報酬アップの極意

文字単価36円!? 高単価ライターから学ぶ、報酬アップの極意
2015年5月にLancers登録を行い、1年3ヶ月でフリーライターとして独立されたとっとこランサーさん。彼は、「初心者は単価の低い案件から始めよう」という常識をもろともせず、登録初期から独自の戦略でめざましい実績を築いています。その戦略とは、どのようなものなのでしょうか。彼の経験から導き出された、報酬アップの極意をお話いただきます。
LANCER SCORE
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全ては、「低単価案件しかないのになぜ?」から始まった

ある日、インターネットでクラウドソーシング関連の記事を見つけ、「おもしろそうなサービスだな」と感じてランサーズに登録しました。ランサーズ登録当初、はなんの変哲もない会社員。まさか、この出会いが自分の人生を変えることになるとは、夢にも思っていませんでした。

登録してから、ランサーズの案件検索を毎日見ていました。しかし、見つかるのは1文字1円にも満たない案件ばかり。会社員の仕事で忙しかった私は、ある疑問を抱きます。

「低単価な案件ばかりなのに、ランサーズだけで生活できている人たちはなぜ稼げているんだろう?」

今から思えば、この疑問に気付けたことが重要な分岐点でした。

とっとこランサーの副業収入

兼業時代の副業収入、1依頼あたりの報酬額※本人ランサーズ画面より

私は、現在月85万円以上、最高で月125万円以上をライター事業だけで稼ぐことができています。この記事では、私が考える「報酬アップの極意」をお話します。

あなたの報酬は、書く前から決まっている

とっとこランサーの職場
結論からお伝えすると、あなたの報酬は書く前から決まっています。なぜなら、ランサーズでは「市場原理」が働いているからです。

市場原理とは、簡単にいえば需要と供給のバランスのことを指します。例えば、需要があるのに供給の少ない分野では、人材の取り合いが起こります。

逆に、需要が少ないにも関わらず供給が上回っている分野では、1つの仕事をたくさんの人が取り合うようになります。

つまり、あなたが執筆分野を決めた瞬間に、獲得できる報酬の幅がある程度決まってしまうのです。

需要と供給を見定め、「チャンス」を狙う

ランサーズ内では、高額案件のほとんどが検索に出回りません。では、どのように受注するのかというと、クライアントにランサー検索で自分を見つけてもらうのです。これが、最も簡単な高額案件獲得方法です。

ただし、マイページに記載するのがあなたの単なる自己紹介では、高額案件を受注することはできません。

マイページには、「需要と供給のバランスが崩れている分野」にフィットしたプロフィールを記載します。そうすることで、高単価案件の相談が舞い込みやすくなります。

ここで、おそらく多くの人が、「ランサーズ市場の需要と供給をどうやって判断するのか?」という疑問を抱くと思います。私が実践したのは、「全ランサーのプロフィールと全案件の分野をチェックする」という、非常にアナログな方法でした。そう、多大な時間を投資して、市場分析を行ったのです。

結果、私の受注文字単価は飛躍的に上がりました。今では、ランサーズで1,200文字4万円の案件を含む、文字単価6円~10円の案件を中心に受注しています。

高単価案件の「根拠」を見分けることが報酬アップに直結する

単価アップの極意
高単価案件を受注する上で非常に重要なポイントは、「高単価である根拠を把握すること」です。私の経験上、高単価案件は、

  • 1.売上に直結するような仕事
  • 2.1成約あたりの広告単価が高い
  • 3.専門的なスキルを要し、書ける人が限られている

というような特徴を持っています。

つまり簡単にいえば、高単価案件は、「高単価である根拠」が必ずあるのです。その根拠を把握することで、該当分野で活躍するためのスキルを絞ることができます。そして、絞ったスキルを徹底的に身に付ければ、さらに高単価な案件を受注できるようになるでしょう。

ランサーズにも高単価案件は山ほどある

ランサーズに高単価の仕事がある
先述したように高単価案件は、お仕事検索になかなか姿を見せません。しかし事実として、ランサーズ内には膨大な数の高単価案件が存在しています。

結局、その高単価案件を「見つけることができるか」だけなのです。そこにスポットを当てれば、あなたの報酬額も飛躍的にアップすると思います。

ただし、ここでお伝えしておきたいのですが、「高単価案件じゃなければダメ」というわけではありません。なぜなら、高単価案件の場合、求められる能力のハードルも高いからです。

すなわち、能力が培われていないまま高単価案件にチャレンジすることで、クライアントの満足度を下げてしまう可能性もあるということです。

ご自身の能力を客観的に把握し、活躍フィールドを少しずつ広げていきたいですね。

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