副業におすすめのクラウドソーシングサービス9選【2020年版】
クラウドソーシングサービス2タイプの特徴
クラウドソーシングサービスには、大きく分けて総合型と特化型があります。
サービスを選ぶ前に、それぞれの特徴について確認しましょう。
総合型クラウドソーシングサービス
総合型のクラウドソーシングサービスは、募集する仕事に制限がなく、さまざまな業種・職種の仕事を募集しているタイプのクラウドソーシングサービスのことを指します。
仕事の種類を制限しない分、案件は多く登録されていて、自分に合った仕事を探しやすい点が特徴です。
副業を始める場合は、まず総合型のクラウドソーシングサービスにいくつか会員登録すると、仕事が見つけやすくなります。
また、初心者向けにさまざまなサポート制度を用意しているサービスが多い点も、初心者には心強い特徴です。
特化型クラウドソーシングサービス
特化型とは、ライティング、ITエンジニア系など、業種や職種特化型のクラウドソーシングサービスのことです。
仕事を特化している分、自分のやりたい仕事に当てはまれば、より多くの案件が見つかりやすく、その仕事の実績を積み上げやすい点がメリットと言えます。
総合型のクラウドソーシングサイトとは別に、自分のやりたい仕事に特化したクラウドソーシングサイトにも登録するといいでしょう。
総合型のおすすめクラウドソーシングサービス7選
総合型のおすすめクラウドソーシングサービスを7サイト選び、仕事の取引形態とシステム手数料を一覧にまとめました。
サービス名 | 仕事の取引形態 | システム手数料 |
---|---|---|
ランサーズ | プロジェクト方式(固定報酬・時給) コンペ方式 タスク方式 | 5~20% |
クラウドワークス | プロジェクト形式(固定報酬) プロジェクト形式(時間単価) コンペ形式 タスク形式 | 5~20% |
シュフティ | プロジェクトタイプ タスクタイプ | 10% |
Bizseek | プロジェクト方式 コンペ方式 | 5~10% |
JOB HUB | エキスパート方式(プロジェクト方式) コンペ方式 | 10% |
ココナラ | 【発注側】 プロジェクト形式 【受注側】 | 25% |
スキルクラウド | 専用ルーム(オンライン完結) 対面型(直接会う) 教室型(直接会う) いずれも1,000円より設定可能 | 20% |
※2020年10月17日時点
各サービスについて、その特徴とメリット・デメリット、SNSなどで見られた口コミを紹介します。
ランサーズ
2008年、日本で初めてクラウドソーシングサービスを開始した「ランサーズ」。
依頼総数200万件以上と豊富な案件数、幅広い職種がある総合型のクラウドソーシングサービスです。
利用者は50万人以上で、一定の基準を満たしたユーザーは認定ランサーとして認められる制度があり、実績を積むことでより高単価の案件に挑戦することができます。
税務サポートやスキルアップの教育など、発注側・受注側それぞれに役立つサポート制度が充実している点もランサーズの大きな特徴です。
副業を始めたばかりの初心者は、サポートの充実しているランサーズにまず登録して、案件に応募するなどの受注活動を開始するといいでしょう。
ランサーズのメリット・デメリット
ランサーズのメリットは、初心者へのサポートが手厚く、クラウドソーシングサービスについて学びながら受注活動ができる点です。
また案件が豊富で初心者でも受注しやすい仕事もあるため、そもそも応募できる案件がないと悩むこともありません。
実績を積むと、「スカウト」という形で直接仕事の依頼があり、単価が上がってくる点もメリットです。
また、仕事の依頼を受ける時は「仮入金」(エスクロー)により、安心して納品まで仕事を進めることができる仕組みもあります。
一方ランサーズのデメリットは、ある程度実績を積まないと高単価の案件を受注しにくい点です。
初心者のうちは評価数が少なく、案件を獲得して評価数を増やすには時間がかかります。
手数料は5~20%ですが、受注額10万円未満の案件はすべて20%の手数料となり、少額の案件を積み重ねる場合は、手数料の負担が大きい点もデメリットです。
ランサーズの口コミ
ランサーズの口コミを紹介します。
これから仕事を取っていこうと考えている人の投稿が多く、これから副業を始めたいという方の参考になる口コミも多く見られました。
「本業以外の収入を得るために登録した!」
「ついにランサーズで初案件を獲得」
「ランサーズなどのクラウドソーシングなら3~5万くらいは余裕で稼げる」
クラウドワークス
仕事の発注数は300万件以上で仕事の種類も200種類以上と、国内最大級の「クラウドワークス」。
システムや手数料などはランサーズと似ていますが、システム面では文字単価が一覧で明示されるなど、クラウドワークスの方が使いやすい面もあります。
初心者へのサポート制度もランサーズと同様充実しているため、クラウドソーシングの仕組みが分からなくても大丈夫です。
これから副業を始める場合は、ランサーズとクラウドワークスの両方に登録すると、より仕事を獲得しやすくなります。
クラウドワークスのメリット・デメリット
クラウドワークスのメリットは、初心者から始めやすい環境が整っていることが挙げられます。
案件発注数ではランサーズを上回るため、毎日何かの案件に応募することも可能です。
ただし、高単価の案件は専門スキルを持っているかある程度実績を積まないとなかなか受注できません。
手数料についてもランサーズと同じデメリットがあります。
クラウドワークスの口コミ
クラウドワークスの口コミを紹介します。
実際に仕事を続けていて、少しずつ収入が上がっている人、案件獲得のために工夫している人の口コミが多い傾向にありました。
「クラウドワークスで小遣い稼ぎできる案件がないか探してる」
「プロフィールと提案文を考えて書いたら案件獲得できるようになった」
「クラウドワークスの文字単価が、0.5円から順調に上がってきてる」
シュフティ
主婦層をターゲットにした在宅ワークを多く集めている「シュフティ」。
サイトのデザインが分かりやすく、すき間時間を活用する手軽なデータ入力やアンケート回答など、専門スキルがなくてもできる仕事が多く登録されています。
システム手数料も一律10%で、少額案件ならクラウドワークスやランサーズの半額で済む点も大きな魅力です。
シュフティのメリット・デメリット
シュフティを利用するメリットは、すぐに始められる案件が多い点と、手数料が大手クラウドソーシングサービスに比べて安い点です。
ただし。高単価案件が少ない点はデメリットとなります。
メインは他のサイトにして、初心者でなかなか案件が獲得できない時期や他に仕事がない場合のサブとして利用するという使い方がおすすめです。
シュフティの口コミ
シュフティの口コミを紹介します。
女性の投稿が多く、サイトのイメージ的に分かりやすくて仕事をしやすいという意見がよく見られました。
「いろいろ登録したけど、とっつきやすい印象で実際使ったことあるのはシュフティだけ」
「シュフティでタスクばかりを選んでいたけど思い切ってプロジェクト案件に応募」
Bizseek
「Bizseek」は、他のサービスに比べてシステム手数料が安い点が大きな特徴です。
10万円以下なら10%、10万円を超える文の手数料は5%で、ランサーズやクラウドソーシングの半分で済みます。
仕事の依頼方式はプロジェクトとコンペの2種類のみ。
ただし、他サイトでの「タスク」に相当するアンケート街道などの仕事もプロジェクト形式で発注されているため、初心者でもできる案件は掲載されています。
Bizseekのメリット・デメリット
Bizseekのメリットは、手数料の安さと比較的競争率が低い点にあります。
他サービスでなかなか案件を獲得できないときには、Bizseekで案件を探してみるといいでしょう。
一方デメリットとしては、案件数が少ないことと、高単価の案件が少ないことが挙げられます。
Bizseekの口コミ
Bizseekの口コミを紹介します。
口コミの数としては少なく、実際に稼働している方は少なめの印象です。
しかし利用している方は仕事をしっかり獲得している感じの感想もちらほらありました。
「Bizseekのプロフィールを充実させました」
「案件数は少ないけれど競争率は低い」
JOB HUB
大手派遣会社などで有名なパソナグループが運営している「JOB HUB」。
システム手数料は一律10%で、比較的高単価の案件が多い点が特徴です。
ただし、案件数は少なく、初心者がすぐに案件を獲得するには時間がかかります。
その場合は、受注者と発注者の間に入り、業務委託という形で仕事が得ることも可能です。
JOB HUBのメリット・デメリット
経営母体がパソナグループで安心できる点と、高単価案件が狙える点がJOB HUBメリットです。
ただし、案件数が少ない点はデメリットと言えます。
JOB HUBの口コミ
JOB HUBの口コミを紹介します。
JOB HUBは口コミが少なく、まだ浸透していない印象を受けます。
今後、どのような口コミが増えていくかはきになるところです。
「アンケートでお小遣いが稼げた」
「案件数が少なく稼げていない」
ココナラ
「ココナラ」はスキルシェアサービスの一種ですが、クラウドソーシングサイトと同じく、プロジェクト形式で仕事を発注することもできるサービスです。
ココナラでは仕事を受注する側が提供できるサービスを提示し、その条件で仕事を依頼したいという人がサービスに申し込む形で契約を結びます。
スキルの販売方法は、オンラインチャット完結型と電話対応型があり、それぞれ最低価格が設定されています。
すでに専門スキルがある程度ある人や、他人に提供したいサービスのアイデアがある場合は、ココナラで自分のスキルを販売することも検討しましょう。
提供サービスの価格はチャット対応なら最低500円から、電話対応なら1分100円からです。
ただし、提供スキルの種類によっては、最低価格がもっと高く設定されているものも少なくありません。
実績を積んでいき高評価を貯めることで、スキルの販売価格を上げられるようになります。
ココナラのメリット・デメリット
ココナラのメリットは、自分からアピールすることでスキルを販売できる点です。
専門スキルはもちろんのこと、アイデア次第でさまざまなスキルが販売できる点も大きなメリットと言えるでしょう。
デザイン系は、自分のテイストを見せて販売できるため、応募型のクラウドソーシングサイトに比べて個人からのイラスト・デザイン発注が多く見られる点も特徴のひとつです。
デメリットは、手数料が25%とかなり高い点と、最初は低単価でなかなか稼げないという点です。
ココナラの口コミ
ココナラの口コミを紹介します。
非常に数多くの口コミがありますが、それ以上に自分のサービスを宣伝している方も多く、活発に利用している方が多く見られました。
また、イラストやアイコンを依頼したという方も多く、仕事を依頼する側の投稿も多い点が大きな特徴です。
「ココナラを使って結婚式用のプロフィールムービーを販売することを検討」
「しばらくココナラで仕事を請け負って学びます」
スキルクラウド
「スキルクラウド」も、ココナラと同じくスキルシェアサービスの一種です。
スキルの販売方法としては、オンライン完結型・1対1の対面型・1対複数または複数鯛複数の教室型があります。
スキルの販売は1,000円から設定できますが、その他投げ銭システムがある点も大きな特徴です。
スキルクラウドのメリット・デメリット
スキルクラウドのメリットは、初回から1,000円でスキルを販売できる点、オフラインで対面する方式でスキルを提供できる点です。
特にインストラクターや講師などの仕事ができる人の場合は、スキルクラウドの教室型が便利なのではないでしょうか。
スキルクラウドのデメリットは、ココナラと比較すると登録者数が少ないことと、手数料が25%(ココナラと同じ)と高い点です。
スキルクラウドの口コミ
スキルクラウドの口コミを紹介します。
スキルクラウドの口コミは、ココナラに比べると少ない傾向にありますとが、IT系の仕事を発注した方の感想や、ステップアップに関する口コミが見られました。
「スキルクラウドでpukiwikiのプラグイン依頼」
「スキルクラウドでプロフェッショナルレベルにランクアップ」
特化型のおすすめクラウドソーシングサービス3選
特化型のクラウドソーシングサイトの中から3サイトをピックアップし、仕事の取引形態とシステム手数料をまとめました。
サービス名 | 仕事の取引形態 | システム手数料 |
---|---|---|
サグーライティング | 自由応募・承認方式 | 無料 |
Shinobiライティング | 自由応募・承認方式 | 無料 |
プロの副業 | 応募方式 | 非開示 (受注者側は無料 |
※2020年10月17日時点
自分のやりたい仕事に特化しているサイトがあれば、ぜひ登録しましょう。
各サービスの特徴とメリット・デメリット、SNSで見かけた口コミを紹介します。
サグーライティング
ライティング・アンケート回答に特化したクラウドソーシングサイト「サグーライティング」。
レギュラー案件と高単価ライティング案件の2種類があり、高単価案件に参加するには「プラチナライターテスト」に合格しなければなりません。
テストという明確な制度によってより高い案件の仕事に参加できるという点は、他のサービスには見られない特徴です。
サグーライティングのメリット・デメリット
総合型のクラウドソーシングサイトのように、発注側に採用されないと仕事ができない、ということはなく、ライティングの勉強ができる点はメリットです。
また、ライター側はシステム手数料を支払う必要がない点も魅力。
プラチナライター制度によって、高単価の案件を目指せる道がある点も、初心者にとっては目標ができていいでしょう。
デメリットは、審査の結果承認されないと報酬が得られない点です。
ただし、サグーライティングでは不採用の理由を教えてもらえるので、次回以降改善できます。
サグーライティングの口コミ
サグーライティングの口コミを紹介します。
利用者の口コミが多く見られるほか、「これから始めてみようかな」と考えている人も多く見られました。
「プラチナライターの試験受けてみるつもり」
「サグーワークスとかいうの気になるね」
Shinobiライティング
Shinobiライティングもライティング特化型のクラウドソーシングサービスです。
Shinobiライティングも、サグーライティングと同様、好きな案件を選んで記事を書き、承認を受けることで報酬を得る仕組みで、システム手数料はかかりません。
納品した記事は機械的なチェックおよび人によるチェックが行われ、承認されるかどうかが決まります。
実績を積んでシニアライターとして認められるようになれば、より高単価の案件を受けることも可能です。
Shinobiライティングのメリット・デメリット
Shinobiライティングのメリットは、記事執筆に使うツール類が分かりやすく、孤児脱字チェックなどがしやすくなっている点、システム手数料が無料という点です。
デメリットは、納品した記事が不採用となったときに、その理由を聞けない点。
何が悪かったのかが確認できないので、改善するには自分で落ちた理由を考えるしかありません。
Shinobiライティングの口コミ
Shinobiライティングの口コミを紹介します。
実際に仕事をしている人の口コミはあまり見られず、これから始めようとしている方の口コミがほとんどでした。
「SHINOBIライティング今日からはじめました」
「shinobiライティング、やってみようかな」
プロの副業
「プロの副業」は、Webマーケティングや人事、経理など、ビジネス系とIT系の仕事に特化したクラウドソーシングサービスです。
副業紹介エージェントを介して仕事を探せるので、副業が初めてという方も安心して仕事を探せます。
基本的に、プロの副業で募集している仕事は、実務経験が前提です。
プロの副業は、本業と同じ仕事を副業でもやりたい、という方に適しているサービスと言えます。
プロの副業のメリット・デメリット
本業と同じ仕事で副業を始められる点、高単価の案件があること、副業紹介エージェントを活用できる点は、プロの副業を利用するメリットです。
また、プロの副業では、発注側が手数料を支払っているため、受注者側がシステム手数料を払う必要もありません。
デメリットは、やりたい仕事の経験がない人やブランクの長い人はなかなか案件に採用されにくいという点です。
プロの副業の口コミ
プロの副業の口コミを紹介します。
サイトの性格上、本業の延長で仕事をしているという人が多く、すぐに収入を得ている、という感想が多い印象です。
「サイトに登録してから仕事を受注できるまでのスピードが速かった」
「本業と同じ仕事なので、短い時間でより効率的に稼げた」
総合型のランサーズで自分に向いている仕事を探そう
ランサーズは、総合型のクラウドソーシングサービスです。
副業を始めたばかりのときは、案件を探すのに苦労することが多いため、複数のサイトに登録して仕事を探すことになります。
ランサーズでは、初心者が案件を獲得するための方法など、多くのセミナーを開催してサポートしていますので、ぜひご活用ください。