子持ちフリーランスのための ”思い立ったらプチ旅行”! 『夜発・朝帰り旅』のススメ
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家族が寝静まってから出発だ! 夜明けまでの自分1人の時間
一口にフリーランスといっても様々な形態があり、仕事は多岐に渡る。特に時間に関してはクライアント在りきの為、急にオーダーが入ったり、急にオフになったりと、ある意味その部分もフリーなのかもしれない。
しかも、オンの部分がフリーランスとはいえど、オフの部分がフリーランスでない場合が子持フリーランサーの悩ましいところ。家族と夕ご飯を共にし、洗濯を干し、風呂は子供が小さければ格闘する時も。
そんな中、時間的に自由のようで、時間的に制約がある妻子持フリーランスに送る『旅』がある。それは……。
『夜発・朝帰の旅』
子供が寝静まり、子供が起きるまでの貴重な時間を最大限活用する。もちろん家族といる時も素晴らしい時間だが、筆者はこの時間は1人の人間に帰れる貴重な時間と位置付けている。
故に度々、この時間を使い、良き夫の前に1人の男に戻れるので、是非にご紹介したい。
まずは『行きたい、したい、見てみたい』を探そう!
時間的拘束、金銭的拘束と様々な柵(しがらみ)の中、常にアンテナを立てておく事はとても重要だ。非現実に興味を募らせる割に、ココは現実的に興味を募らせなければならない。
素晴らしい景色、行った事もない場所といった、自分が心の底から能動的に訪れたいと思える場所を具体的に考える。本当に馬鹿げていてもいい。例えば……
■ 琵琶湖の湖面に映る月が見てみたい。
■ 長野の澄み切った山で見る星はいかがか?
■ 朝方の渡月橋で缶コーヒーを飲みたい。
■ 県外の温泉に行く
等々。基本的に夜中なので、景色ばかりが多くなるが、静寂の中で、自分1人だけの時間はこの上なく上質で代えがたい経験をくれる。まずは、早速に『行きたい したい 見てみたい』を探そう。
旅の自分ルール
何度も旅をしていくうちに自分なりのルールが構築されていくものだ。前もって言っておくと、私の場合は……。
1、下道で行く
コストを下げるためでもあるが、何よりも深夜の人気のない街は、日中とはまた違った表情を浮かべる。それは光だったり静寂だったり、普段の日中では経験の出来ない、深夜のみの顔。これを味わう。
2、時間通りに帰る
寄り道上等なのですが、帰りの時間だけは厳守。それは、子供と家族に迷惑をかけてしまうためです。
3、危険は避ける
危ない場所にはいかない。行先は告げる。と子供みたいだが最重要。
4、新しい体験を求める
なるべく「初めて」を追求する。
といった上記が私のルールです。
さらに旅を上質なものにするための「私の小道具」
折角のプチ旅行 & プチ冒険。どうせ行くなら、最高の物にしませんか? ここで少し、私の使っているアイテムをご紹介いたします!
1、耳栓 & アイマスク
現地に着いてしばし眠る事もあるので、布団やマットは然ることながら、耳栓&アイマスクは常備したい。わたくしは常にアームレスト中に常備している。100均で充分。
2、音楽
深夜に車で聞く音楽はなぜか2倍増し。人生の要所を彩った音楽を聴けば、懐かしくも切なくもある一時が過ごせます。
青春時代の甘酸っぱい記憶の音楽を流せば、あの頃が蘇りますし(私の青春は宇多田ヒカル)ライトジャズを聴けば、スタイリッシュな時間になりますし、クラシック(最近はモーツァルト)を聞きながら、普段あまり考えてこなかった、いや、考えることを避けて来た事をじっくりと考える素晴らしい機会になります。
3、コーヒーセット & チェア
トランク・ハッチバッグを跳ね上げ、椅子に座り、トランクでSOTOのシングルバーナーを使いコーヒーを作り、セブンイレブンの金の食パンに少し高めのジャムを付け、朝焼けを眺めながら飲めば、これに匹敵する極上は少ない。
この極上にするアイテムは各自、旅の中で見出していっていただきたい。ここで私のプチ旅行のワンシーンを。ちなみに私は釣り+αが多いです!
最近では、ふと素晴らしい月を見たくなり、琵琶湖の北に出かけて満月を満喫しました。湖面に映る月が何とも幻想的で素晴らしい景色でした。この時の缶コーヒー(エメマン)の味は格別だったですね。
ですが、道中、山から鹿が下りてきて怖い思いもしましたが……。
隣の県に夜が明ける前から行き、夜明けとともに朝食の準備をして(食材は道中で購入し、ウッドテーブル&チェア)を用意して川べりで食べる最高のモーニング。
一手間? 二手間ぐらいかかりますが、最高の一時です。特に夏がおススメで、夜が明けるのが早いので4時ぐらいから満喫できます。
釣り師の夜遊び、ナマズフィッシング
夜に釣りやすいナマズをふらりと近くの川に釣りに行きます。月明かりのみの静寂の水面に、突然に水面が割れ、ルアーを襲うのがとてもスリリングで最高の夜をもたらしてくれます。
夜の河辺はヌートリアみたいな珍客も。くれぐれもライフジャケットとライトと携帯電話を持ち、安全第一でお願いします。
私にとっては(夏限定 & 翌日の午前中は妻に了承を取る必要がある)ハードルが高いレアな旅です。早朝の京都は人も少なく、また違った顔を見せてくれます。
最後に
時間的な制約、夜~早朝の制約がありますが、掛け算で考えると非常に旅も濃厚になります。
■ 移動手段 : 車 バイク 自転車
■ 移動中 : 音楽 景色 考える事
■ 目的地 : 寺社仏閣 自然
■ 行動 : レジャー(釣り・ハイキング) 食事 カメラ
これらの全ての要素を高めていくと驚くほど旅が変わります。ですから、『行きたい、したい、見てみたい』を普段から追求してみてください。
色々な構想が湧いてくるはず。正解はないので、様々なプランがあると思います。肝心なのは動くこと。その一歩が、日常ではない非日常が待っています。これを機にあなたも夜のプチ旅行に出かけてみては!?