フリーランスのWEBデザイナーの年収アップ術

ライバルに負けないWEBデザイナーになるために
今や人気職となったWEBデザイナー。簡単にホームページを作れるサービスやブログの普及もあり、誰もがWEBデザインに挑戦しやすくなりました。また現在ではマーケティングの面から企業が自社サイトに力を入れることが当たり前になっており、それに対応するだけのWEBデザイン技術が求められている活気のある市場でもあります。
加えてクラウドソーシングの登場により、専門的なWEBデザインの仕事を得ることへの敷居が低くなったおかげで、誰もがフリーランスのWEBデザイナーを名乗れるようになりました。ですがフリーランスとして生活できるほどの年収を得るのは簡単ではありません。
参入しやすくなった分、ライバルはどんどん増えているのも事実です。知識を増やし技術を磨くことはもちろん、他にも強みを持っていないと年収を増やすどころかフリーランスとして続けることすら難しくなってしまう、厳しい分野でもあります。そんなシビアな状況の中で勝ち残るためにはどんなスキルが必要なのでしょうか。
フリーランスにとってコミュニケーション能力は必須スキル
フリーランスは基本的に一人で作業をしますが、クライアントから依頼を受けて報酬が発生する以上、好き勝手に仕事を進めていいというわけではありません。依頼内容に沿った仕事を納品し、満足してもらうのはプロのフリーランスならば当たり前のことです。
年収をもっと上げたいと思うのならばクライアントやチームでコミュニケーションをとり、よりよいものを作るにはどうしたらいいか、何か工夫できることはないか、今どういう問題を抱えているか、などそれぞれの意見を反映できる場を作ることが大切です。
クライアントからのフィードバックには迅速に対応し、ともにブラッシュアップできる環境を作ることで信頼が上がり、高い評価や実績へとつながるはずです。WEB制作は多くの場合、継続した付き合いをすることになります。評価を得ることで別の案件や紹介も期待できるでしょう。
WEBデザインの向こうにあるクライアントの目的を意識する
WEBページを作ろうと考える際、クライアントは何らかの目的を持っているはずです。自社の認知度を上げたい、商品を宣伝したい、お店の集客に役立てたい……など、それぞれの目的を意識してWEB制作を行なってみましょう。ただ黙々と相手の要望に沿ったデザインを行なうより、「それならこうしたほうが閲覧者に親切ですよ」「こういったページを増やしてみてはどうでしょうか」など新たな発見や提案が出てくるかもしれません。
WEBデザイナーはWEBデザインのプロフェッショナルであるべきですが、自分の専門分野を活かして相手が求める以上のものを提供することで売上・年収アップに導くことができます。現在はWEBマーケティングに力を入れる動きが主流になっているため、そういった面に力を入れることも大切です。
自分の強みを売り込むブランディング力を身につける
フリーランスのWEBデザイナーの武器はデザイン能力や配色などのセンス、それと専門知識です。ただこれはクライアントにとっては持っていて当たり前であり、他のデザイナーと差別化するのが難しいものでもあります。これから新規で仕事を獲得しようとする際にクライアントにどう売り込むのかを今一度考えてみましょう。
自分の強みはいったいどこにあるのか、何ができるのかを整理しておくと交渉の際にもスムーズです。自身を商品として客観的に評価しディレクションすることで得意な仕事や効率の悪い仕事を把握することができるはずです。生産性が高く自分にとって「おいしい」仕事を見分けられるようになれば自然と年収アップにつながります。
得意分野を磨いて上位職にレベルアップする
一言でWEBデザイナーと言っても、その仕事内容は幅広く、人によって得意ジャンルは様々です。コーディングが得意な人もいれば javascript などのプログラミングが得意な人もいます。それらの得意分野に特化してスキルを上げることで、単なるWEBデザイナーからレベルアップが狙えます。
現在では実績のあるWEBデザイナーはさらに細分化され、マークアップエンジニアやフロントエンドエンジニアなどと呼ばれるようになりました。漠然としたWEBデザイナーを名乗るよりも、方向性をはっきりさせ、自信のあるスキルをアピールすることで収入を上げることも可能になるはずです。