確定申告をするための必要書類とは?

確定申告をするための必要書類とは?
フリーランスならば、避けて通れないのが確定申告です。納税の申告をし、受けられる控除を受けるのが目的ですが、重要なのは必要書類です。必要な書類が欠けていると、税務署で受理してもらえないので注意が必要です。
LANCER SCORE
0

まずはどのタイプの申告書類が必要かをチェックすべし

基本的に、確定申告書のタイプは三種類あります。申告書Aは、給与所得や配当所得、雑所得や一時所得の4種類内に当てはまる人が提出する書類です。

企業から給与をもらっている人や、株式投資などで配当金を得ている人が該当します。もし、給与所得等以外に不動産所得・事業所得がある場合、申告書B を提出することになります。

マンションを所有し管理している人や、フリーランス・個人事業主が該当者です。それと、株や土地などの譲渡があった場合、分離課税用に申告書第三表を使う必要があります。不動産の賃貸収入をもらいつつ、土地の売買もしている人などが該当します。

意外に見落としがち?!申告書作成に必要な書類

確定申告をする際に、陥りがちなのが申告書を書くために必要な書類を忘れてしまうケースです。確定申告書は、収入と所得が分かる書類がないと書くことはできません。

給与をもらっている人や年金受給者である申告書Aを提出する人は、年末あたりに届く源泉徴収票が必要不可欠です。申告書Bを提出する人は、青色申告決算書もしくは収支内訳書(白色申告者に限る)の処理が終わっていないと申告書を受理してもらうことすらできません。

また、株式投資をしているなら、年間取引報告書が必要ですし、土地建物の売買があった場合は売買契約書等が必要になります。手数料や印紙代の領収書もとっておかないと確定申告時に困ってしまいます。

確定申告で控除受けるためにも添付書類も必要

確定申告書には、控除証明書を添付する必要もあります。主なものに生命保険控除証明書や地震保険控除証明書等が挙げられます。

国民年金や国民年金基金であっても、支払いを証明する書類をつけなければいけません。社会保険料も源泉徴収票に記載がない分は、自ら申告書に記す必要があるのでかかった経費は分かるようにしておく義務があります。

注意したいのは、医療費控除に関してです。入院費用だけでなく、一般の診察費用も控除対象になります。現在、医薬品の購入分についても控除対象となっている点も忘れずにいたいところです。レシートなどをとっておき、日用品区分でまとめておくと混乱せずにすみます。

確定申告書を郵送するなら必要なのは書類だけじゃない件

確定申告書だけ完成すれば、それですべて終わったと思ってしまう人が少なくありません。しかし、税務署に直接持参しない場合は、書類以外にも必要なものがあります。

税務署に郵送する場合、送信用封筒の中に、返信用の封筒を入れる必要があります。それぞれに切手も必要です。返信用封筒を同封するのは、重要な源泉徴収票や控除証明書類の控えの書類を送り返してもらうためです。

とにかく、所得を証明する書類とその所得に対して受けられる控除を証明する添付書類が第一です。申告内容に応じた申告書や明細書、内訳書が揃っている必要もあります。それ以外には、計算を確かめる電卓や書類をまとめておくための小道具があると便利でしょう。

確定申告時に必要書類が多いのが住宅ローン & 寄付金関係

控除の証明書として数が多いのが住宅ローン関係です。源泉徴収票の他、金融機関等からの借入金残高証明書や、土地・建物の登記簿謄本などが挙げられます。

住民票のほか、住宅借入金等特別控除額の計算明細書が必要です。計算明細書は、必要事項を売買契約書などから転記しておく必要があるので、時間に余裕をもって用意しておきましょう。

1年目に確定申告することで、それ以降は年末調整で処理してくれるようになります。住宅ローン控除により税金が戻ってくる可能性は高いです。また、寄付金控除もあります。

いわゆるふるさと納税のことで、2000円以上の寄付を地方自治体などに送った場合に超えた分を還付してくれる制度です。寄付した際の領収書等はなくしやすいので、ひとまとめにしておくのがおすすめです。

RECOMMEND
関連記事