個人事業でホームページを簡単に開設するまでの4つのステップ

個人事業でホームページを簡単に開設するまでの4つのステップ
個人事業主でもホームページで自らの事業をプロモーションする人は存在します。ただ、ホームページを開設する知識のない人にとっては少しハードルが高く感じるでしょう。今回はそんな初心者向けにわかりやすく開設までのステップを説明します。
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個人事業でホームページを開設するメリットと注意点

個人事業主がホームページを開設するメリットにはどのようなものがあるでしょうか。やはり1番大きいのは、初めて会うクライアントやビジネスパートナーに自らの事業をわかりやすく理解してもらえる点が挙げられます。

特に実店舗を持たずにビジネスを行なう場合、自らの事業を口頭で説明するよりもホームページを見せたほうが伝わりやすいからです。

例えば、公認会計士や社会保険労務士といった業務がある程度、想像できる事業ならまだしも、クリエイティブ系の事業の場合は口頭の説明よりホームページで実績を公開したほうが何倍も伝わりやすいのです。

企業のような立派なホームページでなくとも、今はコストをあまりかけずに簡単にホームページを開設できるシステムや仕組みが充実しているので、思っているよりもたやすく開設できますよ。

ただし、個人事業の場合はホームページでどこまで公開するかをしっかり決めておかなくてはなりません。特に自宅をオフィスとしている場合は自宅住所を公開してしまうとあらぬ被害にあうことも考えられます。その点は注意が必要ですね。

ステップ1:ホームページのURLと伝えたいことを決めましょう

ホームページにはURLと呼ばれるアドレスが存在します。「個人事業主のメールアドレス | 仕事が舞い込むアドレス作成の3ステップ」でも書きましたが、URLとメールアドレスは共通のドメインを利用するため、まずは自分専用のドメインを取得してください。

名刺にも入るので、事業内容がわかりやすいURLがよいですね。『お名前.com』 等のサイトで気に入ったものを選ぶとよいでしょう。

次にホームページに載せる内容です。個人事業の場合は大きく分けて「事業内容」「事例」「プロフィール」「連絡先」の4つが柱になります。

最低限この4つの内容を満たしていればホームページとしての体裁が整うということです。ただし、事例については、過去の納品物からアピールできるものをピックアップすることになりますが、必ず納品先の承諾を取るようにしてください。

またプロフィールや連絡先については個人情報となるため、どこまで公開するかを見定めましょう。例えば住所は市区町村まで、等とするのが一般的です。

ステップ2:ホームページを運営するレンタルサーバを選びましょう

ホームページを開設するには、レンタルサーバの契約が必要になります。個人事業ですから最初は手軽に利用できるレンタルサーバがよいでしょう。

ホームページを独自ドメインで開設するのであれば、独自ドメイン運用可能なサーバ会社から選ぶのが原則です。最初のうちは慣れないと思うので、独自ドメインを取得した会社のサーバをそのまま借りるのが良いと思います。

有名なところでは前述した『お名前.com』や『ロリポップ』『WADAX』『さくらインターネット』等が挙げられます。利用料金や機能等に様々な種類がありますが、最初のうちは一番ベーシックなプランで問題ありません。

後々ホームページの拡充に伴ってプラン変更すればよいです。ドメイン取得費用を含めても年間1万円程度のコストで運用できるレンタルサーバが数多くありますので、まずは自分の力でレンタルサーバ契約までトライしてみましょう。

ステップ3:ホームページを制作するCMSを選びましょう

個人事業においてホームページを簡単に制作するには、CMS(コンテンツマネジメントシステム)と呼ばれる仕組みを利用したほうがスムーズです。市販のホームページ制作ソフトを利用するケースもありますが、初心者には少しハードルが高いと思います。

またCMSを利用することで、自分で制作するだけでなく外部へ制作委託する際にもスムーズに行なえます。今一番メジャーなCMSは『wordpress(ワードプレス)』と呼ばれるシステムです。

企業のホームページでも導入が進んでおり、個人事業のホームページを自分で制作するなら無料で完成させることも可能です。

また、『wordpress』を使えるクリエイターも数多く存在し、制作を委託することで見た目のかっこいい個人事業のホームページを開設することも可能です。

実際、ランサーズでも『wordpress』によるホームページ制作の案件は多く、ランサー自身がクライアントになる場合もあります。ホームページでのアピール内容が固まっていれば、あとは外部に委託するのも一手ですね。

ステップ4:「習うより慣れろ」でホームページを作ってみましょう

ホームページの制作にはそれなりのスキルが必要です。最初からすべてを自分で行なおうとするとそれなりに大変ですが、前述の通り制作部分は外部委託することも可能であり、その分、手間は省けます。

ただし、ちょっとした修正などを都度外部に委託していたのではコストがかかりすぎますよね。従って、最初はまったくわからなくてもまずは自分でホームページ制作にチャレンジしてみることをお勧めします。

まさに「習うより慣れろ」です。他の個人事業のホームページを参考にしながら、デザインや写真、文章等を組み立て、wordpressの仕組みや扱い方に慣れてみましょう。

市販の本などを参考にしてみても良いと思います。そうすることで『wordpress』の扱いにも慣れ、いざホームページ制作を外注する場合でも自分の意図を明確に説明できるようになるのです。

そして、ちょっとした内容変更等は自分で対応できるようになるため、結果的にかかるコストも減ってきます。

個人事業の場合はこのようにしてコスト削減することも大切ですしね。何はともあれ、まずは不恰好でもいいから自分のホームページを持つことを目標に頑張ってみてください!

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