確定申告の対象者になったばかりの人へ楽得申告法

確定申告の対象者になったばかりの人へ楽得申告法
確定申告の対象者の中でも、企業したばかりの人や個人事業主で、これから初めての確定申告を迎える人のために、楽にそしてお得に行なうやり方をお伝えします。ご紹介するのは、白色申告の簡単なやり方。白色申告は帳簿付けもシンプルなので、きちんと準備をしておけば楽にできますよ。
LANCER SCORE
1

確定申告はどのような人が行なうの?

個人事業主などの、業務委託で収入を得ている人の内、年間所得が38万円以上の人が確定申告の対象者です。ここで注意したいのが、年収が38万円ではなく所得が38万円というところ。

「所得 = 収入 - 各種控除」ですので、経費などを差し引いた後に残った額という事になります。その他、副収入が20万円以上の会社員、年間で10万円以上の医療費を支払った人、年収が2,000万円以上の会社員などが確定申告の対象者となります。

起業家だけでなく、会社員や定年退職後の人も確定申告をする場合があり、色々なパターンがあるので申告漏れがないように、どのような場合に確定申告を行なう必要があるのかを事前にチェックしておきましょう。

確定申告の準備は日頃から | 楽々帳簿付けアプリのすすめ

ReceRecoレシート撮影」は、レシートに印字されている文字を読み取ってテキスト化してくれる、ものぐささんにも嬉しいアプリなのです。もちろん、費目分類も可能なので、確定申告にも応用ができます。

クラウド会計ソフト freee(フリー)」は、青色申告にも対応するスマホアプリ。確定申告書の作成までこのアプリ1本でできる優れもの。

この他にも、確定申告に役立つアプリやPC用ソフトがたくさん出回っているので、使いやすいものを見付けましょう。

確定申告で損をしないために経費はきちんと計上しておく

所得税の課税対象となるのは、収入から経費などの各種控除を差し引いた後の金額。ですので、経費はもれなく計上しておきましょう。うっかり計上し忘れると、本来払わなくても良い所得税を余分に支払わないといけなくなってしまいます。

それはもったいないですよね。それぞれの経費の、領収書やレシートなどの証書は7年間の保管義務があるので、いつでも取り出せるように年毎にまとめて保管しておきましょう。

また、電車などの領収書をもらえない費用は、帳簿の摘要欄に「〇月〇日 クライアントとミーティング」など何のために電車代を払ったのかが分かるように記入しておけば大丈夫です。

ノマドがカフェで仕事をすると、カフェ代が経費になる

コンセント付の席があるカフェや、見晴らしの良い窓に向かった席などでノートパソコンを開いて作業をしている人を観掛けるこおが多くなってきました。

このような、ノマドの方が、カフェなど飲食店で仕事をする場合、カフェ代は経費として計上することができます。これは、仕事をするために飲み物代を支払って場所を確保した、という考え方になります。

ただし、昼食代は通常は仕事をしながらではなく休憩中の行為なので対象外となります。ノマドでも個人事業主でも、カフェの飲み物代を経費として計上していない人はたくさんいると思うのですが、堂々と計上しても問題ありません。

とうとう確定申告本番! 最初は税務署での申告をおすすめします

確定申告は、

1、インターネット経由で行なう「e-Tax」
2、税務署まで足を運んで申告する方法
3、申告書を郵送する

のいずれかの方法で行ないます。

「e-Tax」も「申告書の郵送」も楽なのですが、入力不備や添付忘れなどが発生しやすくなります。また、e-Taxはカード読み取り器を準備しなけてはなりません。おすすめの方法は、税務署まで足を運ぶ方法。

これだと、担当者に記入方法や添付しないといけない書類を聞きながら進めていけるので、間違いが発生しにくくなります。ですので最初は税務署に行って申告をし、翌年からe-Taxや郵送を利用することをおすすめします。

いずれにしても、確定申告で大切なのは、日頃から帳簿をつけて証書を保管しておく事。この準備がきちんとできていれば、確定申告はスムーズに行なえますよ。

RECOMMEND
関連記事