実際どうなの!?フリーランスの平均年収の実態

収入がいい時もあれば苦しい時も。そこが楽しいフリーランス
筆者は大学卒業後、とある広告代理店に約13年間勤務し、その後、広告・マーケティングプランナーやコピーライターとして独立。フリーランスとして約4年半活動しています。
少しの不安と大きな憧れを抱きつつ始めたフリーランスという働き方。働く時間や場所は自分次第。家族と過ごす時間も増え、勤務時代のようなストレスもほとんどありません。
今思えば、いいことはたくさんありましたが、もちろん苦しい時もありました。今回は筆者個人の実体験をもとに、“収入”にスポットをあてて、フリーランス・ライフを振り返ってみたいと思います!
仕事が少ない創業期。それを乗り越える資本を大事に!
フリーランスとして独立してから約1年間。当初は、約13年間務めてきた会社をはじめ、これまでに自分がお付き合いのあった会社など、数社の会社(以下、クライアント)から仕事を頂いていました。
創業したばかりなので、クライアントは少なく、仕事の数も当初の予定より少ないという、いきなり厳しい現実に。そこに追い討ちをかけるように、東日本大震災も重なり仕事はさらに激減。創業年の年収はかなり厳しい状況となりました。
この時、特に厳しいと感じたのが、仕事の数よりも“資金繰り”。仕事柄、業務をこなしても手元に入金されるのは大体2~3か月後。それを乗り越えて生活していけるだけの資金が創業期には必要だと実感するのでした……。
新規営業に注力!すぐには成果を出せず、年収は創業年の横ばいに
創業して2年目。創業年の厳しい業績を受けて、フリーランスは業績=年収という、今考えれば誰でもわかるようなことにやっと気づき、改善すべきこと、今後注力すべきことなどを再検証。
今のクライアントの業務をこれまで以上にしっかり行なうこと、新規クライアント数を増やすことに注力しました。しかし、そこでまた問題発生…。新規クライアントを増やすために、営業をかけ始めるも、肝心の営業をかける相手が少ないことに気づきます。
結局は自分のコネクションをたどるしか無く、新規の営業先は数社のみ。多少の成果は出ますが、業績は創業期と変わらず、それに伴い年収もなかなか厳しい状況でした。
新規クライアントが増加し年収は増加!新規営業は大事だと実感!
独立して3年目~現在。新規クライアントへの営業は厳しいものでしたが、既存のクライアントの案件をしっかりこなし、なんとか業績を保っている状況。
しかしここで、とあるフリーランス向けに仕事を紹介するクラウドサービスと出会い新規クライアントは増加します。これまでは自分のコネクション勝負でしたが、インターネット上で新規クライアントを見つけることが可能に。
そこから数社のクライアントからお仕事をいただき業績や年収も増加、新規営業の大事さを実感することになります。今でも、新規案件を受注するには、上記のクラウドサービスからの受注が多くなっており、今後も活用していくつもりです。
年収は、それだけでは判断できないが自分の立ち位置を探る目安
フリーランスとして活動し始めてもうすぐ5年が経過しようとしていますが、フリーランスとして働いていく上で気をつけていたことは、「常に、自分なりに反省点や改善点を模索していく」ということ。
その中で、ひとつの目安になるのが“年収”だと考えています。単純に年収の数値や推移を見るだけでは何も見えてきませんが、年収が増減していく原因や背景を探っていくことはとても大切だと実感しています。
フリーランスにとって“年収”とは、自分や自分の行なっている業務の立ち位置を確認できるバロメーターのようなものではないでしょうか?