フリーランスの名刺は住所とオリジナル性が大事!

名刺はフリーランスの営業ツールであることを再確認して!
みなさんは名刺というものについて、ただ単純に自分の名前を知ってもらうためのアイテムだと考えてはいませんか。もちろんそれも重要な目的のひとつです。
しかし同時にフリーランスにとっての名刺は、大事な営業ツールのひとつであることも忘れてはいけません。極端な話、日本有数の大企業の社員などであれば、仮に会社の住所が記載されていなくても所在は明らかですのでさほど問題ではないかもしれません。
しかし誰にも知られていないフリーランスの立場においては、できる限り自身の詳細を明確にすることが信用にもつながります。その点をいま一度再確認してみましょう。
意外と自由度の高い名刺。住所だけでなくオリジナリティを
企業に所属する方の場合、あまり奇抜なデザインの名刺を使うことはあまりありません。そもそも会社から用意された名刺を使う場合がほとんどでしょう。
しかし、ことフリーランスとなると話は別です。むしろオリジナル性の高い印象に残る名刺を使うことで、先方に覚えてもらえることもあります。
住所を記載するという点だけでなく、デザインもこだわって熟考したいところです。それというのもフリーランスの場合、人や活動内容にもよるでしょうが企業の社員に比べると名刺を渡す機会はそれほど多くありません。
印刷を依頼して作った名刺は長期間使い続ける場合が多いですので、妥協せずデザインまでしっかり作り込みたいところです。
名刺に載せる肩書がない?作ればいいだけです!
正直な話、名刺の住所は記載されていることが確認できさえすれば問題ないと思います。それよりもフリーランスがこだわりたいのは、名刺に記載する肩書です。
「フリーランスだから肩書なんてないよ!」というあなた、フリーランスの肩書を決めるのはあなた自身です。どんな肩書をつけようと誰も口を出す人はいないのですから。
自身の仕事内容がひと目で分かるような肩書をつけてもよいですし、住所の一部を肩書に含めたりするのも相手に印象付ける効果的な手法かもしれません。
たとえば「あなたの魅力を引き出すカメラマン」「広島から全国に記事を発信するライター」といった具合で、自慢のセンスを存分に活かしてください。なお、私のセンスについては触れない方向でお願いします。
フリーランスの名刺は自分の満足度も重要視して!
ここまで名刺に記載する住所、そしてオリジナル性が大切であるという点などに触れてきました。しかし、フリーランスが名刺を作る場合にもう一点重視して頂きたいポイントがあります。それは自分が満足できる名刺を作るということです。
もちろん相手にとって見やすいデザインや、印象に残りやすい肩書など、最低限のポイントは押さえておく必要がありますが、あまり無難にまとめすぎると自分自身積極的に名刺を配ろうという意識が低くなってしまいます。
反対に自分の満足度が高い自慢の名刺であれば、つい人にも見せたくなり、頻繁に名刺を配る習慣が自然と身に付いてくるものです。
名刺に住所を載せるのがどうしても不安だという方は…
女性のフリーランサーなどに多いケースですが、初見の相手に自分の個人情報をすべて知られてしまうことに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。その場合は「区」や「市」、「町」などの記載までに留めて、番地や建物名を伏せてしまうのもひとつの手です。
ただし、あれも載せたくないこれも載せたくないでは、ビジネスシーンにおける名刺の役割を果たしませんので、最低でも住所の一部とメールアドレス、携帯電話番号程度は記載したいところです。
また、名刺の記載情報を制限している場合、渡す際にその旨と事情を説明することで相手に与える印象も大きく異なりますので、できるだけひとこと添えるようにするとよいでしょう。