老舗米菓会社が、Web制作を受注している不思議。

食品会社である当社がWeb業界に踏み出した理由

当社がWeb業界に足を踏み入れた理由は様々ですが、やはりその一番の理由は「可能性」という言葉に尽きると考えています。海外輸入による原価安や外国人労働者による賃金の低下からもたらされた物価の低下は、デフレ要因の一つであり、当社もその被害は若干ながら受けております。

そこで食品会社＋最先端の別事業を両立することにより、利益の向上化を図ろうと考えた結果、当社はIT業界にも足を踏み入れることになりました。ですが、どんな事柄にも苦悩はつき物です。当社も、最初は何度も挫折を味わいました。

どれだけ営業を繰り返しても案件が全く取れない日々

まず始めに、なぜ食品会社がいきなりWeb業界へ足を踏み入れることが出来たのか。それは事業統括である私自身が、以前にWeb業界へ身を置いていたためです。 元々、株式会社セイカ食品の代表者とは仲が良く、「新しくWeb業界に足を踏み入れるために、力を貸してほしい」と言われ、二つ返事で引き受けさせて頂きました。

ですが、Webサイト制作営業を食品の関連会社や飛び込みで営業をかけるものの、全く仕事を受注することはできませんでした。なぜなら当社は食品会社としては老舗ですが、IT業界での実績は無かったためです。「食品会社にWeb制作を頼むくらいであれば、Web制作一筋で行っている会社に依頼する」「食品会社にWeb制作なんて無茶ではないでしょうか」「実績もない食品会社にWEB制作など任せられない」。どこへ行っても同じことを言われる日々が続きました。

たまたま見つけたランサーズが当社の分岐点

それは偶然でした。Web業界の営業について調べていた際、こんな広告を見つけたのです。「最大級シゴト依頼サイト ランサーズ」。そこで初めてクラウドソーシングという言葉を知りました。今まで自分の足で営業に出ていた私からすると、「インターネット上で仕事の依頼、営業を掛けることが出来る」という事が、何とも不思議な感覚。「このまま営業をしていても何も変えられない」そう思い、当社もランサーズを通して実績をつけようと考えたのです。

提案を出してわずか3日目で初の案件獲得

3日でリサイクルショップのWebサイト制作案件を獲得することが出来ました。今までの外営業が嘘のようでした。その時の嬉しさは今でも忘れることが出来ません。そこからは外営業をほぼ無くし、ランサーズを通して案件を獲得していくようになります。

さらにそこで、ランサーズに依頼を出しているクライアント様からお悩みを相談されたことが当社の事業をさらに促進させました。

クラウドソーシングだからこその不安を解決すること

「以前頼んでいたランサーと連絡が取れなくて困っている」「出来ればサポートや別途案件を含めた長期的なお付き合いがしたい」。クラウドソーシングでの仕事は、依頼から納品まですべてがインターネット上で完結します。

顔を合わせての話し合いは皆無で、お互いを深く理解し難いという難しさがあります。そのため、「いざ助けを借りたい、という時に連絡が取れず困っている」との言葉が多々あったのです。そこでそんな不安を解消するために、当社では以下のことを実行しました。

（1）当社の情報をクライアントに共有する

クライアントに当社の情報を共有することで ご安心頂き、長期的な付き合いも可能ということを示しました。具体的な例を挙げると、固定電話番号を伝える・本社所在地を伝える・LINEを伝える・名刺をお送りする等です。

（2）案件終了後でも安心してもらえるようサポート期間を設ける

クライアント様から見たWebサイトやLPは作って終わりではありません。そのWebサイトやLPを運用して成果を出すことがクライアント様の目的なのです。ですが、ランサーへの依頼は制作完了までなので、そこまで面倒を見てくれないことが多々あり、クライアント様も困っているとのことでした。

そこで、当社では制作完了後でも安心してWebサイトやLPを運用できるよう無料サポ ート期間を設けました。上記の誰にでもできる簡単な行動だけで、当社のリピーターが増えました。また、初回のクライアント様にも「一番安心できそうなので選ばせて頂きました」という嬉しいお言葉も頂いています。今後もランサーズを通して、数多くの案件に携わらせて頂くと思います。そのすべてのクライアント様にご満足頂ける様、ご安心してお任せ頂ける様、努めたく存じます。