個人事業主の確定申告! 失敗談4選

個人事業主の確定申告! 失敗談4選
個人事業主(フリーランス)として独立したときに直面する問題は「確定申告」ではないでしょうか? 今までは会社の経理が確定申告をしてくれたのに、これからは自分でする必要がある……。でも分からない……。独立して初めての確定申告の「失敗談あるある」をご紹介します。
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フリーランスで独立したものの……。確定申告って一体何!

会社員から個人事業主として独立する人は多いと思います。今までは「手取り金額(給料)」ばかり気にしていたのに、自分自身で売上・経費を記帳して所得を計算し、納税することになります。

最低限の知識を持っておかなければ、いざ確定申告の時期になって焦ることも……。インターネットで調べた情報で「な~んだ! 簡単だ! 確定申告なんかサクッとできそう! 」と勘違いして、日頃の記帳を怠ってしまうと大変なことになります。

個人事業主として独立してから初めての確定申告で、失敗したことを”あるある”としてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

あなたは日頃からしっかりと記帳・記帳しておきましょう! そして、ぼくが直面したお悩みを回避できるように祈っております! (笑)

あるある1 | 「e-Taxでかんたん確定申告」じゃない!?

確定申告をするときには、「e-Tax(イータックス)」という便利なサービスがあります。わざわざ最寄りの税務署に出向かなくても、事前に申し込みをして電子証明やカードリーダーを準備しておけば、全てを電子手続きで完了することができるという便利なサービスです。

「電子手続き」と聞くと簡単にできるイメージがありますが、それと日頃から出納帳、買掛帳、売掛帳、経費帳などをしっかりと記帳しておくこととは、全くの別問題です。

確定申告の時期になって慌てて帳票を準備すると、ミスをしてやり直し。量が多すぎる……。やり方が分からない……という問題に直面します。ぼくも初めての確定申告では、2~3月に随分とあたふたしました。

「e-Tax」はあくまでも確定申告書を提出するための便利なサービスであることを理解して、日頃の記帳はしっかりとしておきましょう。

あるある2 | 経費で使用した領収書の整理と記帳を忘れていた!

売上と経費を正確に記帳するためには、日頃から領収書を整理しておくことも大切です。経理作業を自分で行なう個人事業主にありがちなことは、経費として使用したものの領収書を専用のファイルにとりあえず入れておき、「後でまとめて記帳しよう! 」と考えてしまうことです。

いざ数カ月分の経費を整理しようとしたときには詳細を忘れてしまい、「これは何に使用した経費だっけ? 」「◯◯さんと打ち合わせしたときには、どこまで外出したっけ? 」「これはいつの接待交際費だっけ? 」と悩んでしまいます。

接待交際費、旅費交通費、備品消耗品費、家賃、光熱費などは日頃から細かく記帳しておきましょう。経費記帳をしっかりとしておかなければ、後日スケジュール帳やGoogleカレンダーと格闘することになります。

あるある3 | 税務署に申告書を提出して終了じゃない!?

やっと確定申告の準備が終わり、税務署に申告書類一式を提出しました。ほっと一息つきたいところですが、提出だけで完了ではありませんよ! 個人事業主の場合は、納付書を使用して自分で税金を納める必要があります。

会社員時代の癖が抜けていなければ、「経費精算」のときのように経理部門に精算書と領収書を提出しさえすれば、その後は自動的に銀行口座で手続きされると勘違いをしてしまいます。

確定申告の場合は銀行口座から出金するわけですが、申告書を提出すればオートマチックに引き落としされるわけではありません。手元の納付書を使用して、納税期日までに自ら振り込みを行ないましょう。

初年度はうっかり忘れそうになりました……。危ない、危ない。(笑)

あるある4 | 期限ギリギリ。税務署・税理士に質問しようとしたら!

日頃の経費管理、帳簿の記帳を怠っている人は、確定申告の時期になって慌てることになると思います。「分からないことがあれば、税務署や税理士に質問したらすぐに分かるだろう」などと高をくくっていたら大変なことになりますよ。

なぜならみんな考えることは同じだからです。確定申告の時期には、税務署の申告コーナーに税理士さんが常駐し、無料相談を行なってくれるケースも多いですが、多くの個人事業主が相談に訪れるため順番待ちをしています。

ただでさえ確定申告の準備が遅れて、しかも正確性に不安があるのに、申告期限ギリギリに相談してしまうと大変です。学生時代を思い出しましょう。宿題の提出期限ギリギリになって「え? 今さら……?」という質問をする人がいませんでしたか?

はい、ぼくです。(笑)たった一人で独立して、しかも仕事が忙しい個人事業主は、駆け込みで準備をする人が多いため、分からないことは事前にチェックして、問い合わせをしておきましょう。ぼくの失敗談が皆さまのお役に立つことを祈っております!

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