在宅ワークの正社員という働き方

在宅ワークの正社員という働き方
平日は始業時間までに会社に着いて、終業時間まで社内で仕事をする。近年、従来の正社員の働き方が変わりつつあります。会社に所属しながら、家で、時には旅先で働く。社会に浸透しつつある正社員の在宅ワークという働き方を、あなたも目指してみませんか?
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社員の個々のライフスタイルを尊重できる在宅ワークという働き方

在宅ワークのメリットとして挙げられるのは、まず通勤時間が0分なので、通勤ストレスがないというところ。満員電車にぎゅうぎゅうに押し込められてじっと我慢をし、会社に着く頃には心身共にへとへと……という事が全くなく、元気なまま仕事を始めることができるのです。

そして通勤に時間がかからない分、プライベートの時間が増えるので、その時間を趣味や家族との時間に割り当てることができます。また、自宅に限らず、気分転換も兼ねて普段と違う場所、例えば実家や旅先で仕事をするという事も可能になるでしょう。

これは仕事の効率やモチベーションもグンとアップしそうですね。

震災時に在宅ワークを取り入れていた企業は業務が滞らなかった

2011年に日本中に衝撃をもたらした震災。業務が一時的にストップしてしまった企業はたくさんありました。しかし在宅ワーク制度を導入していた企業は、働く場所にとらわれないという利点から、大混乱の中でも業務が滞らなかったようです。

働き手のニーズだけでなく企業側にもメリットがあるという事が経験を通して感じられたのか、近頃は正社員が在宅ワーク制度を利用している企業がどんどん増えています。

これは新進気鋭のベンチャー企業に限った事ではなく、大手企業も積極的に在宅ワーク制度を導入しています。

結婚や出産というライフスタイルの変化にも対応ができる

企業が在宅ワーク制度を導入するもう一つの理由に、優秀な社員、業務に精通している社員を自社に留めておくためと考えられます。

これまでは、女性であれば結婚や出産を機にせっかくのキャリアを手放して退職してしまうこともあります。在宅ワークであれば、結婚や出産でこれまで通り毎日出勤ができなくなったとしても、家で家事や育児をしながら働く事が可能になります。

また、海外で暮らしたい、ずっと憧れていた場所に引っ越したいという願いも、退職せずに叶えることができるかもしれません。

育児をする男性、イクメンになりたい人も会社に迷惑をかけることなく、子供と向かい合う時間を持つことができるでしょう。

WordPress運営会社は全社員が在宅ワークスタイルで働く

ブログシステムWordPressを運営しているAutomattic社には、何と本社や支社などの施設が存在せず、正社員も含めて従業員は全て在宅ワークスタイルをとっているそうです。

オープンソース型の、個人ブログから企業サイトまで世界中で多くのユーザーが使用するソフトなので、従業員も世界中に散らばって仕事をしているようです。

普段離れている分、年に何回かは皆で集まりコミュニケーションの場を設けているのだとか。いつもべったり一緒に居る必要はありませんが、在宅ワークだからこそコミュニケーションが大切ともいえるのでしょうか。

普段の連絡やコミュニケーションは、チャットソフトやskypeなどで取っているようです。雑談用のチャットルームも設けているとか。在宅ワークという仕事を円滑に行うためには、「言葉で伝える」スキルが必要不可欠となるかもしれません。

正社員は今後ますます在宅ワーク化が進むだろう

社員のストレス軽減や仕事へのモチベーションアップ、離職率の低下など多くのメリットが期待できる在宅ワーク制度を導入する会社は、今後ますます増えていくでしょう。

打ち合わせやちょっとしたコミュニケーションも、スマートフォンはもちろん、Skypeやチャットソフトがあればお互いがどこに居ても簡単にできる時代です。

もしかすると何十年か先には、毎日通勤して定時まで会社で働く人の方が少なくなるかもしれませんね。そうなると朝の通勤ラッシュも幾分か緩和されるかもしれません。

ご自身のライフスタイルを見直したい、もっと大切にしたいと思っているあなたも、在宅ワークスタイルを検討してみませんか?

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