在宅でフリーランスをやっていて常々思うこと

在宅でフリーランスをやっていて常々思うこと
フリーランスという響きに憧れ、在宅でフリーランスで仕事をするようになって7年目になります。当初は目の前にパソコンがあったからはじめた在宅ワークですが、自宅を事務所がわりにフリーランスとして在宅で仕事をしながら感じることを書いてみます。
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在宅フリーランスの「あるある」をご紹介します。

「おうちで仕事って、すごくいいよね。」そう言ってくれる人は多いのですが、実は周囲に同じようなフリーランスをなかなか発見できない筆者です。仕事面だけでなく日常生活や人づきあいの面で、在宅ワーカーならではのちょっとした悩みや誰かに聞いて欲しいことが出てきます。

「あの人いつも家にいる」とか「○○ちゃんのお母さんいつもパソコンしてる」などとご近所さんから思われているのではと自意識過剰な発想になることもしばしば。しかし在宅ワーカーはそういう時に気軽に話せる「同僚」がいないため、この場を借りて在宅ワーク「あるある」をご紹介がてらつぶやかせてください。

在宅フリーランスあるあるその1「いつも家にいる」

自宅が職場なので、基本的に家にいます。むしろ家にいないと仕事ができないので、仕事以外での外出は短時間で済ませたいところです。専業主婦だと思われているフシがあり、誘ってもらえる友達の集まりなど楽しいイベントはなるべく予定がつけば行くようにしていますが、前夜やその日の夜に必ずしわ寄せが来ます。それでも昼間に時間を作れる働き方ができることはとてもありがたいです。

あとは、これも自意識過剰な発想かもしれませんが、専業主婦のように在宅しているのに「実は仕事で」という話をすると、ちょっとミステリアスな雰囲気を醸し出してしまいます。多くを語る必要がないだけで隠しているつもりはないのですが、在宅の仕事と聞くと何の仕事か尋ねにくいのかもしれません。したがって周りの友達には「いつも家にいるけれど何をしているかわからない人」と思われていることが多いです。

在宅フリーランスあるあるその2「生活感がにじみ出る電話」

我が家には子どもが二人いますが、クライアントと電話している時に限って、背後で「ギャー!」と二人で盛り上がって遊びます。残念ながら私には口がひとつしかないため、電話しながら「静かにしなさい」とは言えず、いつもジェスチャーを最大限に活用して怒っています。

さらに、なぜ今かというタイミングで「お風呂が湧きました」という給湯器のお知らせ音。そして平日の午前は「ピンポーン」とインターホンがよく鳴ります。電話はすべての音が筒抜けになるため、電話の向こうでクライアントが「出なくていいんですか?」と心配してくれることも。受話器を持ちながら、窓越しに家の外をこっそりのぞいたとき、訪問者と目が合いながらもインターホンに出ないというのはなかなか気まずいものです。

在宅フリーランスあるあるその3「家事の合間に仕事ができていいなー」

在宅でフリーランスとして仕事を受けるようになって、自分である程度仕事の時間帯を決められるのは本当にありがたいです。

子どもの授業参観などの行事や幼稚園の変則的な送迎などにも対応することができ、子育てしながら無理なく仕事を進められる主婦の在宅業が普及してきたことは素晴らしいと感動すら覚えることもあります。

その一方で、クオリティは別として炊事や掃除などの主婦業もなんとかこなせるため、常にやることに追われています。洗濯機を回しながら原稿を書き、カレーを煮ながらブログを更新します。夕方は家事に集中しますが、子どもたちを寝かせたあとは、頭が冴えて文章を書くのに最適な時間帯に突入するためテレビドラマは一切見ません。「あいた時間に仕事」はある意味正解でもありますが、「仕事しながら家事」「むしろ家事が片手間」のほうが正解かもしれません。

在宅フリーランスあるあるその4「やっぱり今の働き方が好き」

継続的な案件の仕事をいただけるようになり、主婦業をしながら、在宅でも仕事を任せてもらえるということに本当に感謝しています。

毎日時間に追われて学ぶ時間を捻出するのも大変ですが、私にはまだ目標があり、今以上に活動の場を広げられたらと思っています。自分の頑張りが人から評価されにくい在宅業ではありますが、その分クライアントに喜んでもらえたときの喜びはひとしおです。

クライアントの都合に合わせることは大切ですが、あまり無理ばかりしてしまうとそれが通常になってしまい、身体を壊して仕事を断って迷惑をかけることにもなりかねません。時間・体力ともに無理をせず、家事や育児がある前提で身の丈に合った仕事量を決められるフリーランスという働き方は、これからもずっと続けていきたいです。

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