結婚に不安?フリーランスが抱える収入や老後の悩みを解決します
目次
フリーランスは結婚できない?収入や反対の不安を解決する不安とは
やりたい事色々あるけど、ちゃんと定職に就いて結婚とかしてぇなって思ったわ。
フリーランスは不安が多い。— – marutrium – (@marutrium) April 13, 2020
収入の不安
※なんだかお金の話しばかりになりましたが、彼のことは大好きなので、結婚しないとしても一緒にいられたらと思ってます。
出典:Yahoo
やはり生活は苦しいのでしょうか…?
出典:Yahoo
フリーランスはサラリーマンとは違い、仕事も収入も自分で獲得しなければなりません。
そのため、収入が安定しにくい、いつ仕事がなくなるか分からない、といった不安を持っている人は多いでしょう。
しかし、どんな企業でも倒産する可能性はありますし、サラリーマンにはリストラというリスクもあり、正社員だから安定しているというわけではありませんよね。
では何故フリーランスは収入の不安が付いて回るのかというと、「フリーランスは守ってくれる人が居ない」ただそれだけの違いです。
サラリーマンなら、会社の売上が下がっても、会社は資金を切り崩して給料を支払ってくれます。
しかしフリーランスは、仕事が無ければ収入も0というところが不安に感じるところでしょう。
しかし本来の問題は、収入が0になったときにどう補うかという点です。
もし収入が0になったとしても、何も変わりなく生活できるお金があれば不自由はありません。
フリーランスの収入面の不安は、もしもの時の蓄えについてしっかりと考え、結婚をする相手が納得できるように伝えられるかが重要でしょう。
関連:いざという時のフリーランスの仕事の探し方
反対される不安
今の仕事が大好きという彼から、私との結婚のためにその仕事を奪うことに納得できません。
出典:Yahoo
彼のことが好きで彼と結婚したい気持ちもあるのですが、彼が高卒でフリーランスであることを考えると親から反対される未来しか見えません。
出典:Yahoo
お互いの親にパートナーを紹介した際に、「フリーランスだから」という理由で反対されるケースは多いようです。
親が反対をする理由はやはり、収入の不安が大きいでしょう。
先程もお話したように、もしものときの蓄えについてしっかりと考えていることが伝われば、親も少しは安心してくれるでしょう。
また、フリーランスは「収入が少ない」「バイト感覚」と思っている人も少なくありません。
他にも、「楽をしたい」「社会に溶け込めない」「根性がない」などという勝手なイメージから、結婚を反対する親もいます。
そのため、>結婚も仕事も真剣なんだということをしっかりと伝えるということも大切です。
老後の不安
デメリットとは「税金や保険料が高い」「年金や退職金がないため老後が不安」「結婚しにくい」「孤独感が強い」といった点です。
出典:Yahoo
サラリーマンは老後の退職金がある場合、ある程度の安定した生活がイメージできます。
しかしフリーランスは、退職金はありませんので老後の生活に不安を感じてしまう人も多いでしょう。
しかしフリーランスにも国民年金がある他、各種年金保険がありますので、早いうちに老後のことを考えておくことも大切です。
また、結婚を前提としているのでしたら、相手のことも含めて各種保険料の見積もりを出してみると、今から老後までのお金の流れがイメージしやすくなるでしょう。
社会的信用の不安
いい歳した大人がクレジットカード1枚持ってないってことは社会的信用がないか、作れないのであれば借金があるんだろうと言われました。
フリーランスはクレジットカードの審査や、ローンの審査が通らないという話を耳にすることがあります。
しかし実際は、クレジットカードを持つことはもちろん、マイホームや自動車をローンで購入している人も多いです。
ただし、返済能力がなければ当然ローンは組めません。
支払いができるという証明が出来れば、ローンを組むことや賃貸契約も可能です。
フリーランスで社会的信用を失わないための注意点は、金融事故を起こさないことや、確定申告を怠らないことなどが挙げられます。
フリーランスは特別なことをしなければ社会的信用を得られないのではなく、当たり前のことをしていれば社会的信用を失うことはないのです。
「報酬=年収」は間違い!フリーランスの経費について
サラリーマンの給料は企業の経費から、フリーランスの報酬は売上となり経費など様々な費用が引かれます。
企業の場合、社員の給料は売上から支払われ、給料は企業の経費扱いになります。
フリーランスの場合、報酬は売上ですので、報酬額から経費や税金、社会保険料などが差し引かれ年収となります。
職種にもよりますが、フリーランスの経費は基本的に少ないと言えます。
どんなものが経費に含まれるのか代表的なものをご紹介します。
消耗品費
・ソフトウェア
・文房具
・燃料費
など
広告宣伝費
・チラシ・ポスター代
・ネット広告掲載費
など
会議費
・カフェ代・コーヒー代
など
支払い手数料
・振込手数料
・税理士や行政書士に支払う報酬
など
結婚したらどうなる?税金関係について
フリーランスが結婚した場合、税金関係はどうなるのかご紹介します。
国民健康保険
サラリーマンの場合は、社会保険に加入するのが一般的ですが、フリーランスの場合は国民健康保険に加入することになります。
配偶者が企業に務めていて社会保険に加入している場合は扶養に入ることも可能ですが、各会社によって扶養認定の基準があるので確認が必要です。
一方、配偶者が給与所得者でない場合は、2人で国民健康保険に加入することとなり負担額は大きくなります。
年金保険
年金保険も国民健康保険と同様に、配偶者の扶養に入れば年金保険料を支払わずに加入できますが、扶養に入れるかは確認が必要です。
また、配偶者が給与所得者でない場合は、2人で国民年金に加入することとなり負担額は大きくなります。
配偶者控除
結婚相手の年収が38万円以下なら配偶者控除、38万円以上で76万円未満なら配偶者特別控除が受けられます。
確定申告の際に申告することで、配偶者控除や配偶者特別控除が適用されます。
経費
これから結婚相手と2人で住む家で仕事をする場合も、家の家賃や光熱費なども経費扱いになります。
ただし、全額ではなく仕事で使用している範囲内の申告となりますので注意が必要です。
【注意点】フリーランスの結婚前の準備とは?考えておきたいこと2つ!
結婚してから「やっておけばよかった…」と後悔しないよう、婚前にしておきたい準備を2つご紹介します。
事業者名の変更
結婚して名字が変わる場合は事業者名を更新するのかということを考えておきましょう。
名字が変わっても事業者名は旧姓のままで、変更をしないという選択もあります。
ただし、銀行名義は変更しなければなりません。
その際に、請求者(フリーランス)の名前と、請求書の振込先の名義が一致しないことで、相手が困惑することが予想されます。
事業者名の選択によって影響される側面を考え、慎重に選択する必要があるでしょう。
計上する経費
家賃や光熱費、プロバイダ、自動車などの経費に加えて、専従者給与についても考えてみましょう。
青色申告を行っていれば配偶者を青色事業専従者とすることができ、配偶者に給与を支払うことができるようになります。
青色事業専従者に支払った給与は経費扱いになり節税になるのです。
ただし、「原則として6ヶ月以上、青色申告者の事業に専念していること」という条件がありますので、結婚相手が他の仕事をする場合は適用になりません。
また、青色事業専従者は配偶者控除の対象にはなりませんので、2人に合った節税方法を選択すると良いでしょう。
フリーランスの結婚の不安を解消する事前対策!
結婚前にフリーランスができる事前対策を5つご紹介します。
事前対策1:積み立てを見直す
フリーランスは退職金がなく、老後に受け取れる国民年金だけを当てにするのは少々不安です。
そのため、老後のことを今から考え、積み立てをしておくことをおすすめします。
積み立てを始めることで、結婚相手もそのご家族も安心に繋がるでしょう。
また、金銭的に余裕があるのなら、お子さんができたときのことも踏まえて対策をすると更に安心できそうです。
事前対策2:確定申告と納税の確認
フリーランスもローンを組むことは可能ですが、会社員よりも審査に通りにくいと言えます。
やはり会社員よりも収入が安定しない人が多いので、ローンの審査は少々厳しいのです。
そこで、収入面(返済力)を証明するのに必要になるのが確定申告書です。
納税実績があることが証明されれば、返済可能な範囲内のローンの申請は通ります。
ただし、フリーランスに関わらず何らかの理由でローンが通らない人もいますので、ひとつの基準として考えておくと良いでしょう。
事前対策3:文芸美術国民健康保険への加入
文芸や美術などに従事している人は、文芸美術国民健康保険(文美国保)への加入を考えてみるのも良いでしょう。
国民健康保険は所得額に比例して保険料も増減します。
一方で、文芸美術国民健康保険は保険料が変わらず一定なので、所得が多い人は国民健康保険よりも文芸美術国民健康保険の方が負担を軽減することができます。
事前対策4:クレジットカードの申請
ローンと同様に、フリーランスのクレジットカードの申請は審査が厳しい傾向にあります。
そのため、これから会社を辞めてフリーランスになろうと考えている人は、会社員のうちにクレジットカードの申請をしておいた方がハードルは低いと言えます。
事前対策5:仕事をする環境作り
結婚後に新居に引っ越す予定の人は、仕事をする場所(部屋)のことも考えておかなくてはなりません。
自宅が仕事場となる場合は、仕事に集中できる場所が必要です。
コロナ禍で在宅ワークが増えたことから問題視されるようになったように、家族が生活する中で仕事をするというのは皆がそれぞれのストレスを抱えます。
家賃が少々高くなったとしても経費と考え、生活する部屋数にプラスで、仕事をする部屋を1部屋と考えておくことをおすすめします。
フリーランスの結婚は事前対策で不安を解消!
結婚前にフリーランスであることの不安を抱える人は多く、収入の不安や、周りの反対、老後の不安や、社会的信用など問題は様々です。
しかし、フリーランスで結婚している人は大勢いますし、成功している人も多数存在します。
まずは、フリーランスだからこその問題点と向き合い、解消できるところはするという姿勢が結婚相手や親族の安心に繋がるのではないでしょうか。
また、収入を安定させることも大切です。
ランサーズには高収入を得ている既婚者も多く登録しています。
案件が多いことから安定した収入を得られていますので、一度どんな案件があるか覗いてみてはいかがでしょうか。