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株式会社nanapiのご利用事例

インターネット上のメディア事業を手がける「株式会社nanapi」。生活に役立つ情報を発信するnanapiが有名である同社だが、新たに昨年の4月、国内のカルチャー情報を海外へと発信するWebメディア、「IGNITION」をリリースした。それまでのnanapiにはない、重厚感のあるコンテンツを発信するこの「IGNITION」では、コンテンツの翻訳に、翻訳家の力が必要だった。その中でどのようにして、ランサーズを導入し、翻訳家を見つけたのだろうか? また、同社が提案する“新しい仕事の進め方”とは? その答えについて広報担当・青木氏に聞く。

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ランサーズを活用する前に、どのような事業課題を抱えていましたか?

- 採用活動で自社の求める希少な人材に出会えないことが課題でした。

「IGNITION」は日本のカルチャーをアメリカを中心とした海外へと発信するWebメディアです。昨年4月にリリースしたのですが、リリース当初、社内に担当の編集メンバーは1人。nanapi編集部から異動してきた者で、編集の経験は豊富でしたが、英語翻訳の経験はありませんでした。そのため、「IGINITION」スタート時は、翻訳に関しては、社員の知り合いの方に協力してもらっていました。

平行して、翻訳家の獲得に動いていましたが、なかなかnanapiが求める方とはお会いできませんでした。文法通りの正しい英語に翻訳できる方は大勢いましたが、「IGINITION」が求める自然な英語に翻訳できる方にはなかなか出会うことができませんでした。しかし、今後、「IGNITION」で発信していくコンテンツを妥協するわけにもいきません。そのため、どのようにしたら自社で求める希少な人材に出会うことができるか日々、模索していました。

なぜ、どのようにしてランサーズを導入したのですか?

- 希少な人材を見つけるために、選考テストを実施し、人材を選びました。

先ほどの課題を解決するための方法の1つとして、弊社は「クラウドソーシングを利用する」という選択をしました。その中で具体的な方法として、「翻訳に特化しているサービス」、「国内のサービス」、「海外のサービス」などを利用することにしました。しかし、そのうちどのサービスで求めている方と出会えるのか、始めは分かりませんでした。そのため、まず各サービスにどんなスキルの人が登録をしているのかを知るために選考テストを実施いたしました。

登録者の翻訳スキルを測るものとして、1000文字程度の翻訳作業を行ってもらいました。社内の外国人スタッフにより、選考を行った結果、最終的に弊社が求めるレベルを満たした人材を見つけることができました。

ランサーズで出会えた方は、まるでネイティブの人が書いているかのような翻訳スキルを持っており、継続して、その方に依頼を行いました。

 

ランサーズを活用することで、課題はどのようになりましたか?

- 関係性を強固にすることで、事業は加速しました。

当初はその方が翻訳した原稿を、社内の外国人スタッフが細かくチェックしていました。メディアにとって適切な翻訳がなされているかの確認は大切なことですから。このように、導入当初は社内確認を綿密に行っていました。ですが、その方の翻訳のクオリティーがもともと高いことに加え、継続して仕事を依頼することで、こちらから指摘しなくても翻訳の勘所を掴んでいただけるようになりました。しかも、いつもそのクオリティーが一定に保たれていたのです。

このようにお互いの信頼関係が強固になってからは、社内でのチェックは最小に抑えることができています。

- 組織の不必要な膨張を防ぐことができました。

記事出稿のスピード感も増していき、現在ではリリースから約1年で、およそ200もの記事を掲載するメディアへと成長いたしました。翻訳を外部の方にお願いすることにより、記事の更新頻度をあげても、社内の編集メンバーは「3人」という少ない人数での運営が可能となりました。

-重要なのは誰と仕事をするのか! 仕事の仲間がランサーズで見つかった。

会社の事業を進めるうえで、最も重要なことは、どんな“人”と仕事を行うかだと思います。それを従来の「社員として社内に雇う」というスタイルではなく、「クラウドソーシングサービスで出会い、依頼する」という新しいスタイルを取り入れることで、多くの企業が新しい可能性を生み出すことができることと思います。

これからも継続して、このIGNITIONを運営していき、今以上に海外にファンを作りだしていきたいと思います。そして、世界中の多くの人に届くメディア実現に向けて、これからも成長し続けていきたいと思います。



※本記事の会社名・部署などは2015年7月時点での情報となります。

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