「本業と副業の両立」 珈琲屋経営とデザイナー活動-赤坂氏
多様性に富み、経験値を増やすこともできる副業
せる副業、と言うと、サイドビジネスや兼業といった意味合いを連想することが多いのではないだろうか。収入を本業以外の仕事から得るために働く、ということである。
普段の仕事では出来ないことや、チャレンジしたい仕事を少しずつ進めていけるのが副業の良さ。また、収入の柱を増やす手段とも言える。
個人のニーズに合わせてライフスタイルの設計ができることから、副業をもって働くことは多様性に富み、経験値を増やせる側面もあることから人気も高い。
こういったワークスタイルも社会的に定着しつつある現在、副業が云わば「福業」と呼称される日もそう遠くはないのかもしれない。
さて、本業も、副業も、分け隔てなく本気で取り組むことを大切にし、両立することで理想の生活を実現する人が増えている。
本業は、自家焙煎の珈琲(コーヒー)豆販売とカフェ経営。お店の立上げ後、本格的にデザインを独学で始めたという赤坂氏は、クラウドソーシングの活用から仕事の幅が急激に増えたと語る。
意欲的に本業と副業を両立する赤坂氏に、理想の働き方を実現していくためのストーリーを伺った。
本業も副業も疎かにせず、魂を込めた仕事がしたい
―本業との両立は大変ではないですか?
もちろん両立は大変です。本業も副業も絶対に疎かにしたくない気持ちがあるので気は抜けません。ただ、「デザインという好きなことが出来ること」や「完成作品を気に入って頂けた際の喜び」があるので、全く苦にはなりませんね。
現在、自家焙煎の珈琲豆販売とカフェを経営しています。その営業時間内の休憩時間や就業時間外で、デザインのお仕事を行うのが、私のライフスタイルです。
副業として始める前にも、本業である珈琲屋でPOPやメニュー、シールや看板等について、そのデザインから製作までを手掛けていました。もともとイラストレーターやフォトショップでイラストを描くことが好きだったため、ある程度の操作感をつかんでいましたが、当時は趣味の域を出ないものに留まっていました。
ある時、デザイン制作スキルを外部に向けて発信していきたいと思い立ち、いろいろと調べていたところ「Lancers」に出会いました。見た瞬間、求めていたのは「これだ!」と思いました。
実際に、クラウドソーシングを使うことで、自分自身の中で「仕事の幅」が急激に増えています。視野も広くなり、たくさんの方と知り合えるキッカケにも出来たことが良かったですね。
―副業をする上で心掛けていることはありますか?
「たかが副業、と考えないこと」ではないでしょうか。収入が副業程度だとしても本業と同じように魂を込めることが大切と捉えています。
私自身、期待して依頼くださるクライアント様に失礼にならないよう、全ての依頼に対し熱意を持って取り組んでいく所存です。
スキルアップの土壌としてのクラウドソーシング
―クラウドソーシングのメリットは何でしょうか?
クラウドソーシングの活用者として、提案者側の立場でしかお話しできませんが、自分自身のスキルアップに繋がる環境が揃っていると思います。
スキルアップの根源は、クラウドソーシングを同じく活用している他のクリエイター様からの良質な刺激です。特に私はデザインの勉強を独学で進めているため、非常に嬉しく思います。
周囲の方々のデザインを鏡とし、自分のデザインを見つめることで、自分でも気がつかなかったセンスを発見することもあるかもしれません。
―デザイン活動において最も嬉しい瞬間はどのような時ですか?
私は企業や飲食店のロゴデザインを中心に行っており、その企業や店舗がオープンした際には、ホームページ等の中に自分の作品が見つかります。
想いを込めてデザインしたロゴを納品し、自分の元を離れた後、いろんな場面で活躍しているのを見たとき、その達成感と喜びは量り知れないものがあります。
私が担当させていただいたお仕事やクライアント様の全てに当てはまることですが、「感謝」という言葉が一番最初に浮かんできます。双方がそんな気持ちになれるような出会いを、これからも増やしていきたいと思っています。
珈琲屋経営だけでは味わえない刺激をデザイン業に求めたい
―今後実現していきたい、お仕事の世界観をお聞かせいただけますか?
本業は珈琲屋ですが、「Lancers」においてもデザインの仕事を精力的に行なっていきたいのと考えています。新たにデザイン部署を設け、デザイン業にも今まで以上に没頭できる環境を作るのが夢のひとつです。
珈琲屋経営だけでは味わえない刺激がデザイン業にはあります。私自身まだ経験していない世界を発見していきたいです。
―Lancersマガジン読者に向けて一言お願いします。
Lancersのクリエイターの方々には毎日刺激を受けています。その刺激と独学で得る知識の中で、精一杯の仕事をしていきたく思います。
この熱意を一人でも多くのクライアント様に伝わるよう心掛け、これからも心を尽くして取り組んで参ります。日々勉強の毎日ではありますが、今後もデザインの仕事を重ねながら活躍の場を広げていければと考えております。
読者の皆様に、ここまでお読みいただけたことに御礼申し上げます。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。