「残業はしません」と宣言して、副業に勤しむ。すべての欲求に「Yes」の選択肢を持つために、ライターで月収30万円の副収入を

「残業はしません」と宣言して、副業に勤しむ。すべての欲求に「Yes」の選択肢を持つために、ライターで月収30万円の副収入を
学生時代に身に付けたスキルを活かし、副業でライターとして活動する佐藤さん。クライアントからの信頼も厚く、副業の収入が本業を超えることもしばしばです。しかし、ライティングはあくまで副業としてのお仕事だと言います。副業という働き方にこだわる理由を教えてもらいました。
LANCER SCORE
3

自分の力で稼ぐ自信はある。それでも、副業を選ぶ理由とは

京都にお住いの佐藤祐介さん(仮名)。府内の事業会社に新卒入社して2年目に差し掛かりました。Web担当者としてコーポレートサイトの運営に携わっています。

副業歴は1年ほどです。学生時代に身に付けたセールスライティングのスキルを活かし、ランサーズを中心に活動しています。

ライターとしての活動は、学生時代にLP制作に興味を持ったことから始まります。売れるLPづくりのノウハウを学ぶことで、セールスライティングのスキルが身に付いたそうです。

Webデザイナーとタッグを組んでLP制作を行ない、それを企業に売り込むことで収入を得ていた時期もあったそう。ライティングで一定の収入を得られることを実感しました。

しかし、大学卒業後は正社員として就職した佐藤さん。ライティングはあくまで副業として続けていきたいのだと言います。

本業と副業を両立する道を選んだのはなぜなのでしょうか。その動機に迫ります。

ライティングスキルを活かして収入を得る経験は、学生時代からあった

ーー 本業はどのようなお仕事をしていますか?

従業員数50名ほどの事業会社でWeb担当をやっています。新卒入社して2年目になりました。コーポレートサイトの運用が主な業務なので先々のスケジュールが読みやすく、残業もありません。

ーー 会社では副業は容認されているんですか?

就業規則で禁止されていますので、会社の人には副業について話すことはありません。ですが、同僚にご自身でアプリを作って広告収入を得ている元エンジニアの人がいます。この人の活動は社長も知っていますが、今のところお咎めはないみたいですね。会社の雰囲気としては副業を容認しているようなんですが、規則上NGなので僕は公表しないようにしています。

ーー 社会人になってまだ1年ほどということですが、副業を始めたのはいつ頃ですか?

1年目の6月頃ですね。欲しい物ややりたいことが多い性格で、貯金がなくなったんです(笑)。 学生時代からLPのセールスライティングをやっていたので、それをランサーズで売り込んでみようと思ったんです。

ーー 副業自体は1年でも、ライター歴は長いんですね。どうやってライティングを勉強したんですか?

Web広告事業を個人でやっている知り合いがいて、面白そうだなと思ってノウハウを教えてもらったんです。購買・成約をさせるためのライティングノウハウだけじゃなく、LPの構成づくりもそこで身に付きました。

僕がランサーズを使い始めたのは学生時代で、LP制作を仕事にしていた時期からです。といってもLP制作を請け負うためではなく、発注主としてでした。

Webデザインやコーディングはできませんので、ワイヤーを書いてライティングをするところまでは自分でやって、LPのデザインとコーディング依頼をしていたんです。身につけたライティングのノウハウを、実践で試せたというのは大きな財産になっていると思います。

自由に使えるお金だけでなく、社会からの信用も守りたい。だから副業を選ぶ

ーー ランサーズを使って受注している仕事について教えてください。

セールスライティングが中心です。月に30万円前後は稼げるようになってきました。初めのうちは実績を獲得する目的で安価な案件も受けていたんですが、安価でも記事の質にこだわりながら納品していました。そうして信用を積み重ねることで、最近はランサーズの相場より高い報酬でも定期的に仕事を依頼してもらえるようになりました。

ーー 副業を始めて1年で月収30万円を超えるのはすごいですね。ライターとして生活していこうとは考えたことはないのでしょうか?

それはありませんね。会社員だからこそ得られる、社会からの信用って絶大だと思うんです。引っ越しをするにも、クレジットカードを作るにも、数年フリーランスをやっているくらいではとても難しい印象があります。本業がありつつ、プラスアルファで使えるお金を得るために副業をやるというのがベストかなと思っています。

ーー 本業と副業を並行してきて、切り分けが大変だと感じたことはありますか?

感じたことはありませんね。今の会社に入社を決める際、上司には必ず定時で帰りますと伝えてあるので、アフター6と週末を確実に副業に充てられるんです。本業は自社サイトの保守・運用なので、突発的な対応が必要になることはほとんどありません。副業のライティングのほうが期日がある分、スケジュール管理が大変。納期がどうしても間に合わず、有給をとったこともあるくらいです(笑)。

ーー ご自身にとって副業とはどんな存在ですか?

副業は選択肢を増やすための手段です。新しいガジェットが出たら買うし、友人に旅行に誘われたら行くと返事をします。まずやるという選択をして、その後に「副業で何時間働いたら必要なお金を稼げるな」という考え方をするんです。ライターって労働集約型の仕事ですよね。やればやるだけ収入に繋がるというのも、僕の性に合っているのかなと思います。

(おわり)

【その他の副業記事はこちらからご覧ください】

正社員の副業、48.1%の企業が容認!? 【働き方新時代の実態調査】

サラリーマンの副業。注意すべき点とは?

副業者の人口・職種・年収・労働時間が丸裸|フリーランス実態調査2017

在宅ワークメインのデータ入力業務でどれだけ収入が得られるのかやってみた

RECOMMEND
関連記事