週2回の「スポット常駐」で仕事の幅を広げる!元会社員エンジニアが“技術”で挑む、フリーランスの道

週2回の「スポット常駐」で仕事の幅を広げる!元会社員エンジニアが“技術”で挑む、フリーランスの道
フリーランスエンジニア・脇坂三四郎さんは、プログラミング言語「Excel VBA」を駆使した、ツール開発を得意とします。3か月前まで会社員でしたが、この秋から独立を果たしました。その転身のきっかけと、フリーランスにかける想いとは、一体どんなものなのでしょうか?
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「Excel VBA」で叶えたい人助けの夢

「高校時代まで、タイムマシーンが作りたかったんです。それで理系進学を決めました。」

穏やかな笑顔でそう語るのは、フリーランスのシステムエンジニア(SE)・脇坂三四郎さんです。理由はただひとつ。未来と過去に自由に行き来できれば、何か困っている人の助けになるかもしれないと思ったからです。大学の機械工学部に活路を見出し本格的な勉強をしていくなかで、人助けのためのタイムマシーンは、SEとしてのスキルにあると確信するようになりました。

独り立ちのための技術を磨いた会社員時代を経て、フリーランスになった脇坂さん。家族との時間を楽しむ一方で、フリーランスとして自ら立てた目標に向かって、経験と人脈、スキルを着々と積み上げています。

フリーランスにこだわる理由、今後の目標について取材しました。

背中を押してくれた1通のLINE

――フリーランスになるまでの経緯を教えてください。

メーカー系のシステム子会社に、SEとして5年ほど勤務していました。もともと僕は大学で、機械設計や強度の計算など機械工学について勉強していました。

4年生のとき、研究室に入って初めてプログラムを作る経験をしたんです。タブレット端末でロボットを操作したり、制御系のプログラムを作ったりするうちに、自分で考えたものが形になることにすごく感動しました。それで、SEの世界に飛び込みました。

――今年10月にフリーランスになりましたね。どうして独立しようと思ったのですか?

会社に勤めた5年の間に、メインとして関わってきた「自動化」や「効率化」などのシステム作りで、ある程度伝えられるものが増えてきたと感じました。自分が所属している会社だけでなく、この技術を必要とする他のところでも、自分の知識やスキルを活用してもらえたらと思い、独立を決心しました。

あとは、生まれたばかりの娘と、ゆっくり過ごす時間も欲しかったんですね。もちろん残業などで頑張った分だけお金ももらえますが、それが自分のやりたいことかと疑問を感じていました。

――フリーランスになることで、不安はありましたか?

もちろんありました。金銭面もそうですし、フリーランスになっても成長を続けていけるかなど悩みました。

妻は、僕が仕事で悩んでいたのを知っていたみたいです。ある日、突然LINEがきて、「ランサーズでフリーランスになったらいいじゃない」って。驚いたけれど、後押ししてくれて、本当にうれしかったですね。

その日のうちに上司に、「辞めます」と伝えました。

武器は「Excel VBA」。面倒な手作業をより楽に、簡単に

――フリーランスになって3カ月。今は、どんなお仕事をされているのですか?

「Excel VBA」をメインにした開発をしています。Excelで操作する手作業を、全部自動化できるようなツールを作ります。たとえば、手作業で入力するデータは、ボタンひとつで自動入力できるようにしたり、Excelでグラフ化したものをパワーポイントに作り替えたり。そんなシステムを作って提供しています。

――ランサーズはどのように活用していますか?

ランサーズでは、「プログラマ・エンジニア」のカテゴリーで登録して、活動しています。よくいただく案件としては、Webからデータを取得してExcelにまとめるものが多いですね。僕はもともとそういう技術はありませんでしたが、独学で習得しました。

ランサーズで心がけていることは、対価よりも確実にいいものを作ることです。3千円の仕事に対して1万5千円ぐらいの仕事をする。結果的に、依頼主からとても良いコメントを頂けて、アカウントの質を高めることにつながっています。

――独学で新しいスキルを身に付けたり、クライアントのさまざまな要望に答えたり、さっそくフリーランスとして積極的にチャレンジされていますね。

はい。最近は、「侍エンジニア塾」「Players」というサイトで、公式ライターとしても活動を始めました。「Players」は、仕事での悩み解決をモットーとしたコミュニティサイトなのですが、僕がフリーランスになるときに登録しました。月額980円の会費制サイトで、著名な戦略コンサルタントの方や、多方面で活躍する仕事のプロたちが集っているサイトです。ライター業務の傍ら、仕事での悩み事があるたびに、よく相談に乗ってもらっています。

ライフスタイルに合わせた、週2回の「スポット常駐」

――10月末から、ランサーズ提供の「スポット常駐」でもお仕事をスタートされましたね。

現在、週2回出勤しています。契約としては、月9回の出勤で、出勤時間は割と自由です。

常駐先はヘルスケア系の企業で、そこで「Excel VBA」を使って開発を行なっています。契約は1か月ごとなのですが、今の僕にとって非常に働きやすい条件で助かっています。自分の役立てる所にどんどん行ってみたいという希望とも一致しているので、やりがいがありますね。

――ランサーズのスポット常駐にライター業。とても精力的に活動されていますね。

ハングリー精神が強いのかもしれません。上記の他に、自身のWeb開発サービスもやっています。開発の面白さをどうしてもシェアしたい想いがあって、いま、文字を音にするというウェブサービスを開発しています。将来的には、iOSやアンドロイドのアプリに変換したものを、一般公開していきたいですね。

元上司と両親に学んだ「利他的であること」

――フリーランスであるために、これだけは譲れないものとは何でしょうか?

誰かのために役立ちたいということ、常に利他的でありたいということですかね。

このような考えをするようになったのも、前職でお世話になった上司に、とても影響を受けたからかもしれません。入社3年目のとき、ある開発プロジェクトで出会ったのが、その上司でした。プロジェクトリーダーだった彼は、仕事や開発のやり方を徹底的に仕込んでくれました。

なによりも、部下に楽しく仕事させるのを心がけている人で、どんなに自分が忙しくても、朝夕2回、必ずメンバーに「大丈夫か」って声をかけてくれるんです。うれしかったですね。自分が知識を持ったら、開発で困っている人を救いたいと思った原点は、まさにこの上司ですね。

あとは両親かもしれません。父親は建築家で、工務店を経営しています。とにかく人を笑わせることが大好きで、仕事をする上でも人の温かみを大事にしている人なんです。何かの役に立てればと、お客さん向けに会社のスペースを一部開放していて、自由に使えるようにしています。常に人の出入りがある、賑やかな環境でしたね。

そんな中で自然と、「人のために役立つことがしたい」と意識するようになったのだと思います。

――身近な人から受けた大きな影響が、フリーランス転身の原動力になっているんですね。今後の目標を教えてください。

ひとつめは、フリーランスエンジニアとして、「月額80万円の壁」に到達したいですね。僕の周りでは、よく話題になる数字なので到達したいと思っています。ふたつめは、集客力のあるメディアを作ってみたいと思っています。企業に劣らない発信力を持たせるために、今後学ぶべきことはとても多いと感じています。

とにかく、今はめちゃくちゃ楽しいです。一日中仕事をやりたいぐらいです。僕は、依頼してくださるすべての仕事に対して、自分がどれぐらい貢献できるかどうかに重きを置いているので、どんな依頼が来ても、そこに貢献でき、学べるものがあるのならば、いつでも吸収していこうと思っています。

僕の身に付けた知識が、誰かの仕事を楽にして、そのぶんその人の大切な時間を生み出せているとしたら、エンジニアとして、こんなにうれしいことはないですね。

(おわり)

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