初心者必見!これだけはおさえたいホームページ制作の流れと気をつける12のポイント

「ホームページ制作の担当者に任命されたけれど、どんなポイントに注意したらいいんだろう…」「初めてだから何から手をつけたらよいかわからない…」とお悩みの方のために、この記事ではホームページ制作の全体の流れ、各フェーズでおさえるべきポイントを12にわけて解説していきます。「とにかくデザインだけ作って形にしたら大丈夫」と考えているとしたら、実際にはかなり多くのポイントを見落としていることになります。ホームページ制作の各フェーズで気を付けるべきポイントがわかれば、おのずとやってはいけないことも見えてきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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ホームページ制作の全体像を知ろう

冒頭でも述べたようにホームページ制作はデザインやページを作るだけが工程ではありません
まずはホームページ制作がどのようなフェーズに分かれるか、全体像から確認していきましょう。

ホームページ制作は主に3つのフェーズに分かれる

ホームページ制作は大きく分けて次の3つのフェーズに分かれます。
まずは全体像を把握して、それぞれのフェーズにわけて注意するポイントを解説していきたいと思います。

  • 1.企画・コンセプトづくり

まずはホームページを形にする前に何のためにホームページを作るのか、どんな効果を期待するのか、誰に向けて発信するのか、などを明確にしましょう。

あいまいにしたままホームページを作り始めてしまうと「作ってみたけど、なんだか違う…」「いろんな人の意見を取り入れすぎて中途半端になってしまった…」などホームページ自体が迷走してしまいます。

非常に重要な部分ですので企画・コンセプトの段階できっちりと方向性を固め、担当者だけでなく社内でも合意をとっておくことが大切です。

  • 2.ホームページの制作

企画やコンセプトが固まったらあとはそれを形にしていきます。
ここは多くの人がイメージしやすい部分ではあると思いますが、制作者に丸投げしたらそれで終わりという訳ではありません。

このフェーズでは作った企画やコンセプトをいかにデザインや機能に反映していくかがポイントになります。
具体的にどんな点に注意するかは後ほど詳しく解説していきます。

  • 3.ホームページの公開から運用・管理

ホームページそのものが仕上がったらなんとなく業務が完了したように感じてしまいますが、ホームページの完成は最終ゴールではありません。

無事に公開し、運営し、効果をあげていくまでがホームページ制作の本来の目的です。
制作の少し先にある公開から運用・管理までを前もって検討しておく必要があります。

一番初めはここから!企画・コンセプトづくりでおさえるべきポイント


企画・コンセプトづくりを丁寧にしておくと、次の制作のフェーズがぐんとスムーズになります。
早速ポイントを解説していきましょう。

ポイント1:ホームページの目的を定める

まずは、ホームページ制作の目的を明確にしましょう。
前述した通り、ホームページの制作自体は目的ではありません。

どんなホームページであっても何のためにホームページを作るのか、ホームページでどんな課題を解決したいのかがあるはずです。
代表的なホームページ制作の目的にはブランディング、商品やサービスの認知や購買、人材募集、情報提供といったものがあります。
目的にあわせたホームページの種類として、コーポレートサイト、キャンペーンサイト、ECサイト、商品情報サイト、既存顧客向けサイト、など様々なものが考えられます。

目的が明確になれば作るべきホームページの種類もおのずと決まってくるでしょう。

ポイント2:ターゲットを明確にする

次はホームページを利用するターゲットについて詳細にしていきます。
性別、年齢、職業、利用シーンなど、詳しくターゲットを想定しましょう。

マーケティングでは「ペルソナ設定」という言葉をよく使いますが、架空の利用者像を詳細にすればするほどその人に伝わりやすい施策が打てると言われています。

ターゲットを詳細に決めておけば判断基準もできるので、色々な側面を検討するときにブレにくくなるというメリットもあります。

ポイント3:自社の強みや競合他社との差別化ポイントを洗い出す

マーケティング施策ではどんなポイントで自社や自社の商品をアピールすれば顧客に届きやすいかということを常に考える必要があります。

そのために必要なのが、自社の強みを整理したり、競合他社との比較から差別化できる部分を探し出したりすることです。

ホームページ制作にあたっても、ベンチマークとする競合があるか、競合他社はホームページ上でどんなことをしているのかなどを具体的に洗い出してみましょう。

ポイント4:期待する効果と目標値を定める

ホームページの目的が明らかになっていれば、結果としてどんな効果や目標値を期待するのかもおのずと決まってきます。
自社のサービスの認知が目的であれば、期待する効果はアクセス数の増加、企業のブランドイメージのアップなどでしょう。

集客が目的であれば、来店率、登録会員数、売上のアップを効果として期待するはずです。効果を計測するためにはどんな指標で効果を図るかを前もって決めておくことが重要です。

具体的には、アクセス数の増加であればページビュー数、登録会員数アップであればホームページ経由の登録者数の件数など。
制作前に効果や指標を明確にしておけば、のちに効果測定するときも客観的な評価が可能です。

ポイント5:予算とスケジュールを確認する

企画・コンセプトづくりの最後のポイントは予算とスケジュールの確認です。
どれくらいの予算があるのか、どれくらいのスピード感で作るのかによって実現できる範囲も変わってきます

制作体制や公開後の運用体制の面でも社内で使える人材はあるのか、外部に依頼するのか考えておく必要があります。外注する場合も、全て任せる、デザインだけや記事制作だけを任せる、など様々な選択肢があります。
これらの要素すべてが予算とスケジュールに関わってくるポイントですので、担当者は細かく検討しておく必要があります。

コンセプトを実際の形へ!制作フェーズでおさえるべきポイント


企画・コンセプトが固まったらいよいよホームページを形にしていきます。
ここからは制作フェーズでおさえておくべきポイントを紹介していきます。

ポイント6:サイトの要件を確認する

まずはホームページに必要なサーバーや機能の要件を洗い出しましょう。
特に重要な部分をピックアップして紹介していますので、以下にあげるポイントを中心に要件を確認、決定しておきましょう。

  • ドメイン

「○○.jp」や「××.com」のホームページアドレスになるもの。
新たに取得するのか、その場合どういう名前にするかなど。

  • サーバー

自社サーバーかレンタルサーバーか。
レンタルサーバーを利用する際は、業者の検討も必要。

  • SSL対応

「https://…」ではじまる暗号化通信に対応させるかどうか。
対応する場合はサーバー証明書の取得が必要な場合も。
※SSL対応していない場合、Chromeなど一部の閲覧ソフトで警告が表示される場合があります。

  • 対応ブラウザやデバイス

対象とする閲覧ソフト(Chrome、IE、Edge、Safari、Firefoxなど)やバージョン、タブレット、スマートフォン対応※をどうするか。
※近年スマートフォンのみでホームページを閲覧する人が急増しているという背景からも、必ず検討が必要です。
全世代でスマートフォンがネット利用のメインデバイスに

  • ホームページの機能

会員登録、問い合わせフォーム、パスワード保護ページ、ブログ機能、SNS連携など。
ユーザーに提供する機能として何が必要か。

  • バックエンドの機能

WordPressなどのCMS機能、アクセス解析など。
ユーザーに見えない部分でどんな機能が必要か。

ポイント7:SEO対策についての方針を決める

SEO対策とは特定のキーワードで検索されたときに、検索結果画面に自社のホームページを上位表示させるための施策です。
ホームページを制作の際にSEO対策をやるのか、やらないのかで大きく進め方が変わります

SEO対策する場合は、対象とするページやキーワードを明確にしましょう。
SEO対策は専門性の高いノウハウが必要な分野ですので、SEO対策専門の業者に外注する選択肢もあります。

ただし、不正な手法で検索順位を上げるような施策をすすめてくる業者には注意が必要です。このような手法を使うと短期的に順位があがっても、検索エンジンからペナルティを受けてしまいます。

最近では不正な施策をする業者も少なくなったと言われますが、業者選びの際には十分注意しましょう。

ポイント8:作りこむ前にサイトの全体設計をする

実際の制作の段階では、いきなりデザインや細部の作り込みに入る前に、ディレクトリマップやワイヤーフレームで全体像を確認しましょう。

ディレクトリマップとはページの階層構造やそれぞれのページの内容をまとめて全体像を把握するためのものです。
これだけでもサイト内に適切な情報配置ができているかがわかります。

ワイヤーフレームとはメニューの配置場所や情報の配置場所をレイアウト図にしたものです。

ディレクトリマップもワイヤーフレームも、その段階であれば修正もしやすいです。
作りこんでしまってから場所を動かしたり、サイトの構成を修正したりするのは大変ですので、ぜひ活用しましょう。

ポイント9:デザインのトーンアンドマナーを決める

トーンアンドマナーとはデザインを作るにあたってのテイストや色使い、想起させたいイメージなどを指します。
企画・コンセプト段階で明確にした目的やターゲットにあわせて、適切なトーンアンドマナーを設定しましょう。
デザイン面だけでなく、ターゲットに合わせて文字の大きさや文章の口調などにも配慮が必要です。

50代のビジネスマンがターゲットなのに、かわいい色使いだったり小さすぎる文字を使っていたりすると、ユーザーがホームページにたどり着いても離脱してしまいます。
他にも、担当者の好みやデザイナーの独断でデザインを決めてしまうこともご法度です。

デザインの評価はどうしても主観的なものになりがちですが、主観を排除するために実際のターゲットに近い社内の人にデザインを評価してもらうのも一つの手です。

ポイント10:進行管理やチェックやテストを怠らない

ここまで決まったら、あとはどんどん制作していく段階です。
この段階で担当者がすべきことは進行管理とできたページのテストやチェックです。
制作が滞りなく進んでいるかは多くの人が気にするポイントですが、ページのテストやチェックも非常に重要なポイントです。

ページ内の原稿の内容に問題がないか、様々なデバイスで見て表示崩れがないか、リンク切れがないかなどを確認します。
面倒に感じられますが、スムーズな公開につなげるために怠らないようにしましょう。

作ったら終わりじゃない!公開・運用・管理フェーズでおさえるべきポイント


ホームページができたらいよいよ公開です。
ここからは公開や運用・管理面で担当者が押さえておくべきポイントを紹介します。

ポイント11:本番環境でのチェックは必ず行う

ホームページができたらいよいよ本番環境であるサーバーにアップロードし、公開します。ここでも欠かせないのがチェック作業です。

既にポイント10で紹介したチェックをやっていれば不要なのではと思ってしまうかもしれませんが、本番環境でのチェックは必ずやりましょう
「アクセスはあるのに、フォームから問い合わせがこない」と思っていたら、実は本番環境でフォームがうまく機能していなかったという類の話は実際によく聞かれます。
本番環境であれば担当者以外の人もアクセスできるので、社内の他のメンバーに協力してもらってチェックするのもいいでしょう。

ポイント12:アクセス解析で効果を測定し、改善していく

せっかくホームページを制作しても、公開してそのまま放置してしまっては非常に勿体ないです。ホームページを公開して少し時間が経ったら、アクセス解析ツールで必ずホームページを分析しましょう。

アクセス解析は実に有益なデータの宝庫です。
アクセス数だけでなく、検索に使われているキーワード、ホームページ滞在時間、など色々なデータが確認できます。

まずは、企画・コンセプトのフェーズで設定した効果や数値目標がどんな結果になっているかチェックしましょう。
思った結果がでていなくても、アクセス解析結果をもとにすれば改善ポイントも見つけやすくなります。

他にも「実際に公開してみたら思ってもみなかったキーワードで検索されていた」というように新たな可能性が見つかることもあります。

まとめ

ホームページ制作というとデザインやページ作りがとかく注目されがちですが、実はそれを下支えする企画作りや運営の工程も同じくらいに重要な要素です。
社内のホームページ担当者がカバーする範囲は非常に広いと言えるでしょう。

担当者が自社のおかれた状況や強みを一番わかっていることを考えると、担当者は制作の負担を減らし、戦略的な部分に注力したほうがいいケースもあります。
そんな場合は、上手に外注業者やフリーランスを活用して制作を進めるのもおすすめです。

ランサーズならデザイナーやライターをはじめ豊富なカテゴリでフリーランスが登録しています。
制作や運用の予算にあわせてスキルのある人材を柔軟に活用できます。

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