YouTubeに投稿する動画の頻度や内容、今後のYouTubeチャンネル運用に疑問を抱くことがあるかもしれません。
YouTubeへの投稿頻度や、イメージどおりの動画編集を行う有効な方法のひとつは、自社の条件に適した外部のプロに編集業務を委託することです。
本記事では、YouTube動画編集を外部委託する際の費用相場を中心に、動画編集に関連する業務の費用相場やコストを抑える方法、委託先選びのポイントなどについて、わかりやすく解説します。
またランサーズでは、YouTubeの企画・台本作成、動画編集や画像作成、ナレーション・BGMなど一部の作業を切り出して依頼することも可能です。
依頼できる仕事の種類や外注費の目安、おすすめの依頼先など、サクッと知りたい方は1分でわかる外注スピード診断をぜひご利用ください!

目次
YouTube動画編集の費用相場
まず、YouTube動画の編集を外部委託した際の費用相場を、以下の3つの項目から見てみましょう。
- 基本的なYouTube動画編集の費用相場
- 基本的なYouTube動画編集業務の内容
- YouTube動画の長さによる費用の違い
それぞれの項目について、具体的に解説します。
1. 基本的なYouTube動画編集の費用相場
YouTube動画の基本的な編集業務を外部委託する際の費用相場を、作業項目別に2つに分けて以下の表に示しました。
作業項目 | 費用相場 |
カット・トリミング、テロップ入れ | 5,000~3万円 |
カット・トリミング、テロップ入れ、各種エフェクト使用 | 1万~5万円 |
2. 基本的なYouTube動画編集業務の内容
費用相場を示した、基本的なYouTube動画編集に含まれる作業項目の内容は、以下のようになります。
作業項目名 | 主な作業内容 |
カット・トリミング | ・動画素材の不要な部分の切り取り ・動画素材の必要な部分の切り抜き ・複数の動画素材をつなげる |
テロップ入れ | タイトルや字幕などのテキスト情報を動画に挿入 |
各種エフェクト使用 | ・動画の映像や音声にフィルターや加工などのエフェクトを使用 ・トランジション(画面切り替え時のエフェクト)を使用 |
いずれの作業も、シンプルなものだけを使用すれば比較的安い費用で編集を依頼できます。複雑で高度な作業や分量の多い作業を依頼する際は、相場よりも費用が高くなるケースがあります。
編集を依頼する動画の仕上がりを具体的に想定したうえで、委託先に予算を相談することをおすすめします。
3. YouTube動画の長さによる費用の違い
YouTube上で公開されている動画の長さは、わずか数秒~20時間以上と、大きな幅があります。
動画編集を代行する制作会社やフリーランスの多くは、3分~15分程度の動画を想定して編集料金を示しています。追加料金が発生する可能性が高いのは、長さが15分以上の動画編集を依頼するケースです。
動画素材と編集後の動画の長さに応じた編集費用の相場は、以下のとおりです。
編集後の動画の長さ | 動画素材の長さ | 編集料金 |
15分以内 | 50分以内 | 3万円 |
15~30分 | 50分以内 | 3万5,000円 |
30~45分 | 50分以内 | 4万円 |
30~45分 | 50~70分 | 4万5,000円 |
30~45分 | 70~120分 | 5万円 |
編集前後の動画の長さによって費用に違いが生じるかどうかについて、依頼前に確認しましょう。
YouTube動画編集と関連する7つの業務の費用相場
YouTubeに投稿する動画の内容や品質によっては、基本的な編集業務とは別の関連業務が必要となることがあります。YouTube動画編集の外部委託を検討する際には、以下の業務についても依頼すべきかどうかを慎重に考慮しましょう。
- 企画・構成
- オープニング・エンディング動画作成
- サムネイル作成
- 動画素材の撮影
- ナレーション挿入
- YouTubeチャンネル運用代行
- YouTubeチャンネル運用分析・コンサルティング
それぞれの業務の費用相場と主な業務内容について、以下に説明します。
1. 企画・構成
企画・構成は、YouTube動画のテーマやコンセプト策定から動画編集のベースとなる構成案作りまでを行う業務です。比較的予算規模の大きな動画では、企画・構成担当者が撮影・編集に携わるスタッフのコーディネートやディレクション業務を担うケースが多く見受けられます。
企画・構成の費用は作業範囲によって異なりますが、一般的な相場は以下のとおりです。
作業項目 | 費用相場 |
動画の企画・構成 | 5万~20万円 |
2. オープニング・エンディング動画作成
オープニング・エンディング動画作成は、YouTubeチャンネルのすべての動画やシリーズ企画に共通使用するオープニング動画とエンディング動画を編集する業務です。ともに5~15秒程度の短い動画ですが、視聴者にチャンネルや動画の特徴をアピールする重要な役割を担っています。
オープニング・エンディング動画作成の費用相場は、以下のとおりです。
作業項目 | 費用相場 |
オープニング・エンディング動画作成 | 2万~15万円 |
3. サムネイル作成
サムネイル作成は、YouTube上に表示される動画内容を表現した画像を作成する業務です。サムネイルの内容やイメージによって、動画の再生回数やユーザー属性が大きく変化します。自社がターゲットとするユーザーにYouTube動画を視聴してもらうためには、動画の魅力を端的に示すサムネイル作りが必要不可欠です。
サムネイル作成の費用相場は、以下のとおりです。
作業項目 | 費用相場 |
サムネイル作成 | 3,000~1万円 |
4. 動画素材の撮影
動画素材の撮影は、商品や店舗などを動画用に新規撮影する業務です。本格的な商品撮影やモデルを起用した撮影では、基本的な撮影費用にくわえて、スタジオ利用料やモデルの出演料、ヘアメイクやスタイリストといったスタッフの人件費なども必要になります。
撮影費のみの相場は、以下のとおりです。
作業項目 | 費用相場 |
動画素材の撮影 | 5万~30万円/数時間~半日 |
5. ナレーション挿入
ナレーション挿入は、編集した動画に説明やセリフなどの音声を加える業務です。ナレーションを挿入することで、ユーザーが内容を理解しやすい動画にすることが可能です。
ナレーション挿入の費用相場は、以下のとおりです。
作業項目 | 費用相場 |
ナレーション挿入 | 3万~10万円 |
6. YouTubeチャンネル運用代行
YouTubeチャンネル運用代行では、YouTubeチャンネルと投稿動画に関する業務全般を行います。主な担当作業には、以下のものがあります。
- 動画のアップロード
- 再生リストの作成
- ユーザーコメントへの対応
- 動画タイトルの設定
- 動画の終了画面・リンクボタン設定
- 動画下の概要欄の設定
- YouTubeチャンネルのトップページの設定
- 動画一覧ページの設定
委託する作業範囲によって費用は異なりますが、一般的な運用代行の相場は以下のとおりです。
作業項目 | 費用相場 |
YouTubeチャンネル運用代行 | 3万~20万円/月 |
7. YouTubeチャンネル運用分析・コンサルティング
YouTubeチャンネル運用分析・コンサルティングでは、YouTubeチャンネルの運用状況の分析から改善提案までの幅広い業務を行います。主な担当作業には、以下のものがあります。
- YouTube Studioを用いたチャンネルと動画の運用分析
- Googleアナリティクスを用いた動画視聴者の行動分析
- 収集したデータに基づいたYouTubeチャンネルの運用改善策の提案
- 動画企画や編集方法に関する各種アドバイスの提供
- YouTube動画作成のディレクション
YouTubeチャンネルの運用分析・コンサルティングは運用代行と同様に、委託する作業範囲によって費用が大きく異なります。一般的な相場は以下のとおりです。
作業項目 | 費用相場 |
YouTubeチャンネル運用分析・コンサルティング | 5万~30万円/月 |
YouTube動画編集の外部委託費用を抑える4つの方法
YouTube動画編集の委託費用を抑えるための主な方法としては、以下の4つが挙げられます。
- 複数の動画編集を一括して委託
- 動画編集の定期委託
- 動画構成を想定した撮影の実施
- YouTubeショートの活用
それぞれの方法について、以下に説明します。
1. 複数の動画編集を一括して委託
制作会社やフリーランスが定めたYouTube動画編集の料金プランでは、複数動画の編集を一括依頼することで割引料金が適用されるケースがあります。委託先候補の料金プランをチェックし、一括依頼時の割引を行なっているかどうか、どの程度の割引率かを比較しましょう。
一括依頼は委託先と実際に一度取引を行なって、自社とマッチすると判断した後に利用することをおすすめします。
2. 動画編集の定期委託
月や週単位での動画編集件数を決めて定期委託することで、1件当たりの費用が割安になる料金プランを提供するフリーランスや制作会社も少なくありません。
一括委託と同様、定期委託についても実際に取引を行なったうえで、自社に適した委託先だと判断できてから利用しましょう。
3. 動画構成を想定した撮影の実施
自社で動画素材を撮影する際には、事前に動画の構成やイメージをある程度決めておくことが重要です。完成した動画を想定して素材を撮影することで、動画に使用する可能性の低い素材が少なくなります。
委託先の料金プランが動画素材の長さによって異なる場合は編集費用を抑えられ、追加料金が発生する高度な編集作業の依頼を減らすこともできるでしょう。
4. YouTubeショートの活用
スマートフォンユーザーを主なターゲットにした縦向き・最大60秒のYouTubeショートは、YouTube上の管理画面に用意された機能を使って、シンプルな操作で編集を行うことができます。
自社で編集できる場合はもちろん外部委託する際にも、編集作業が簡単で動画の時間も短いYouTubeショートは、通常のYouTube動画編集の費用よりも割安になるケースが多く見られます。
YouTube動画編集の委託先を検討する際の5つのポイント
自社のYouTube動画に適した編集業務の委託先を選定するポイントは、主に以下の5つです。
- 動画の目的を明確にする
- 委託する業務を絞り込む
- 実績や得意分野が自社のニーズに合致している
- 作業スケジュールと納期の確認
- 継続依頼する際の条件
各ポイントについて、わかりやすく説明します。
1. 動画の目的を明確にする
まず、自社のYouTube動画の目的を明確にします。知名度アップやブランディング、販売促進といった具体的な目的を決めることで、目的の達成に適した委託先を検討できます。
2. 委託する業務を絞り込む
YouTube動画の編集業務を外部委託するには、自社で問題なく実施できる作業と、外部委託すべき作業の振り分けを判断する必要があります。委託する業務を明確にすることで、正確な見積もりができ、委託先を比較検討するポイントも絞りやすくなります。
3. 実績や得意分野が自社のニーズに合致している
委託先を選ぶ際には、費用面の条件と同時に、委託先候補の業務実績や得意とする動画ジャンルを詳細に比較することが重要です。YouTubeに投稿する動画の内容や、YouTubeチャンネルのコンセプトに合致する委託先を選定しましょう。
4. 作業スケジュールと納期の確認
依頼から納品までのスケジュールや納品形態、修正対応といった具体的な条件を詳細にチェックして、自社に最適な委託先を絞り込みます。
5. 継続依頼する際の条件
YouTube動画の編集をはじめて依頼した委託先の業務の進め方や成果物の満足度が高ければ、編集業務の継続依頼を検討すべきです。初回依頼時に継続依頼をする際の費用やスケジュールなどの条件を、具体的に確認することをおすすめします。
フリーランスにYouTube動画編集を依頼する3つのメリット
フリーランスにYouTube動画編集を委託する主なメリットは、以下の3つです。
- 業務実績や保有スキルを確認したうえで依頼できる
- コストパフォーマンスの高いサービスが期待できる
- 条件に応じて委託業務や料金を柔軟にカスタマイズ可能
それぞれのメリットについて解説します。
1. 業務実績や保有スキルを確認した上で依頼できる
フリーランスとして活動する動画クリエイターの多くは、YouTube動画編集に関する実績や保有スキルなどの情報を公開しています。委託先候補のプロフィールページを比較検討したうえで、自社の条件や希望に合致したプロに相談・依頼できます。
2. コストパフォーマンスの高いサービスが期待できる
プロとして活動するフリーランスに直接業務を発注するため、適正価格で業務を委託できます。高度な専門スキルやコミュニケーションスキルを持つ動画編集者から、依頼主の期待にこたえるコストパフォーマンスの高いサービスが受けられます。
3. 条件に応じて委託業務や料金を柔軟にカスタマイズ可能
プロのフリーランスは、委託料金や対応業務、納期などを自身で判断したうえで、依頼主の条件や希望に応じたサービスのカスタマイズを行います。ランサーズ内のパッケージページに掲載されたサービス内容を確認し、希望するカスタマイズについて、相談することをおすすめします。
YouTube動画編集の費用を確認して効果的な動画投稿を実施しましょう
本記事では、YouTube動画編集を外部委託する際の費用相場について作業別に説明し、コストを抑えるための有効な方法や委託先を検討する際のポイントなどを解説しました。
委託する編集業務の相場を確認したうえで、自社の事業改善に直結するYouTube動画作りのパートナーを選定してください。YouTube動画の編集に関する課題や疑問、不明点については、YouTube動画編集の経験を豊富に有するランサーズのフリーランスにご相談ください。
