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ウェビナーの10の集客方法!参加率を高める集客ツールで効果的に告知

ウェビナー

ウェビナーにおける集客は会場で開催するオフラインのセミナーとは異なる場合があり、ポイントを押えておく必要があります。今回はウェビナーの集客をする方法を解説します。手軽に開催と参加ができるウェビナーだからこそ、集客に注力していきましょう。

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ウェビナーで集客する10の方法

メール
ウェビナーで集客するためには、オンラインとオフライン問わず、さまざまな方法があります。具体的な集客方法を解説します。

  1. メールを発信
  2. 自社SNSで発信
  3. Web・SNS広告を出稿
  4. 自社サイトやブログで告知
  5. ランディングページ(LP)を制作
  6. ポータルサイトのウェビナーリストに掲載
  7. プレスリリースでウェビナータイトルを広く告知
  8. 口コミを利用する
  9. ダイレクトメール(DM)で告知
  10. 電話で案内

1. メールを発信

すでにターゲットのメールアドレスの情報がある場合、メールでウェビナーの告知を行います。個別で特定の相手に送ったり、メルマガ会員に一斉送信などの方法があります。過去に接点がある相手なら参加率は上がりやすいです。日頃から興味を持ってくれているメルマガ会員は、告知しやすいメリットがあります。

2. 自社SNSで発信

自社のSNSアカウントでウェビナーの告知を行い、不特定多数に向けて集客する方法があります。SNSは拡散力があり、フォロワー以外のさまざまな層から参加者を集められる可能性を秘めています。

また、参加の前に質問や意見をもらうことも可能です。ウェビナーの情報を追加したり、直接質問に回答したりすれば、参加のハードルを下げられます。

3. Web・SNS広告を出稿

ウェビナーの告知のために、広告を出稿する方法も有効です。WebサイトやSNSなどに広告を出す方法と、新聞やお店などオフラインの場所に広告を載せる方法があります。

メールやSNSとは異なり、広告の出稿費用は発生しますが、ターゲットに合わせた細かい広告を設定できるため、効率のいい集客方法です。

4. 自社サイトやブログで告知

自社サイトやブログがある企業は、そこでもウェビナーの告知が可能です。自社サイトは、告知の方法やデザインの自由度が高い特徴があります。トップページの上段にスライド形式でセミナーの案内を載せたり、申し込みフォームを設置したりして、目立たせることが可能です。広告と違って費用はかかりません。

ただし、開設したばかりの自社サイトやブログは流入数が少ないため、他の集客方法も並行して実践しましょう。

5. ランディングページ(LP)を制作

ウェビナーのWeb集客用に、ランディングページ(以後、LP)を制作する方法もあります。LPは、広告をクリックしたユーザーが最初にたどり着くページです。興味を持った人に参加申し込みなどのアクションを誘導しやすいメリットがあります。

ただしLPは、ウェビナーのターゲットに響く制作が必要です。広告感を感じさせない記事型LPや、デザイン重視のLPなどがありますが、どちらにしても制作ノウハウが求められます。

「LPの作り方がわからない」「そもそもLP制作に手が回らない」という方は、プロに相談する方法もあります。

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6. ポータルサイトのウェビナーリストに掲載

セミナー情報が集まったポータルサイトに、ウェビナー情報を掲載する集客方法もあります。ポータルサイトは、セミナーを探している人が閲覧するため、より周知しやすくなります。興味を持った人から問い合わせや申し込みが来やすいことが、ポータルサイトのメリットといえるでしょう。

ジャンルを問わず幅広くセミナー情報が集まっているサイトもあれば、特定分野に特化したサイトもあり、掲載料は無料と有料とに分かれます。ただし、登録されたセミナー数が多いと、自社のウェビナーが埋もれて閲覧されにくいこともあるため、告知ページのタイトルや内容のブラッシュアップが必要です。

7. プレスリリースでウェビナータイトルを広く告知

プレスリリースでウェビナーを告知する方法もあります。プレスリリースとは、組織が公式に発表する文書のことです。

Webでのプレスリリースの方法は2つあります。

  • 自社サイト内に「プレスリリース」として告知
  • プレスリリース配信サイトで告知

プレスリリース配信サイトには、有料と無料のサイトがあります。有料の配信サイトのなかには、閲覧数の多いニュースサイトなどに転載してもらえることがあるため、より多くの人にウェビナー情報を伝えることが可能です。

8. 口コミを利用する

すでに複数回実施しているウェビナーの場合、口コミを集客に活用しない手はありません。アンケートなどで入手したお客様の声をSNSやLPに掲載して、ウェビナーのメリットや生の声が伝えられます。

「有益だった」という口コミは、参加を迷っているユーザーの背中を押すでしょう。一方で、メリットづくしの口コミは信憑性に欠けるため、デメリットについてもいくつか載せることをおすすめします。また、可能なら参加者インタビューを実施して、口コミを記事化する方法も有効です。

9. ダイレクトメール(DM)で告知

住所情報がある既存顧客に対しては、ダイレクトメールを郵送する集客方法もあります。ウェビナーはオンラインで行われるため、集客もWebやSNSで完結できると思われがちです。でも、見込み客の獲得という点でDMは無視できません。

住所情報まで記録している顧客は、自社と初めてやり取りする顧客ではなく、すでに取引しているケースもあります。担当者がついている顧客もいるので、ウェビナーにも興味を示しやすい傾向です。また紙のDMは後で手に取って読み返せるので、直前で参加申し込みに至ることもあるでしょう。

10. 電話で案内

電話によるウェビナーの案内は、幅広い層に直接アプローチできる集客方法です。

電話案内は大きく2つに分かれます。

  • テレアポ業務:新規顧客に向けたアプローチ
  • テレマーケティング:既存顧客に向けたアプローチ

既存顧客にアプローチをするテレマーケティングと違って、テレアポ業務は幅広い層の新規顧客に向けて、架電でウェビナーの案内をします。すぐに申し込みに至らなくても、多くの人に関心を持ってもらう集客方法です。

ただし、電話は相手が勤務中や忙しい時間帯にかけると、話を聞いてもらえないこともあります。また、架電業務は社員の心理的負担にもなりやすいため、フォロー体制を整えることも大切です。

ウェビナーの参加率を高めるための4つの集客ツール

クラウド
参加者を多く集めるには、ウェビナーの運営管理やターゲットへのアプローチを効率化することも大切です。そこで、以下の順で集客に役立つツールを紹介します。

  1. マーケティングオートメーション(MA)ツール
  2. オートウェビナーツール
  3. セミナーの受付管理ツール
  4. メール配信ツール

マーケティングオートメーション(MA)ツール

マーケティングオートメーションツール(以降、MAツール)は、新規顧客やリピーターの獲得など、マーケティング活動を自動化できるアプリです。ウェビナーを行うツールに連携すれば、サイトの告知ページや申し込みフォームの作成、開催後のアンケートやメール送信などの工程をシステム化できます。

主なMAツールをまとめてみました。

ツール名プラン・月額費用基本機能(各プラン共通)
HubSpot: Marketing Hub(ハブスポット:マーケティングハブ)・フリー:無料
・スターター:6,000円~
・プロフェッショナル:106,800円~
・エンタープライズ:432,000円~
※月契約基準
※オプション選択により変動
・メール配信
・顧客リスト管理
・ランディングページ作成
・Webチャット
・SNS広告管理
・トラフィック分析 など
List Finder(リストファインダー)・ライト:39,800円
・スタンダード:59,800円
・プレミアム:79,800円
※月額費用+顧客データ数とサイトアクセス数による従量課金
・トラフィック分析
・個人解析
・メール配信
・アプローチ管理
・セミナー管理(スタンダードプラン以上)など
BowNow(バウナウ)・フリー:無料
・エントリー:10,000円
・ライト:20,000円
・スタンダード:30,000円
・ビジネス:要問い合わせ
※各プラン顧客数、サイトアクセス数に上限あり
・トラフィック分析
・顧客分析
・メール配信
・顧客リスト管理
・商談履歴管理 など

2. オートウェビナーツール

オートウェビナーツールは、ユーザーの好きなタイミングで録画されたウェビナーが視聴できるアーカイブ配信を可能にします。参加者リストの共有や参加案内、参加後のフォローまで各工程を自動化できるツールが多いです。

主なオートウェビナーツールをまとめました。

ツール名プラン・月額費用基本機能(各プラン共通)
Zoho Meeting(ゾーホーミーティング)・フリー:無料/100名
・ミーティング:15ドル/250名
・Webセミナー:65ドル/500名
※年契約基準(USドル)
・Webセミナー
・画面・ファイル共有
・チャット・メモ
・会議の反応・発言許可
・登録フォームのカスタマイズ
・レポートと分析
・他システムと連携(※Webセミナープランのみ)
Livestorm(ライブストーム)・フリー:無料/30名
・プロ:88ドル/100~500名
・ビジネス:要問い合わせ(~3,000名)
・エンタープライズ:要問い合わせ(~3,000名)
※年契約基準(USドル)
・Webセミナー
・画面・ファイル共有
・レポートと分析
・CRMに統合
・リマインドメール
・連絡先記録
EasyWebinar(イージーウェビナー)・スタンダード:59ドル/100名
・プロ:90ドル/500名
・エンタープライズ:349ドル/2000名
※年契約基準(USドル)
・Webセミナー
・画面・ファイル共有
・再生回数無制限
・参加者数無制限
・チャット

(2022年9月現在)

3. セミナーの受付管理ツール

ウェビナーの運営管理ができる受付管理ツールは、忙しい運営者におすすめです。参加受付からウェビナーの開催、アフターフォローに関わる業務全般をカバーできます。

主な受付管理ツールをまとめてみました。

ツール名プラン・月額費用基本機能(各プラン共通)
Peatix(ピーティックス)・無料イベント:無料
・有料イベント:チケット販売手数料(4.9% + 99円)
・イベント(グループ)作成
・受付対応
・電子チケット発行
・告知ページ作成
・参加者管理
・アンケートフォーム機能
・サイトアクセス解析 など
ChoiceRESERVE(チョイスリザーブ)・プロ:22,000円~
・エンタープライズ:要問い合わせ
※受付数に応じて従量制で課金
※オプションで機能を追加可能
・予約、キャンセル管理
・自動配信メール
・アンケート機能
・メルマガ配信
・顧客(会員)を管理
・計測・分析する など
RESERVA(レゼルバ)・フリー:無料
・シルバー:5,500円
・ゴールド:11,000円
・エンタープライズ:22,000円
・スイート:46,200円
※年契約基準
・自動配信メール
・リマインドメール、お礼メール
・参加者情報を管理
・オンライン決済対応可
・Zoom連携
・キャンセル待ち対応 など

(2022年9月現在)

4. メール配信ツール

メール配信ツールは、ウェビナーの告知に役立つメール送信ができます。参加者リストを一定の条件でセグメント化し、ターゲット別にメールを送ることが可能です。

主なメール配信ツールをまとめました。

ツール名プラン・月額費用基本機能(各プラン共通)
mailchimp(メールチンプ)・フリー:無料/2,500通
・エッセンシャルズ:1,150円/5,000通
・スタンダード:1,750円/6,000通
・プレミアム:34,500円/150,000通
・メール作成、送信
・フォームとランディングページ作成
・基本的なレポートと分析
・メールの予約送信(※エッセンシャル以上)
・カスタマージャーニーの自動化(※スタンダード以上)
Mailwise(メールワイズ)※クラウド版・スタンダードコース:500円/1ユーザー
・プレミアムコース:1,500円/1ユーザー
・メール送受信、一斉送信
・メール1通ごと対応履歴管理
・メールテンプレート
・レポート集計
・業務改善ツール「kintone(キントーン)」と連携
配配メール・Bridge(ブリッジ)
・Premium(プレミアム)
・Standard(スタンダード)
・Light(ライト)
※各プラン要問い合わせ
・メール送信(セグメント、一斉)
・メールテンプレート
・送信リストの一括登録
・開封率チェック
・分析と解析レポート
・メールマーケティング

(2022年9月現在)

ウェビナー集客の成功のコツ

プレゼンター
闇雲に集客方法やツールを駆使しても、コツを押さえておかなければ効果的とはいえません。ウェビナーで集客するためのコツを解説します。

目的とターゲットを設定する

ウェビナーを開催するにあたって、目的と参加者のターゲットを設定することは重要です。新しい見込み顧客の獲得や、既存顧客に新商品への購買意欲を高めるなど、目的によってターゲットと集客手段と変わってくるからです。

まずはウェビナーを開催する目的とターゲットを設定して、集客を行っていくことで集客の効果は高まります。

メリットと内容を明確にする

ウェビナーに参加するメリットやウェビナーの内容は、集客の段階で明確にしておきましょう。ウェビナーのテーマに興味があっても、内容や具体的なメリットが不明瞭だと、ターゲットは参加に踏み切れなくなります。

ウェビナーの参加で得られる情報のほかに、特典やアーカイブの配布などの形に残る具体的なメリットの提示も効果的です。

参加のハードルを下げる

ウェビナーへの参加申し込みや開催中の入室方法で、参加者がつまづくことのないように説明や設計を入念に行いましょう。例えば、申し込みの際に入力するフォームの情報量が多すぎると、参加者が申し込み段階で離脱する可能性があります。参加のハードルを下げる工夫が必要です。

開催時間に配慮し、ウェビナー申し込みは直前まで受付ける

ウェビナーは、開催日時によっても参加者が増減します。そのため、なるべく参加率があがるタイミングで開催しましょう。ウェビナーの開催実績がある企業は、参加者データから適切な日時を分析することがおすすめです。

一般的に、参加者が多い曜日や時間は水・木曜日の10時~12時といわれています。開催の1週間前から当日までに、申し込みをする参加者が多いこともわかっています。参加受付はできるだけ直前まで行うべきでしょう。

対応しきれない業務はプロに代行依頼

ヘッドフォン
ウェビナーの参加受付やリマインドメールなどは、ツールである程度効率化が可能です。しかし、自動化が難しい業務もあります。例えば、ウェビナーで使用するプレゼン資料や、開催後のアプローチです。

質の高いプレゼン資料は、ウェビナーの成功を左右すると言っても過言ではありません。また、開催後のアプローチもリード獲得の点で重要です。メール配信ツールでアンケートを一括送信することもできますが、参加者一人ひとりからヒアリングするなら電話が役立ちます。

これらはどちらも重要な業務ですが、担当者の業務スキルや人的リソースが不足すると、対応できないことがあります。そのような場合には、プロに業務代行を依頼するのも良策です。

ランサーズではプレゼン資料の作成や、テレアポなど架電スキルにたけたプロが所属しています。「優れたプレゼン資料を用意したい」「テレアポは苦手だ」、また「相談だけでもしてみたい」という方は、プロに相談することもご検討ください。

プレゼン資料の作成パッケージを詳しくみる
ウェビナーの架電パッケージを詳しくみる

ウェビナー集客の成功は適切な方法やツール選びから!

ウェビナーにおける集客では、まずは目的と参加者のターゲットを設定して、参加者が得られるメリットを明確にすることが大切です。

ウェビナーは主催者側も手間をかけずに開催しやすい部分があります。参加者側も気軽に参加できるため、上手く集客を行わなければ、他の魅力的なウェビナーとの違いをわかってもらうことはできません。

本記事で紹介した10の集客方法と、効率化ツールを駆使しながら、ターゲットに「参加したい」と思わせる戦略を練ることをおすすめします。参加のハードルは下げつつ、ターゲットにアプローチできる最適な手段を選んで実施していきましょう。

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