セミナー、イベントを対面で開催することが難しくなり、急成長したウェビナー。今までと同じように準備しても成果が見えない時代に突入してしまいました。ここでは、悩めるセミナーご担当者さまに向けて、成果が出るウェビナーツールをご紹介します。
ウェビナーを開催する時のポイント
アクセシビリティ
ウェビナーにおけるアクセシビリティについてのポイントは、参加者がウェビナーの申し込みをするまでのステップや入力が少ないものが重要となります。
ウェビナーを申し込む際、アカウント登録などのステップが多いと入力項目に応じてどんどん離脱されてしまう可能性が増えてしまいます。初参加者の多い、無料ウェビナーなどはURLをクリックしただけで参加できるといいでしょう。
また、マルチデバイスに対応している事も重要です。会場に行かなくてもセミナーを受けることができるということは、移動中や外出先で参加する可能性もあるため、PC、スマートフォン、Padなど、どのようなデバイスでも参加できるようにすることがおすすめです
録画機能
ウェビナーの内容は録画機能を使って録画しておき、アーカイブとして参加者へ共有したり、自社サイトなどで動画を公開することで、プロモーションとしての活用が可能です。
また自社内でも開催したウェビナーは繰り返し確認し、トライ・アンド・エラーを繰り返しましょう。質問が多かった内容などは予め情報として載せておく、事前資料を作成するなどステップアップに役立ちます。
アンケート機能
ウェビナー中にアンケートの入力が可能なウェビナーは、後日メールで送信されるものよりアンケートの回収率が高いといわれています。ウェビナーツールにアンケート機能が付いているものがあるので確認してみましょう。
チャット機能
セミナーの利点は、セミナー中に質問ができることです。ウェビナー中にも質問への回答時間を設け、ウェビナー中に参加者の疑問を解決することが可能。ウェビナー開催中の質問回答は参加者の満足度が上がります。ウェビナー中の質問はチャットなどで受付け、登壇者とは別の主催者が管理、質問の発信をするといいでしょう。
ウェビナーツールの利用率NO.1。Zoomの便利機能とは?
おすすめのZoom便利機能とは?
ウェビナーツールで一番のシェアである、Zoomビデオウェビナーですが、実は無料で利用ができるZoomミーティングとはできることが異なります。
今回はZoomミーティングと重なる部分もありますが、Zoomビデオウェビナーの便利機能を中心にご紹介します。
・メールや登録フォームがカスタマイズできる。
・録画しているウェビナーなどをライブストリーミング、アーカイブ配信が可能。
・挙手、チャット機能
・Q&A、投票、アンケート機能
・画面、資料共有機能
・レポート取得機能
・ホワイトボード機能
これらの便利機能は、ウェビナーが円滑に開催できると同時に、参加者の満足度にもつながります。
You Tubeと連携してライブストリーミング配信も!
Zoom✕You Tubeでライブストリーミング配信を行なうことも可能です。
Zoomで登壇者とパネリストで対談を実施し、参加者はYou Tubeで視聴する。など活用方法は無限大です。
以下の2点は注意が必要です。
・YouTube live配信はライブ配信の24時間前にアカウントの本人確認作業を行う必要があります。
・YouTubeのURLは一度使用すると使えなくなるため、本番用のURLでテスト配信をしないようにする必要があります。
Zoomだけじゃない!おすすめウェビナーツールのご紹介
コクリポ
コクリポは、国産のウェビナー専用のツールのため、ウェビナー用の簡単に始められるツールを探している場合におすすめ。
・ウェビナーの開催日時、概要、タイトルを入力すると、集客用のページを作成できる。
・ウェビナー参加者はURLをクリックするだけで参加が可能。
・マニュアルとサポート、日本標準のセキュリティ完備
・ウェビナー参加者の入退場記録などのデータを管理できる。
・ウェビナー終了後の自動アンケート表示機能によってアンケート回答率のアップが見込まれる。
有料ツールですが、初月は無料でお試しが可能です。
Cisco Webex Events
Cisco Webex Eventsは、高画質、音質のウェビナーが魅力のツールです。
・マルチメディアコンテンツの共有が可能。
・リアルタイムアンケートの実施
・eコマース用の支払い受付機能
・テンプレ化された招待状作成が可能。
・登録、参加データをシステムにエクスポートができる。
有料ツールです。
YouTubeライブ
YouTubeライブは、Googleが提供するYouTube上でライブ配信ができるサービスです。
・YouTubeからパートナーとして承認してもらう必要がある。
・配信動画に保存期限がない。
・スーパーチャットという参加者がウェビナー開催者にお金を送金が可能。
・配信には、ウェブカメラ、モバイル、エンコーダーが必要です。
・配信中のチャット管理が可能。
無料ツールです。
Facebook Live
Facebook Liveは、実名登録が必須のSNS上でライブ配信を行なうため、ウェビナー開催者と参加者のつながりを元に距離の近いコミュニケーションを行なうことができるツールです。
・Facebookのアカウントが必要。
・Facebook内のコミュニティがある場合には、グループ内などで配信することも可能。
・視聴者数、ユーザー名、コメントなどをリアルタイムで確認が可能。
・アーカイブ動画をフィードでシェアすることが可能。
無料ツールです。
ウェビナーは、今まで学生や社会人に向けて行われてきたセミナーの考え方について画期的に変革させました。参加者の場所と時間に制限がつかなくなったため、多くの人が体験しているのではないでしょうか。
今回は、ウェビナーのツールについてご紹介しました。ウェビナーはセミナーのウェブ版なのではなく、新しい共有の形だということを意識してみるとハードルが下がるのかもしれません。
今は、開催者にも参加者にも優しいツールが数多く出回っていますので、必要な機能を兼ね備えたツールに出会えることを祈っています。