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株式会社Pridgeのご利用事例

翻訳・通訳業務のほか、映像制作などを手がける株式会社Pridge。ランサーズを受発注の両面で積極的に活用している企業だ。同社は、自らの強みである語学関連の業務に特化するため、それ以外の業務を全てランサーズでアウトソース化している。その結果、自社リソースの一極集中を実現し、今後の成長が期待される企業だ。同社はいかにして、ランサーズを導入し自社の課題を解決していったのか。同社、取締役代表の根本氏に聞く。

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どのような経歴で今の会社を設立したのですか?

― フリーランス時代から、ランサーズは私の仕事のパートナーでした!

私は元々、アメリカで生まれ、父の仕事の影響で12歳までアメリカや香港で暮らしていました。いわゆる帰国子女です。その後、日本に戻ってからも、インターナショナルスクールに通い、ずっと英語に囲まれた環境で育ったんです。そのため、英語はネイティブレベル。せっかくのこのスキルを活かさなければもったいないと思い、学生時代から翻訳・通訳業務を中心にフリーランスとして活動を開始しました。語学に関する仕事の傍ら、その他の事業もやってみたいと思うようになり、興味のあったWebサイト制作に手を出してみたんです。

が、これがとても難しい……。HTMLやCSSを私なりに勉強し、自ら手を動かして取り組んでみましたが、上手くいかなくて「無理!」ってなっちゃったんです(笑)。Webサイト制作は得意な人にお願いするのが良いと身を持って実感し、外注先を探すことにしました。そこで、もともとクラウドソーシングを知っていたので、ランサーズを使ってみたんです。

私の育ったアメリカでは、クラウドソーシングは非常に一般的なツール。仕事でリソースを確保する方法として、当たり前の手段だったからです。日本で最大級のクラウドソーシングだったランサーズはすぐにネットで見つかり、利用に対しての抵抗はまったくありませんでした。その後はフリーランスとして、受発注の両面で頻繁に利用するようになりました。

ランサーズを活用する前に、どんな事業課題を抱えていましたか?

― 制作会社にうまく依頼ができず、求める成果物が手に入らないジレンマを抱えていた。

数年のフリーランスを経た後、友人の勧めもあり事業を法人化しました。それが今の会社です。語学以外の業務は外注するしかなかったので、付き合いのある制作会社に委託していました。このときはクラウドソーシングではなく、法人である制作会社にお願いしていたんです。

しかし、私のディレクションスキルが不足していたことで、なかなか制作会社に依頼内容を的確に伝えることができませんでした。納品されるものは、どれもイメージと違うもの。ある程度の費用を支払っていたので、設立したての企業としては大きな負担でしたし、納得いく納品物に仕上がらないことはストレスだったといえるかもしれません。

ただ、これは制作会社が悪いわけではありません。適切なディレクションを行なえなかった弊社側に問題があったんです。どうにかしてコスト抑え、弊社のディレクションスキルでも、求める成果が得られる委託方法はないかと考える時期がありました。

どのようにしてランサーズを導入したのですか?

― 多数の提案を集めることで、ディレクションスキルの問題は解決しました。

課題の解決方法として思いついたものがランサーズでした。過去に仕事を受ける立場として利用していた経験があったのですが、発注側としては未経験。一度使ってみようと決心して、導入に踏み切りました。とはいえ、先ほども説明した通り、私にはディレクションスキルがありませんでした。最初から完璧なものをアウトプットしてもらうのは難しいと思い、とにかく多くの提案を集めて選べる状態にしようと、コンペ形式(※依頼から直接提案が出される依頼形式)でデザインの発注をしてみたんです。

最低限必要な内容を伝えるだけという、非常にざっくりとした発注方法だったと思います。ですが、多くの提案が集まり、結果としてその中から理想とするデザインに出会うことができました。この過程で気付いたことは、私にディレクションスキルが不足していたというよりも、発注側は案外、何が欲しいのか自分でも分かっていないということです。

私のような発注側にとっては、多くの提案を見たうえで最適な物を選ぶことが合理的。多くの提案を見ることで、自分の求めていたものが何かに気付くことができました。

― 不足していたディレクションスキルは、利用を繰り返すことで身に付きました。

具体的な要件を詰めずに依頼を行なうと、その分、ランサーから細かな質問をもらいます。質問に対してできる限り丁寧に答えていくのですが、その過程で自然にディレクションスキルが身に付いたように思います。どうしても制作会社に依頼をすると、ノウハウは制作会社の中に蓄積されていきますよね。そのため、私自身のディレクションスキルは低いままでした…..(笑)。

でもランサーズを利用することで、作り手がどんな情報を求めているのかが分かるようになる。ランサーは発注側がどんなことを求めているのか、できる限り具体的にしてから制作に取り掛かろうとします。自然と細部まで質問を受けて、一つ一つに回答していくと、こちら側も頭のなかが整理されていきますし、次からは予め伝えることができるようになるんです。この繰り返しによって、私のディレクションスキルは向上したと思います。

ランサーズを活用することで、課題はどうなりましたか?

― 自社の得意分野にリソースを集中することで、企業の成長を加速化。

現在では自社の得意とする語学に関する業務以外は、すべてアウトソースしています。まあ、これは私の得意なこと以外は取り組まない性格が影響しているとは思いますが……。(笑)この性格が幸いして、自分の力を最も発揮できる分野に対して、時間を充てることができているんです。

自社の武器とする分野にリソースを集中させ、それ以外は外部に任せる。この体制を上手く構築できれば、強みに特化した成長を実現できるのではないでしょうか。特に私たちのような設立したての小規模法人の場合、「選択と集中」を行ない、一気に事業拡大させることが重要だと思っています。

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