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士業入りチームが専門記事を丸ごと制作!ランサーズ ディレクションパートナー活用事例

 

Lancers ディレクションパートナーは、各カテゴリの専門性を持ったランサーズ公認パートナーにディレクション業務を発注でき、パートナーがランサーへのアサインや進行を代行するサービスです。

ディレクション業務を発注することで、お客様のニーズに合わせた座組を外部に持ち、ディレクションにかかる工数を削減できます。クライアントが自身のコア業務に集中できること、アウトソーシングに関する相談窓口を持てることもメリットです。

個人資産管理サービスおよび法人向けクラウドサービスの開発・提供をしている株式会社マネーフォワード様にLancers ディレクションパートナーをご利用いただいています。自社オウンドメディアにて、高品質な監修付きの記事をはじめ、ホワイトペーパーの制作にまつわるディレクション業務を依頼されています。

今回は、担当者の株式会社マネーフォワードの林遼平様と一柳貴洋様、ディレクション業務に対応されているパートナー・株式会社イングクラウドの石川優貴様にインタビュー。Lancers ディレクションパートナーを活用しての変化や、パートナーとして意識されていることなどを伺いました。

──本日はよろしくお願いします。まずは、担当されている業務について教えてください。

林:株式会社マネーフォワードの林と申します。弊社では大きく二つの事業を展開しています。一つはお金・資産を一括で管理できる「マネーフォワード ME (ミー)」、もう一つはバックオフィス向けの作業を効率化し、トータルサポートができる「マネーフォワード クラウド」です。私たちは「マネーフォワード クラウド」のメディアを担当し、数多くのプロダクトを横断しながらSEOを担当する部署に所属しています。

一柳:株式会社マネーフォワードの一柳と申します。私も林と同じ部署に所属し、個人事業主様向けの会計ソフト「マネーフォワード クラウド確定申告」や、会社設立サービスの「マネーフォワード クラウド会社設立」のSEOを担当しています。

石川:株式会社イングクラウドの石川と申します。弊社は主にBPO(Business Process Outsourcing)や記事コンテンツの制作を、フリーランスの方とチームを組んで行っています。現在では、マネーフォワード様の人事労務領域をはじめとするオウンドメディアの記事制作にて、パートナーとしてディレクション業務を担当しています。

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「Lancers ディレクションパートナー」活用のきっかけは、士業様による監修と、コストパフォーマンス

──約一年Lancers ディレクションパートナーをご利用いただいています。フリーランス外注へのきっかけを教えてください。

林:大きく二つあります。一つ目は予算です。一般的な監修付き記事の制作を1本あたり約3万〜4万円で依頼しようとすると、発注できる制作会社様が見つかりにくい状況でした。ディレクションパートナーの場合ですと、弊社の予算に合った依頼ができたため、コストが抑えられると思いました。

二つ目は、士業様とアライアンスを結び、コンテンツの監修や記事執筆をしていただけるからです。弊社のコンテンツは、会計や人事労務など、専門的な内容に関するものが多いため、士業様に監修していただかないと、誤った情報を公開してしまう恐れがあります。正しいコンテンツを作成するためにも、士業様とアライアンスが結べ、アサイン〜監修〜執筆まで、柔軟に対応していただけるサービスを希望していました。

株式会社マネーフォワード 林遼平様

 

──サービスを利用して、どのような変化がありましたか?

林:毎月平均約40本の記事コンテンツ、ホワイトペーパーの原稿1本を制作いただいています。依頼を継続し、記事公開を進めることで、トラフィックは右肩上がりで推移しています。具体的には前年比と比べて30%ほどの上昇です。コンテンツによるSEO対策の効果は着実に出ており、制作していただいている記事の品質も完璧で、工数面に関しても不満はありません。成果が出ているので、非常に嬉しく思います。

これまでもランサーズを利用したことはあったのですが、石川さんに窓口になっていただいたことで、これまでの流れややり方を踏襲しつつ、プラスアルファのアドバイスをいただきながら、ご相談ができるようになりました。仕事の流れは変わらずに、密にコミュニケーションが取れるようになったので非常に助かっています。

一柳:私は今年の6月からご一緒にお仕事をさせていただいており、イングクラウド様と良い信頼関係が生まれ、作業効率化に繋がっていると実感しています。

特に構成案の作成が効率化されていると感じます。私は前職でも記事を発注する側の業務を担当していたのですが、当時は構成案をライター様にお渡しする際に、ライター様が間違わないように細かく設計していたので、1本作成するのに毎回約60〜90分かかっていました。

ですが、ディレクションパートナーサービスを使い始めてからは約10〜20分で作成した簡素な構成案をお渡しするのみで、そこからイングクラウド様が士業様の監修も終えたうえで、記事として納品してくださいます。最初はかなり感動しましたね!また、Google スプレッドシートで記事やスケジュールの管理をしてくださっていて、個別連絡が不要なところも時短に繋がっています。

弊社側の効率もアップし、新規案件への挑戦ができるようになりました。安心して多くのコンテンツ制作を依頼できています。

林:ランサーズの利用経験があったからこそ、ある程度使い方は理解していました。そうした背景もあり、スピーディーに要件が伝えられたとは思いますが、簡素な状態でも完璧にコンテンツを作ってくださるので、私も驚いています。

現在では、人事労務の基礎知識コンテンツをはじめ、 Money Journey(お金に関するお役立ち情報メディア) 用語集(専門用語集でAI生成した後の人間検品)などの幅広いコンテンツ作成・検品業務を依頼しています。

株式会社マネーフォワード 一柳貴洋様

高品質キープのカギは、士業専門家ランサーのアサインと、ディレクターの素養

──高品質な制作物を作るために、日々意識していることを教えてください。

石川:新規でご相談いただく際は、ざっくばらんにお客様とお話をさせていただいたり、案件に長く携わっているフリーランスメンバーに相談をしたりし、ベストな運営を考えていきます。

他にはアサインした士業様がホワイトペーパーを作成するときに、細かい部分まで対応できない場合は、弊社の人間を間に入れてクオリティをカバーするようにしていますね。目標達成に向けて、自分たちが提供できることは何かを考え、メンバーに共有しています。

──ランサーズ上では士業の方をはじめとする、専門スキルを持った方は見つけやすいのでしょうか?

石川:ランサーズに登録されている士業様は多く、専門スキルを持った方が見つけやすいと感じています。今はできるだけ一緒に仕事をする士業様を増やしたく、ランサーズ上で探しているのが現状です。

ただ、中にはすでにマネーフォワード様と契約されている士業様もいらっしゃると伺っているため、コミュニケーションやディレクションで齟齬がないように注意しています。現在は税理士の方3名、社労士の方を2名アサインしていますが、案件が増えてきているので、さらに新規で2名追加させていただきました。

──どのような座組によって、マネーフォワード様の案件が支えられていると思いますか?

石川:個人的にはディレクション担当者の品質や素養が、案件を支える大きな力になっていると思います。もちろん、専門的な知識やスキルがあるライター様をアサインしていますが、ディレクション側のスキルが低いと、コンテンツの品質保持は難しいと感じています。

ディレクターはマネーフォワード様からいただくヒントを元に、1を10にできるかが非常に重要です。弊社に属するディレクターは複数名いますが、毎回案件に合うメンバーを選出し、信頼できる座組を組めていることが案件を支える根っこになっていると思います。

株式会社イングクラウド 石川優貴様

さまざまなフリーランスを抱えているプラットフォームは強い

──オウンドメディアも情報アップデートのスピードと高い質が問われる時代です。その中でフリーランスはどのように活用できると思いますか?

林:情報スピードが早い現代では、メディア内でも毛色を変えたコンテンツを制作していく可能性があります。その際に、柔軟に対応してくれるライター様や士業様が多いプラットフォームは活用しやすいですね。さまざまな方が登録されているからこそ、臨機応変に対応してくれる人材の豊富さはメディア業界にとって心強いです。今後も活用したいと考えています。

また、クラウドソーシングは、自主的に副業したい・働きたい意欲のある方が多く、意識的にもミスマッチが起きづらいです。お互いのやりたいことができる点が、フリーランスを活用する魅力だと思います。

石川:そうですね、特にSEOの分野では情報の更新頻度も重要になってきます。記事のクオリティが高くても情報が古くなり順位が下がってしまうことも多いため、最新情報を入れ、更新頻度を保つことが必要になります。ですが、最新情報を常にキャッチアップしていて、且つ高い頻度で書ける人はあまりいません。ニーズにマッチした人材を探す場合に、フリーランスを活用するのは非常に良いと思いますね。

──最後に、マネーフォワード様にはAI生成した文章の人間検品作業などもご発注いただいています。AIとフリーランスのリソースを掛け合わせていく方法は、今後も発達していくと思われますか?

林:AIとフリーランスの掛け合わせは今後も続くとは思うものの、あくまでAIはサブのポジションであると思います。弊社でもChatGPTを使ってコンテンツ制作をしたことがありますが、情報が古かったり、間違っていたりし、結局人間の手によって修正した部分が大量にありました。

石川:あるあるですよね(笑)。私もChatGPTを試してみましたが、情報に違和感がありますし、言葉に「体験」が伴っていないとも感じました。生の言葉がないと読者に発見や行動を促すことは難しいため、記事コンテンツのベースとしてAIは利用できても、最終的に人間が編集する必要があると思います。

林:そうですよね。AIはスタート地点を作ってくれる印象が強いです。アウトプットを任せるのではなく、あくまで対話相手として案を出してもらい、そこから自分たちで広げていくのがいいかもしれません。

 

林様、一柳様、石川様、ありがとうございました。

ライティングや大量タスク、プロジェクトの進行などのディレクション業務を担う、Lancers ディレクションパートナー。「多くの人材に仕事を依頼したい」「複数職種の依頼がしたい」など、お悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。

◆今回担当されたパートナー様:株式会社イングクラウド
石川優貴様
https://www.lancers.jp/profile/icpp-cr

◆Lancers ディレクションパートナーの詳しい内容はこちらから
https://hosting.lancers.jp/lp/dpp/

取材:ランサーズ株式会社

文:田中青紗
https://www.lancers.jp/profile/sayakatanaka
テレビ番組制作会社の勤務を経てフリーライターに。インタビュー記事、エッセイ、コラムなどの執筆をしています。

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