月30万円、毎日午前中だけ。増やさない、今の働き方が自分らしい。

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その年度で活躍されたフリーランスを表彰する『Lancer of the Year』。2016年度の受賞者のひとり、細山りささんは奈良にお住まいのフリーランサーです。受賞後には目に見えて仕事の依頼が増加し、パート時代を大きく上回る時給を得ています。タスクワークから幅を広げ、現在はライティングの案件を中心におこなう細山さんに、ランサーズを始めたきっかけから受賞後に訪れた変化について伺いました。
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『Lancer of the Year 2016』受賞後の変化

『Lancer of the Year 2016』受賞者の細山りささん。当時はタスクワーカーとしての受賞でしたが、現在はタスクに限らず、ライティングでも活動しています。

ランサーズは2012年、ご主人の勧めで始めたのがきっかけ。以前は金融機関でのパート業務に従事していました。ランサーズと出会い、タスクワークでの実績を積み、受賞時にはパート時代に比べ時給換算で約3倍に。受賞後には約5倍の報酬を得るまでになりました。

今回は、細山さんの『Lancer of the Year 2016』受賞後の変化ついてのインタビューをお届けします。

自身の性格を考えると在宅ワークがベストだった

ーーランサーズとの出会いはどういったものだったんでしょうか。

ランサーズを始める以前は、金融機関でパートをしていました。でも、私はストレスを感じやすいタイプなんですね。仕事のためには、我慢して他人とうまいことやっていく部分も必要だと思うんですが、そういったことがあまり得意ではなくて。

それで違う仕事を探そうと思ったんですけど、結局パートしかない。どうしようかなと焦っていた時に、主人から「やってみたら?」と勧められたのがランサーズとの出会いです。それが2012年頃ですね。主人は新聞記事かなにかでランサーズを見たことがあったようです。

主人から話を聞いてその日のうちに始めてみたんですが、すぐに稼ぐことができたんです。もちろん初めは少額でしたが、これは自分に向いているかもしれないと思い、次の日からコツコツとやり始めました。そうしたらすぐにパート時代の月収を超えるほどの金額になったんです。もうパートはせずにこれでいこうと決めて、本格的にやり始めました。

ーー2012年にランサーズで活動を始められて、2016年の『Lancer of the Year』を受賞されていますね。

コツコツとタスク案件を積み重ねていったら、『Lancer of the Year』に声をかけていただいたんです。その頃は結構な作業量でしたね。

ただ、どんな案件でもやるということではなくて、自分なりに案件を選んではいました。あまり専門知識を必要としないもの、自分がすでに持っている知識を生かして詳しく調べなくてもすらすら書けるものなどを率先してやっていました。そのころは時給に換算すると1,000円くらい。それで、一日5~6時間の作業でした。

ーー始めた当初から、時給で換算されていたんですね。

金融機関でのパート時代の時給は、絶対にクリアしようと思っていたんです。そこを超えないと辞めた自分が悔しくて。負けた感じがするじゃないですか(笑)。

それに、パートだと通勤時間なども含めて考えれば時給はもっと低くなるはずですよね。クラウドソーシングにはそれがない。これは良いと思い、ハマっていきましたね。

タスクワーカーからの転身

ーー『Lancer of the Year』受賞後に変化はございましたか。

受賞後も基本的にはタスクワークをメインにおこなっていたんですが、ライティングのお仕事にも積極的に提案をし始めました。すると少しずつトライアルでの記事が通るようになり、継続でお仕事をいただけるクライアントさんとも出会うことができました。直接お声がけいただくライティングのお仕事の数も増え、30万円をコンスタントに稼げるようになっていったという流れです。

現在では継続のクライアントさんとのお仕事が多く、長期に渡りご一緒させていただいています。

ーー受賞後には周りの方にもランサーズを紹介し、その方もご活躍されていると伺いました。

私の大好きなお風呂屋さんで出会ったご婦人は現在60代なのですが、初対面の際に、「どういったお仕事をされているんですか?」という会話がきっかけで、私がランサーズで活動していることをお話ししたんです。

ご婦人も、ランサーズのことは知っていて、気になっているとのことだったのですが、始めるきっかけを探していたようでした。そこで当時の私の仕事状況をお話ししたら、「じゃあやってみるわ」と。

その方は、以前、新聞社でコラムなどを執筆なさった経験があったそうで、すぐに継続でご一緒できるクライアントさんとも出会い、今では認定ランサーにもなられたそうです。それを聞いた時は驚いたと同時に、すごくうれしかったですね。大げさかもしれませんが、誰かの人生を変えるような決断の、背中を押せて本当に良かったと思います。

ご婦人に紹介した後に、実は自分の娘にもランサーズを紹介しました。そうしたら娘もすぐに信頼できるクライアントさんと出会うことができたようです。ゆったり自分のペースでやってはいるようですが、ちゃんと稼げているようですし、紹介して本当に良かったと思っています。運もあったと思いますが、二人とも始めてすぐにクライアントさんが見つかるのはすごいなと思いますね。

二人とは、案件を紹介しあうこともあります。「この案件はおすすめ」などの情報の共有や交換をしたりしますね。こういった情報はやっている人にしかわからないですから(笑)。

信頼の醸成と徹底的な効率化

ーー仕事をする上で、普段から意識されていることはありますか。

仕事は朝の6時半から始めて、休憩をはさみつつ9時には終わるようにしています。そのほうが効率がいいんです。9時以降はパソコンは開けないようにして、以降はタブレットを持ち歩いて、メッセージはすぐに返信できるようにしています。案件探しなども基本的にはタブレットを使って、お風呂上りやスキマ時間に探しています。

ーーたとえば、今の作業時間をもっと増やせば報酬はより増やせるかと思うのですが、そういったことはあまり考えませんか。

今は子供たちも自分の手を離れましたし、自由な時間もあるので、作業時間を増やせば、より多く稼ぐこともできるかもしれません。ですが、以前、一日の執筆本数を増やしてみたところ、やはりしんどい部分もあって。

執筆本数は変えずに、同じ時間でより多くの報酬を得ようと考えると、単価を上げるしかありません。しかし、単価を上げるとなると、やはり自分の専門分野や、すでに知識を持っている部分以外での執筆が必要になり、リサーチや取材なども必要になってきます。

自分の知識がない部分にトライして、自身の専門性をより広げていく、深堀りしていくというスタイルももちろんあると思います。ですが、私の場合は、自分にとって心地良いやり方、効率や工数を考えると今が一番ということですね。

ーー今のライフスタイルを送ることができている大きな要因は何でしょうか。

クライアントさんのおかげですね。私のやり方、進め方と合うクライアントさんに出会えたのが大きいかなと思います。

やり方は、何を求めるかによっても変わりますよね。自己実現の場所としてなのか、お金を稼ぐ場所としてなのか。私の場合はお金を稼ぐことを重要視しているので、自然と効率や工数管理というほうに目が行くんだと思います。

もちろん、リサーチの過程で新たな学びを得ることや取材することで人に出会えるということもあると思います。私はそういう部分よりも、自分の時間や家族との時間をできる限りたくさんとりたい。そう考えると今の仕事の仕方、スタイルが一番自分に合っていますね。

今後は、さらに工数管理を突き詰めて、効率化を極めたいと思っています(笑)。

ーー始めたばかりの方にアドバイスはありますか。

たとえば高学歴であるとか、高度な専門知識があるとか特殊スキルがあるとか、そうじゃないとできない、稼げないと思っている人も多いと思います。もちろん、そういったことがプラスに働くことは大いにあるとは思いますが、ないとダメということは決してない。やっぱり、信頼できるクライアントさんとの出会いと、いかに信頼関係を築けるかですね。

その人が信頼できる人物かどうかは資格を見ただけではわかりません。信頼してもらえる振る舞い、言動といったものが重要だと思います。信頼を積んでいくこと、そしてそれを見えるようにすることが重要です。オンラインだとかオフラインだとか、実はあまり関係ないですよね。

(おわり)

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